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zoom RSS ☆「キル・ビル」メモ

<<   作成日時 : 2006/08/18 00:23   >>

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Kill Bill: Vol.1
2003年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 113分
監督/ クエンティン・タランティーノ
製作総指揮/ E・ベネット・ウォルシュ、ハーヴェイ・ワインスタイン 、ボブ・ワインスタイン
原作/ −
脚本/ クエンティン・タランティーノ
音楽/ RZA 、ラーズ・ウルリッヒ
出演/ ユマ・サーマン 、デヴィッド・キャラダイン 、ダリル・ハンナ 、ルーシー・リュー 、千葉真一
【DVD】
++++++++++
「パルプ・フィクション」でアカデミー賞&ゴールデン・グローブ賞(脚本)やカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞するほど評価され,またオタク監督としても有名なクエンティン・タランティーノ監督作品.
「キル・ビル」も,「パルプ・フィクション」や「レザボアドッグス」ほどではないにしても,IMDbの投票では100位以内にランクされている作品です.
今まで彼の作品を観たことがなかったので,さて,どんなものかと,かなり期待して鑑賞したのですが・・・

冒頭,“この映画は巨匠深作欣二に捧ぐ”というメッセージがスクリーンに流れた.

そして,瀕死の状態であえぐ女殺し屋ブライド(暗号名:ブラック・マンバ)が映し出される.
そんな彼女に一人の男が語りかける.彼の名前はビル.彼女のボスであり,恋人だった男.
彼の話によれば,どうもブライドは彼を裏切ったようである.
彼は,それでも彼女を愛しているものの,許すことはできないと告げる.そして彼女の頭に銃弾を撃ち込んだ.

4年後・・・ブライドは長い昏睡状態から奇跡的に目覚めた.
彼女は,自分の結婚式のリハーサル中,ビルと彼女が属していた毒ヘビ暗殺団の4人の仲間により襲撃され,夫やリハーサルの参列者たちを失っていた.
目覚めた彼女の頭の中にあるのは,ビルと毒ヘビ暗殺団の仲間への復讐だけ.ビルを含めて5人の名前を記したリストを手に,復讐の旅が開始される・・・

ヤクザ映画,チャンバラ映画,カンフー映画,マカロニ・ウェスタンさらには日本アニメの要素を詰め込んだ無国籍アクション映画.タランティーノ監督が自分の好きなものを寄せ集めたような印象を受ける.ストーリーは5人の仲間に復讐するという単純明快なもの.
そして,B級和製ホラーや子供向けヒーロー物TV番組の持つ安っぽさで味付けされていました.

ターゲットの一人目は,現在は円満な家庭を築き,幸せな生活を送っていたヴァニータ・グリーン(暗号名:コッパーヘッド).目新しさはないものの,迫力あるシーンが展開された後,ブライドはヴァニータを倒す.
ターゲットの二人目は,東京のやくざ界の女王として君臨しているオーレン・イシイ(暗号名:コットンマウス).まず,アニメで彼女の生い立ちが紹介される.その生い立ちは陳腐なもの.映像は20年ぐらい前の深夜に放送されていたアニメを連想させる.
それ以降は実写に戻るが,映像は完全に劇画タッチになっていた.

この映画の最大の見所は良くも悪くも“青葉屋の死闘”.
用意された舞台は,深作欣二監督の「蒲田行進曲」で登場する池田屋の大階段をイメージさせるもの.シークエンス全体に泥臭く猥雑な雰囲気が漂う.それは,ある種の活気のようなものを生み出していた.
そんな中で,ブライドとオーレンの子分たち(クレイジー88)とのカンフーが混在するチャンバラ・シーンが繰り広げられる.
ブライドは100人にも及ぶ子分たちを,バッタ,バッタとなぎ倒す.
首チョン.腕チョン.脚チョン.血しぶきシューシュー,生首ゴロゴロ.
さらに,ゴーゴー夕張なる女子高生が登場して,鎖の先に鉄球を付けた武器でブライドと対決.まさにB級和製ホラーのような安っぽい演出.なので,さほど残酷な印象は受けません.

独特な世界観は良いのだが,ブライドを演じたユマ・サーマンの動きが美しくないし,切れも感じられないのが残念.へんてこなワイヤーアクションが格好悪さを助長していた.ユマ・サーマンはそれなりに頑張っているのだろうが,ブライドには強さが感じられない.

クレイジー88のリーダーの切れのある動きとか,オーレンが子分を後ろに従えて廊下を歩く様子とかの方が迫力があった.
それにしても,ばかばかしく,大げさで,そしてチープな映像をよくここまで大まじめに作り込んだものだと思う.絶賛はできないものの,この映画の持つ独特な世界観,ビジュアル感覚に退屈することはなかった.

しかし,この映画が高い評価を受け,興行的にも成功したと聞くと,いささか首を傾げたくなります.個人的には,この手の映画が大好きなマニアの間で持て囃されるカルト映画という印象が残りました・・・


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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
キルビル来ましたか!!
私も、タランティーノ好きなんですが、
この映画はちょっと・・(-_-;って感じでした。。
微妙ですよねー(^^;
タランティーノ、ちょっと好き放題しすぎなんじゃ?って思いました〜
2の方が、私は好きでしたよー(^^)
やんやん
2006/08/18 18:56
タランティーノ作品はそれほど好みではないのですが、これは好きな映画です (^^;;
まるでオモチャ箱をぶちまけたような映画ですよね。
クライマックスの池田屋、もとい、青葉屋のシーンは堪りません。
ぎこちないワイヤー・アクションも“味”ですよ (^^)
「2」はマカロニ・ウエスタンのテイストで攻めていて、「1」よりはマトモな映画になっています。
雰囲気も「1」とは全然違っていますし、ご覧になって下さいな。
個人的には甲乙つけがたいですが、マカロニ風味の「2」の方が好きでしょうか…。

