気ままに映画メモ

アクセスカウンタ

zoom RSS ☆「素晴らしき哉,人生!」メモ

<<   作成日時 : 2006/01/10 12:25   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 16

画像
It's a Wonderful Life
製作年度/ 1946年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 130分
監督/ フランク・キャプラ
製作総指揮/ −
原作/ フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン
脚本/ フランク・キャプラ 、フランセス・グッドリッチ 、アルバート・ハケット
音楽/ ディミトリ・ティオムキン
出演/ ジェームズ・スチュワート 、ドナ・リード 、ライオネル・バリモア 、ヘンリー・トラヴァース 、トーマス・ミッチェル
【DVD】
++++++++++
昨年のクリスマスに観た「34丁目の奇跡」の記事に,クリスマス映画といえば「素晴らしき哉,人生!」でしょう,というコメントをもらいました.それで早いうちにと思い,正月中に観た映画です.
「素晴らしき哉、人生!」は,1946年,ちょうど終戦の翌年に作られたモノクロ映像の古い映画でした.しかし,今でもアメリカでは毎年クリスマスの日に必ずテレビ放送される映画の一つのようです.
監督はフランク・キャプラ.彼の作品は今まで未見ですが,彼は「或る夜の出来事」(1934),「オペラハット」(1936),「我が家の楽園」(1938)で,3度のアカデミー監督賞を手にした監督です.

アメリカのとある田舎町の話.雪の降るクリスマス・イブの夜,一人の男が自殺を図ろうとしているようです.彼の家族,そして友人達は彼の身を案じて神様に祈りを捧げています・・・

一転して,いくつかの星がときどき強い光を放つ宇宙が映し出され,話し声も聞こえてきました.何だろうと思い見ていると,実は強い光を放つ星は神様たちで,彼らの協議する風景を捉えたものでした.その協議内容は,自殺を図ろうとしているジョージ・ベイリーという男を助けようというもの.そして,彼を救うのに選ばれたのは2級天使のクラレンス.彼は200年以上天国にいるとぼけたおじいちゃん天使.神様はクレランスにジョージを救うことが出来たら翼を授けることを約束します.

それから,地上に話が戻り,神様がクラレンスにジョージのこれまでの人生を説明するという形式で物語が進行していきます.
いくつかのエピソードをとおして,少年期,青年期そして現在が描かれます.
彼には子供の頃から,町から抜け出して世界一周をする,という夢がありました.
でも,彼は様々な事情によって夢の実現を断念します.彼の誠実でちょっとお人好しな性格がそう彼に決意させているようです.
それでも,自分が大好きだったメアリーと結婚し,4人の子供にも恵まれ,暖かい家庭を築きました.さらに,彼には心から信頼できる友人もいますし,彼は周りの人たちに慕われている存在です.
しかし,ある日,彼に自殺を図ろうとした原因でもある人生最大の危機が訪れます・・・

「素晴らしき哉,人生!」は大人のためのメルヘン.
この映画でキャプラは,ジョージのこれまでの人生のエピソードを丁寧に,温かくそしてコミカルに描いています.そのコミカルさはほのぼのとしたもので,ちょっと懐かしい印象を受けました.
特に,ジョージとメアリーとの恋愛模様は,キャプラの演出が冴え,彼の愚直さが微笑ましく描かれています.
メアリーはジョージの仕草を見ながら,彼が自分のことが好きであることをかなり的確に捉えている様子.メアリーも彼が好きなので,それとなく誘いをかけますが,彼には伝わりません.ジョージの頭の中は彼女のことで一杯のために,周りの空気がまったく読めないのです.
オンボロ屋敷の窓に向かって石を投げて願い事をするエピソード,自分の弟の卒業祝いを抜け出してメアリーの家を訪問するエピソード・・・
初々しくて,思わずにやりとしてしまいました.

この映画の後半では,2級天使のクレランスが現れて,自殺を図ろうとしたジョージに向かって,もしこの世にあなたがいなかったら,あなたのどんな些細なことも,人とのどんな小さな関わりも起きない,という事実を突きつけます.
その上で,自分の人生を嘆くジョージに,これまでの人生の素晴らしさをユーモアを交えながら暖かく示唆しているところが魅力的に描かれていました.
最後に,ジョージのためにクレランスが残していったマーク・トゥエインの「トム・ソーヤの冒険」にも,以下のようなメッセージが書かれていました・・・

“Remember no man is failure who has friends. Thanks for the wings!”

