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zoom RSS ☆「電車男」メモ

<<   作成日時 : 2006/04/01 23:41   >>

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画像
製作年度/ 2005年
製作国/ 日本
上映時間/ 101分
監督/ 村上正典
製作総指揮/ −
原作/ 中野独人
脚本/ 金子ありさ
音楽/ 服部隆之
出演/ 山田孝之 、中谷美紀 、国仲涼子 、瑛太 、佐々木蔵之介
【DVD】
++++++++++
2チャンネルという巨大掲示板から生まれた物語.
小説が話題になり,それから漫画,映画さらにはTVドラマが作られました.
映画「電車男」はテレビ連動企画物としてクランクインから公開まで約2ヶ月間で製作されたスピード作品.おそらく話題性頼みの安っぽい映画だろうと想像しつつも,公開当時から,ちょっと覗いてみたいと思っていた映画です.

主人公は“彼女いない歴=年齢”という冴えないロボットアニメ系のヲタク.
職業はシステム・エンジニアで,人付き合いがかなり苦手な青年のようです.
そんな彼が,ある日,電車の中で酔っ払いに絡まれていた女性を助けました.
彼は,その出来事を,インターネットの住人たちに報告.
後日,彼女からお礼にエルメスのティーカップをもらうが,彼はどうしたら良いか判らず混乱します.
ネットの住人たちは,主人公と助けた女性との関係を発展させようと様々なアドバイスを開始.
そして,知らず知らずのうちに,彼の事の成り行きを見守り,応援するようになる.いつしか,主人公は“電車男”,彼女は“エルメス”と呼ばれるようになるのですが・・・

監督は村上正典.これまで数々のTVドラマの演出や監督を手掛けてきたようですが,劇場映画はこれがはじめて.ドラマで培ってきた演出を上手く映画にハメ込み,突貫工事にも関わらず,テンポの良い,面白い映画に仕上げました.

物語の本筋は,電車男とエルメスのちょっと奇妙なラブ・ストーリー.
でも,それ以上にネットの住人たちと電車男のやりとりの映像化が見どころになっている映画です.
画面を分割して一人ずつ写して会話するシーンは,一人でパソコンに向かっていても,向こうにたくさんの住人がいる雰囲気を上手く表現.書き込みの合間に見せる住人たちのコミカルな日常や,意味深な立場などは,無駄なく,しかも判りやすく紹介されています.
会話のない冷めた夫婦,看護婦,サバイバル・ゲーム(サバゲー)好きの3ヲタク,ひきこもり・・・電車男の本筋と並行して,彼らのサイド・ストーリーも展開していきます.
途中に挿入されるサバゲーをイメージさせるアートや言い回しを映像化したコミカルなシーン,駅の向こう側のホームからネットの住人たちが電車男に呼びかけてくるシーンなどは,遊び感覚に長じているばかりでなく,臨場感を盛り上げるのにも一役買っています.
風景に溶け込むように文字を使ったり,画面下にウィンドウが現れたり,と様々な小技を駆使した雰囲気作りも悪くありません.

本筋では,好きになった異性と初めて交際するときの戸惑いと緊張,そして自分を好意的に受け容れてもらえたことの悦びなどが暖かい目線で描かれています.
ファッションやヘア・スタイルも変えて,外面は脱ヲタクを図っていく電車男.でも,外見は変わっても中身がヲタクのままという電車男を山田孝之が好演.エルメスの家を訪ねて,ぶるぶると震える手で呼び鈴を押す際のトホホぶりは最高でした.

一方のエルメスは裕福な家庭に育ち,高学歴で,一流の企業に勤めているようです.エルメスは電車男の憧れであり,彼の理想の女性.そんな彼女を演じたのは,掲示板で本人に似ていると書かれたという中谷美紀.おだやかな眼差しと,静かな話し方が印象的.映画では,掲示板のエルメスには電車男のフィルターがかけられていると捉え,彼女の気持ちは見る側が想像する形式が採られていました.