そうそう、ルーシー・リュー姐さんの役名は「オーエン」じゃなく、「オーレン」ですよ〜。
タラララ
2006/08/18 19:06
やんやんさん,こんばんは!
>この映画はちょっと・・(-_-;って感じでした。。
なにしろ,首チョン.腕チョン.脚チョン.血しぶきシューシュー,生首ゴロゴロですからね〜(^^);

ちょっと,評判が良すぎるような気がします・・・

この作品は尻切れトンボの映画ですから,次のメモはVOL.2ですねっ!
しゅー
2006/08/18 23:21
タラララさん,こんばんは!
>ぎこちないワイヤー・アクションも“味”ですよ (^^)
ユマ・サーマンと栗山千明のワイヤー・アクションは緩すぎです(^^);
それに,クレイジー88のリーダーなんて,一階からムササビのように飛んで,ユマのいる二階に着地していましたよ・・・

>雰囲気も「1」とは全然違っていますし、ご覧になって下さいな。
了解しました.次のメモはVOL.2ですね(^o^)

PS.オーレンに修正しました.
しゅー
2006/08/18 23:43
しゅーさんの表現「チョン」にかなりウケました<笑>
VOL.2メモ、楽しみにしてます♪
やんやん
2006/08/19 00:27
やんやんさん,こんにちは.
“チョン”がうけましたかっ♪
でも,本当にそんな感じで,軽いのりで切り刻んでましたね!
しゅー
2006/08/19 09:16
しゅーさん おはようございます
この映画見ましたよ 深作欽二に捧げるとか書いてありますけど
篠原とおるの劇画「さそり」の劇画を映画化した「女囚さそり」シリーズと、「修羅雪姫」を思い浮かべました
ラストに梶芽衣子の歌が流れて ほ〜なるほどと思ったもんです
梶芽衣子は元々日活出身ですので、「修羅雪姫」(監督・藤田敏八・・日活)の方が面白かったです

ちょうど、この頃1972年くらいに・・やくざ映画が、高倉健、鶴田浩二のような痛めつけられて我慢して最後にぶちきれる(力道山のプロレスも同じです)ような映画に限界が来てたときに
颯爽と登場したのが「菅原文太」主演、深作欽二の傑作!「現代やくざ 人斬り与太」「狂犬三兄弟」です その後「仁義なき戦い」に変わって行きますが よりリアリティのある暴力映画が出てきたと思いますね
深作欽二が日本のサム・ペキンパーと言われたのはこの時期ですね

「狂犬三兄弟」・・機会があれば見てくださいな 無茶苦茶な映画ですが・・エネルギーあふれる映画でした 
テス(noosaman)
2006/08/20 09:13
テスさん,こんばんは!
>深作欽二に捧げる・・・
ちょうど深作欽二監督が亡くなった直後なのですよね・・・

あまりヤクザ映画は観ていません.
でも,鶴田浩二,健さんの仁侠映画.
菅原文太の「仁義なき戦い」は少々見ています.

「人斬り与太 狂犬三兄弟」・・・
まったく知らない映画でした.それでは,機会があればチャレンジしてみます.

篠原とおるの劇画・・・
映画は観ていませんが,原作の方は読んでいますよ〜♪
しゅー
2006/08/21 01:17
しゅーさん こんばんは〜
そうでしたか? 深作欽二が亡くなったのはこの時期だったんですね?
DVDで見たので少しずれてましたね

「菅原文太」は生で見ましたよ!
京都の映画館の深夜興行で「仁義なき戦い」の舞台挨拶に来られたとき
私の前を通って・・舞台に! 司会は鎌田行進曲の階段落ちのモデル・・
汐路章さんでした! 菅原文太の挨拶「こんな煙だらけの映画館!久しぶりじゃの〜」(笑)
今じゃ考えられないくらい、学生だらけの映画館でした
テス(noosaman)
2006/08/21 22:54
テスさん,こんばんは
>「菅原文太」は生で見ましたよ!
さすが,都会ですね〜
うちの方の映画館に俳優さんが来ることは,まずありません!

>こんな煙だらけの映画館!
そうそう,昔はタバコを吸いながら映画が観れたのですよね〜
最近は,タバコはおろか,あまり食べながら観るのも,気が咎める雰囲気です(^^);
しゅー
2006/08/22 01:43
しゅーさん こんばんは〜
ようやく話題が見つかりました(笑)
この間、京都の映画村に行ってきたんですが・・
オープンセットでテレビ映画の撮影をやってました
主役は無名の人なんですが・・テレビ東京で金曜8時からの
「逃亡者おりん」を撮ってました
なんの話かって??・・・
この「おりん」の筋が「キル・ビル」にそっくり!(笑)
時代劇にしたかな? まだちょっと見ただけですが・・・
http://www.tv-tokyo.co.jp/orin/

明日は仕事ですが日曜には「父親たちの星条旗」を見に行こうと思ってます 

テス(noosaman)
2006/10/27 21:43
テスさん,こんばんはっ!
>逃亡者おりん・・・
さっそく,ちっとだけネットで調べてみました♪
時代劇なのですねっ!
そうですか,「キル・ビル」にストーリーが似ているのですか.
時代劇向きのストーリーですからねっ.
「子連れ狼」「カムイ伝」とも似ているということですね.
もっとも,「キル・ビル」自体が,時代劇を真似たとも言えますが・・・

ところで,テスさんのところで,TV東京の番組,観れるのですか(・・?)

>父親たちの星条旗・・・
観たい映画のひとつです.
でも,今週,劇場で1本見てしまったので,当分の間,観れません(^^);
しゅー
2006/10/28 03:04

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