素晴らしき哉,人生!
心の底からそう思えるような人生を築いていきたいものですね・・・


素晴らしき哉、人生!@映画生活

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
<素晴らしき哉、人生!>
1946年 アメリカ 130分  監督 フランク・キャプラ 脚本 フランク・キャプラ  フランセス・グッドリッチ    アルバート・ハケット 撮影 ジョゼフ・バイロック  ジョゼフ・ウォーカー 音楽 ディミトリ・ティオムキン 出演 ジョージ・ベイリー:ジェームズ・スチュワート    メアリー・ハッチ・ベイリー:ドナ・リード    ポッター氏:ライオネル・バリモア    クラレンス:ヘンリー・トラヴァース    ベイリー叔父さん:トーマス・ミッチェル    クリスマ... ...続きを見る
楽蜻庵別館
2006/01/19 21:20
(今日の映画) 素晴らしき哉、人生!
素晴らしき哉、人生! It's a Wonderful Life 公開: 1946年 ...続きを見る
Kozmic Blues by TM
2006/03/02 19:12

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
ご覧になりましたね「素晴らしき哉、人生!」。
ストーリーを思い出すだけで自分なんかは、ウルウルしてきます (^^;;
この映画、若い人にも人気があるのは、一種のパラレル・ワールドが出てきてSF的だからでしょうか。

キャプラ監督には他にも素敵な映画がいっぱいあるので、ぜひ、ご覧になって下さい。
彼の映画は、日本人にはピッタリの人情喜劇が多くて、世知辛い世の中の一服の清涼剤。
「世の中も捨てたものじゃないね」という気分にしてくれますよ (^^)
タラララ
2006/01/10 13:53
毎年クリスマスの頃になると、この映画とか、新旧<三十四丁目の奇蹟>のどちらかとかがTV放映されるので、なんとなく見ています。
<素晴らしき哉、人生!>のジョージがいなかった場合の世界をみると、自分が生まれなかった場合を思い、そのほうが周りがしあわせ…と、自信を失います。
どちらかというと<三十四丁目の奇蹟>のほうが好みです。
<ダイハード>のほうがクリスマスって感じがするなんていうと、叱られそうですね!
みのり
2006/01/10 23:31
タラララさん,こんばんはっ!
正月に見たのですが,時間が取れなくて,今頃,記事になりました.

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」でのコメント・・・
この映画を観て感じたことです.
これがカラーだったらもっと良いのに〜というのが私の感想です(^o^)

>この映画、若い人にも人気があるのは・・・パラレル・ワールド・・・
パラレル・ワールドという発想は全くありませんでした・・・(^^);
若い人に人気があるのは,“パラレル・ワールド”よりも“世の中も捨てたものじゃない”って方なのでは・・・(^^)v
しゅー
2006/01/11 02:50
みのりさん,こんばんは!
>自分が生まれなかった場合を思い、そのほうが周りがしあわせ…と、
な,なんと・・・それはないですよ・・・(^^);
みのりさんがいなければ,コメントももらえないし,私はこうやってコメントも書けないわけで・・・少なくとも,私は幸せを貰っているわけです・・・(^o^)
><ダイハード>のほうがクリスマスって感じがする・・・
ふむ,ふむ,・・・なるほど.
みのりさんの観る映画って,結講,アクション系多いですものね(^^)v
しゅー
2006/01/11 03:00
コンビニで 「りぃぐおぶ れぢぇんど」こおてきて
観た・・・

ショーン・粉練さんは やっぱ良いなぁ〜
999円て なんやねん・・・

関係ない “〆(^∇゚*)カキコ♪ ばっかで
ごめんしてね

私のしわ寄せをあげましょう
黒一
2006/01/11 21:56
しゅーさん、おひさしぶりです。
このところ小さな孫が来て疲れ果てています。

ジェームス・スチュアートは私も好きです。
でもこの映画は見ていません。
どこかで見つけたら見ることにしましょう。
私が好きなのは「シェナンドー河」です。
すごく感動したのははるか昔に見たときで、
何年か前に見たときはそれほどの感動は
ありませんでした。
20年もたったら自分自身がかなり変わって
しまったんだと感じました。
そよ風
2006/01/12 08:12
黒一さん,おはようっす!
コメントありがとさんです.

リーグ・オブ・レジェンド・・・
たしかにショーン・コネリーは格好良かったですね〜(^^)v
でも,映画はひどかった・・・ショーン・コネリーが,こんな映画にでるのっ,て感じでした(^^);

999円・・・
うちの彼女は,ついこの間,本屋で「レベッカ」をなんと500円で買ってきました.
本当に安くなりましたね・・・いいことなのか,悪いことなのか・・・(・_・?)
しゅー
2006/01/12 08:36
そよ風さん,お久しぶりです!
ジェームス・スチュアート・・・
ヒッチコック監督の映画に良く顔を出す俳優さんという印象があります(^o^)
「知りすぎた男」,「裏窓」,「めまい」・・・でも,私にとって彼が一番良かったのは「グレン・ミラー物語」です!