掲示板をそのまま映像化してみせた前半部の歯切れの良い演出は出来が良く,軽快なリズムとテンポで畳み掛けるようにスレッドの流れを再現.途中から純愛映画の色合いが強くなるものの,私が許容できる範囲の内容でした.
構成もしっかりしているし,見せ方も良く考えられており,劇場で見ても良いと思える仕上がりの作品でした・・・


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映画館「電車男」
例の掲示板サイトにあまりいい思いをしたことがないので、あまり見る気がおきませんでした。ですが評判もいいし、もうすぐ近所の映画館で終わってしまうということで今更ながら観てきました。 ドラマを1話だけ中途半端に見たことがあるのですが、ドラマよりも進み方が早... ...続きを見る
☆ 163の映画の感想 ☆
2006/04/14 18:06
「電車男」
ネットはやってるけど・・「2ちゃんねる」は見ないし・・ 本読まないし・・・テレビも見損ねたー。 でも、こないだ見た「嫌われ松子の一生」の中谷美紀つながりで見てみることに。 ...続きを見る
ひらりん的映画ブログ
2006/07/08 01:39

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コメント(17件)

内 容 ニックネーム/日時
あら、お薦め印になってますね (^^;;

この原作(?)本を本屋でちょっと立ち読みしたのですが、最初の数ページで諦めました。
内容がどうこうという以前に、自分には横書きになった日本語がダメでした。
PCやネットでは横書きでも何とも思わないのですが、こと活字になるとどうしても馴染めないんですよねぇ…。

それ以来、映画も全く見る気がなかったのですが、しゅーさんのコメントを読んで、ちょっと見てみようかと思ってます。
いまさらDVDを買うのも何ですから、レンタルで済ましますけど (^^;;
タラララ
2006/04/02 00:55
しゅーさん タラララさん おはようございます。

わたしも数巻ほどなんですけどコミックで読みましたよ!
しゅーさんがおっしゃるようにそれぞれの生活を通して
PCのこっちとむこうとのコミカルな遣り取りが絶妙でしたね。
血の通ってない世界と思われた部分が暖かいところも
あるんだよって垣間見せてくれるのが良かったな〜(*^.^*)
アリス
2006/04/02 10:33
タラララさん,こんにちはっ!
この映画,予想していたよりずっと出来が良いんですよ〜
前半の演出はかなり楽しめました.
はい,レンタルで良いと思います.気楽に楽しむ映画ですから・・・(^o^)

この映画を観て感じたこと・・・
製作期間,予算の制約もさることながら,TVとタイアップさせるために,いろんな制約条件がついたのだろうなぁ〜
それがなければ,もっと,良い作品になったかも・・・♪
しゅー
2006/04/02 11:28
アリスさん,こんにちはっ!
小説「電車男」が話題になり,それに連動するようにブログも脚光を浴び,ブログの利用者が急増しましたよねっ!
私もそのときにブログをやってみようと思った一人です♪

「電車男」は掲示板とかブログとかを“いじっている”人には楽しめる映画なのではないでしょうか.
顔も名前も知らない,そして,これからも知ることはないだろう,というネットの住人に,そばにいる人以上に熱くなれるのも,ネットの面白いところかな〜♪
しゅー
2006/04/02 11:38
映画ではなくTVの2.3回観ました
私には無理かな・・・ずっと観るのは

掲示板でのやりとりも観たけど
面白いってあまり思わなかった^^:
野澤菜っ葉。
2006/04/02 19:14
菜っ葉たんはTVで観たんだ〜。

人気のブログから
本やドラマ化になったりしてますね。
すでにブログでの人気という市場調査を済ませてるのですから
当たり?やすいのでしょうか^^

アリス
2006/04/02 22:20
菜っ葉ちゃん,こんばんはっ!
TVは第3話まで見たのですが,その後は見ませんでした.
TVと映画ではだいぶテイストが違いますよ〜
TVはちょっとふざけすぎた感がありましたが,こちらは,もうちょっと落ち着いています.

>掲示板でのやりとり・・・
菜っ葉ちゃんは掲示板のやり取りをずっと追っかけたのですか(・・?)
それは凄い(^o^)
私はまとめたものをちょっと掻い摘んで読んだだけです(^^);
しゅー
2006/04/03 01:04
アリスさん,こんばんはっ!
>すでにブログでの人気という市場調査を済ませてるのですから当たり?やすいのでしょうか^^
なるほど〜.たしかに市場調査済みですねっ.
一匹目のどじょうは大当たり,二匹目のどじょうは小当たり,三匹めのどじょうはスカ・・・
みんなが真似すると,新鮮味がなくなり,徐々に市場調査の神通力も薄れていくのではないでしょうか(・・?)
しゅー
2006/04/03 01:13
<菜っ葉ちゃんは掲示板のやり取りをずっと追っかけたのですか

いやいや・・・後から教えてもらったんです
TVが面白くないって言ったら掲示板の方が面白いよって
でも 私には面白くなかったです。

いい加減 ある程度の男なんだから人に聞くなよ
ってイライラしながら読んでいましたが・・
野澤菜っ葉。
2006/04/03 09:39
<ある程度の男
とは
ある程度の歳の男です^^:
野澤菜っ葉。
2006/04/03 09:40
このお話、ネットで読んだんですが、
告白シーンはうかつにもウルウルしてしまいましたw
その後間もなく、本が出版、映画化、ドラマ化と物凄い勢いでした。
テレビドラマの方をみましたが、
面白いけどやりすぎのようで、
その告白シーンはイマイチでした。

きっと全く違うんでしょうけど、
映画みないかも(-_-;)
タ〜コ
2006/04/03 10:15
おはようございます。
私もTVでは見ました。
ふざけてるとこが多かったみたいだけど伊東美咲がでてたから
ついつい見てたんですが・・・
映画の方はしゅーさんの記事を見て借りてきました。
TVとは大分違うんでしょうね。

私は最近は邦画をよく借りて見てます。
ドラッカー
2006/04/04 08:33
菜っ葉ちゃん,こりゃまた手厳しい!
>いい加減,ある程度の歳の男なんだから人に聞くなよってイライラ・・・
もどかしくてしょうがなかったのでしょうね〜
TVでは,それを“悪ふざけ”も混ぜて助長してたので,“もう見るのが耐えられない”ってところかなっ!

映画での電車男の設定は・・・
TVのように,“萌え”とか“メイド・カフェ”とかのキーワードでイメージされるヲタクではありません.
彼は“百式Tシャツ”を好んで着るようなロボット・アニメ大好き青年.
普通の男性が10代で経験する“恋愛”の繰り返しを,避けて成長したようです.
中学・高校時代の恋愛は,自分の身近な友達に相談したり,参考になるような本を読んだりしながら,ちょっとゲーム感覚(少しずつ学習するんだよね〜)・・・
成長してからも,人と接するのが苦手で,友達もいないから,誰にも恋愛について相談できない・・・
もし,ネットの住人たちと出会わなければ,一生独身でとおしても良い,と覚悟までしていた・・・

こんなに電車男を擁護してどうするのだろう・・・なはっ♪
しゅー
2006/04/04 12:21
ターコさん,こんにちはっ!
電車男がブームになって,そのときネットのコミュニケーションに興味をもった一人です.

>面白いけどやりすぎのようで、その告白シーンはイマイチでした。
映画の告白シーンは純愛路線・・・
私は純愛映画は苦手なタイプ.見ていてちょっと気恥ずかったですよ〜(^o^)
しゅー
2006/04/04 12:33
ドラッカーさん,こんにちはっ!
>伊東美咲がでてたから・・・
みっくさんのお仲間ですね〜♪
伊藤美咲さんの雰囲気は“エルメス”って感じかもしれませんね!
でも,電車男のまとめを掻い摘んだときに見たアスキー・アートのムーミンにも似ているかもっ(^o^)
映画での“エルメス”は中谷美紀さん・・・
電車男の想いを受け入れるのは彼女の方が適役かな〜
伊藤美咲さんだと,電車男に肘鉄砲しそうで・・・なははっ(^^)v
しゅー
2006/04/04 12:54
この映画は見たことないのですが、演劇をTV放映しているのを見たことがあります。
とても楽しかったので映画も見てみたいです。
みのり
2006/04/05 22:57
みのりさん,こんばんはっ!
「電車男」は演劇もあったのですか〜(・・?)

TVは3回目で挫折しました(^^);
映画も“純愛”の部分はちょっと引き気味だったです.
でも,みのりさんは大丈夫のようですねっ!
結講,韓流もご覧になっているようですから・・・♪
しゅー
2006/04/06 00:58

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