>「シェナンドー河」・・・20年もたったら自分自身がかなり変わって・・
昨年,薬師丸ひろ子主演,深作欣二監督の「里見八犬伝」を再鑑賞しました・・・この映画はおよそ20年前に見た映画.
当時は魅力的な映画だったのですが,再鑑賞してみて非常にがっかりしました.
“なぜ,七犬士たちは若い二人の恋愛のために命を賭けたのだろう”ってところが引っかかってしまって・・・(^^);
ついこの間,TVで放映された方は,結構,オリジナルに近かったみたいですねっ!未見ですが,そちらならば今の私でも楽しめるかも・・・(^o^)
しゅー
2006/01/12 09:04
しゅーさん こんちは!
「素晴らしき哉、人生!」はたぶん見てなかったです(笑)
フランク・キャプラの「ある夜の出来事」はリバイバルで映画館で見ました クラークゲーブルの味が良く出た作品だと思います

ジェームズ・スチュワートの「スミス都に行く」も良かったです
アメリカの民主主義について考えさされる良い映画だと思います
ラストの熱弁をふるう姿は今も良く覚えております
たしかビデオに録画したような記憶がありますが・・ベーター方式なので見れるかどうかです(笑)

グレン・ミラー物語のスチュアートも良かったですよね!
テス(nosaman)
2006/01/12 12:48
テスさん,こんばんはっ!
私は,フランク・キャプラの作品は,「素晴らしき哉,人生!」が初めてでした.
もしかしたら,子供の頃,彼の作品をTVで観ているかもしれませんが・・・記憶には残っていません.

スミス都に行く・・・
名前は良く耳にします.かなり良い作品のようですねっ!
でも,レンタルショップに行くと,
モノクロ映画は敬遠してしまうので・・・未見です(^^);

>ベーター方式なので見れるかどうかです
私もむかしβでした.
よく録画しましたが,もう観ることはないと思い,
だいぶ前に処分してしまいました・・・
よほど,こだわりがないと,見ることは困難ですよね〜(^o^)
しゅー
2006/01/13 02:46
モ、ダメ...(o_ _)/[壁]
いろんな カタカナ俳優さんや監督名が
出てくるけど みんな しらないや…

(^∇^)アハハハハ! そんなのこだわってないよ〜
開き直り〜

素晴らしき哉 コロスケなりよ〜

お邪魔しました… ちょっと 灰になってるもんで
ほなっ
黒一
2006/01/14 00:25
黒一さん,こんばんは!
>お邪魔しました… ちょっと 灰になってるもんで
酒の飲めない黒一さんがhighになっているとは,
さぞかし良いことがあったのでしょうね〜
もしかして・・・(^^)v

灰・・・
字が悪いですね〜,気分が灰色になっている,って風に読むと,ぜんぜん印象が違ってくる・・・俳,盃,杯あたりが良いかも(^o^)
しゅー
2006/01/15 00:01
しゅうさん、わたしもこの作品の感想を書いてみました。
時間のある時、読んでください。
みのり
2006/01/19 21:18
こんばんは,みのりさん!
了解しました.
さっそく読みに行きたいと思います(^^)v
しゅー
2006/01/20 01:14
はじめまして、「素晴らしき哉、人生」で検索してたどり着きました。

 私もこの作品を初めて観たときの感動は忘れられず、ここ数年この時期になると観ているんです!

 絶望になったときこそ自分という存在を冷静に考えることが必要なんですね〜、ラスト・シーンはいつ観ても涙が止まりません。

 私も今回この映画を記事にしました〜よろしかったら一度いらして下さいね〜ではまた♪

http://lucy-diary.cocolog-nifty.com
ルーシー
2006/12/20 20:44
ルーシーさん,こんばんは&ようこそ♪
>絶望になったときこそ自分という存在を冷静に考えることが必要なんですね〜
これがまた難しいんですよね〜(^^);

自分のような人間でも何らかの形で人の役にたっている・・・
そう思うと希望が湧いてきますよねっ!
そんなふうに感じさせてくれる作品でした(^o^)
しゅー
2006/12/21 01:01

コメントする help

ニックネーム
本 文
☆「素晴らしき哉,人生!」メモ 気ままに映画メモ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる