![]() The Flags of the fathers 製作年度/ 2006年 製作国/ アメリカ 上映時間/ 132分 監督/ クリント・イーストウッド 製作総指揮/ − 原作/ ジェームズ・ブラッドリー 、ロン・パワーズ 脚本/ ポール・ハギス 、ウィリアム・ブロイルズ・Jr 音楽/ クリント・イーストウッド 出演/ ライアン・フィリップ 、ジェシー・ブラッドフォード 、アダム・ビーチ 、ジェイミー・ベル 、バリー・ペッパー 、ポール・ウォーカー 、ジョン・ベンジャミン・ヒッキー 【映画館】 ++++++++++ 「父親たちの星条旗」は,アカデミー賞を受賞した「ミリオンダラー・ベイビー」のクリント・イーストウッド監督と脚本のポール・ハギスが再びコンビを組み,さらに脚本に「アポロ13」のウィリアム・ブロイルズ・Jrが加わり製作された映画.ジェームズ・ブラッドリー&ロン・パワーズの同名ノンフィクションをもとに硫黄島の戦いをアメリカ人の視点で描いた作品です. 夜の戦場を走る一人の衛生兵が映し出されます. 彼は,後輩の衛生兵イギーを濠に残し,「衛生兵!」と叫ぶ声の主を探し回っていました. けれども声の主は見つかりません.濠に戻ってみると,そこにいるはずのイギーの姿もありませんでした. それは,この作品の3人の中心人物の一人,そして原作者ジェームズ・ブラッドリーの父親でもあるジョン・“ドク”・ブラッドリーが50年以上の間に渡り苛まれた,イギーに対する自責の念が生み出す“硫黄島の戦い”の悪夢・・・ “硫黄島”は太平洋戦争末期,日米両軍で壮絶な戦いが繰り広げられた場所. わずか22万km2の小さな島ですが,戦略上,重要な拠点となるため米国側は約7万人の兵士を投入.結局,米軍の圧倒的な物量に硫黄島は陥落しますが,戦闘は36日に及んだようです.米軍側は摺鉢山を占拠した際に,その山の頂上に星条旗を掲げました. そのときの様子を写したAP通信のジョー・ローゼンタールの写真は米有力紙の一面を飾り,そこに写っていた6名の兵士の名はたちまち有名になります.この旗の写真のあとも硫黄島では激しい戦闘が続き,無事,米国本土に生還したのは衛生兵のドク,ネイティブ・アメリカンのアイラ,そして伝令係のレイニーの3名. しかし,ドクは硫黄島の出来事を家族には何も語ろうとしませんでした. 息子のジェームズ・ブラッドリーが父親の人生を知るべく,その足跡をたどってみると・・・ 物語の構成を,戦時中の米国本土の様子,フラッシュバックによる硫黄島の戦場,さらには現在の3つに分け,それを時系列で並べるのではなく,自在に組合せを図り,それらの間にあるつながりを効果的に映像化した作品です.はじめのうちは,多少わかりづらいものの,ポイントとなるシーンのリピート等の工夫もあり,中盤当たりですべてが上手くつながっていきます. 硫黄島の一枚の写真は日本の領土を米軍が占領したことを示し,戦争での勝利の期待感を増幅させます.そして様々な価値観が存在する米国民全体の気持ちを一つにまとめあげました. さらに,写真の兵士たちを“英雄”として祭り上げ,軍資金を調達するためのイベントが開催されます.それらのイベントに歓喜,熱狂し,そして戦争への支援を誓う米国本土の人々.その熱狂ぶりは,“9.11”以降,対テロ戦争と位置づけられたイラクへの進行時と重なります. 硫黄島の戦場では,若い兵士たちが,今,その瞬間だけを感じながら,壮絶な戦闘を繰り広げました.そこには“英雄”などは存在しません.彼らの脳裏にあるのは死への恐怖と生への執着.つい先刻まで言葉を交わしていた友が,次の瞬間には人の形を失い,単なる血と肉の塊の存在になってしまうような非情な世界. 作品の全編をとおして繰り返されるこのふたつのシークエンスの対比が,たとえ正義のためでも多くの尊い若い命が失われる戦争の虚しさを訴えます. 脱色された色彩で統一された戦場のシークエンスは「プライベート・ライアン」を髣髴させる凄まじいもの.ただ漫然と上陸するシーンを描くのではなく,中心となる人物たちの目線で映し出される大規模な侵攻の様子は臨場感がありました.おそらく,これらの映像は硫黄島の戦闘の疑似体験を意図したものに違いありません.しかし,サバイバル的な要素,憎しみを増長させる要素を極力排除している点も見逃せません. その象徴がドクの後輩イギーの扱い. 彼は,当時,わずか18歳の人懐っこくい性格の青年.彼の遺体は,せん滅した日本軍の地下壕から発見され,その身体には日本兵によるリンチと拷問の傷跡が残っていたようです.それでも,イーストウッド監督はそれを敢えて映像化しませんでした. この作品では,生還した3人の兵士の戦後を追いかけることにより,彼らの葛藤,被戦争体験者たちが抱える精神的な苦悩,人種問題等について語られています.これらについては淡々と事実を述べるに留め,深い掘り下げはありません.あくまでも問題提起であり,それ以上のことは見る人の判断に委ねているのでしょう. エンターテインメント性は保持しつつも,真摯な姿勢が感じられる作品でした.全編に流れる映像に添うように奏でられるピアノの音色は美しくも哀しく,監督の静かな目線と重なります. 12月に公開される「硫黄島からの手紙」は“硫黄島の戦い”を日本人の視点から捉えたもので,本作と対をなすイーストウッド監督の作品のようです.それを見ると本作の感想も異ったものになるのかもしれませんね・・・ ・父親たちの星条旗@映画生活 |
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父親たちの星条旗
これはもちろん戦争映画ではありません。 あのクリントイーストウッドのことですも ...続きを見る |
徒然日記 2006/11/23 11:53 |
父親たちの星条旗と戦争映画撮影現場
私の8歳のころ、故郷(滋賀県甲賀市水口町)で映画ロケが行われました。 ...続きを見る |
映画館(こや)の木戸はあいている 2006/11/26 21:24 |
▼ クリントイーストウッドは語る
こんにちは,突然のトラックバックをお許しください。管理人の黒須と申します。今回,クリント・イーストウッド関連の記事を書きました。貴サイトとの関連性を考慮し,トラックバックさせて頂きましたが,ご迷惑でしたらお手数でも削除してください。よろしくお願い申し上げます。 ...続きを見る |
書きたいことを書くブログ 2006/12/01 12:16 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
こんばんわー! |
やんやん 2006/11/20 01:37 |
やんやんさん,こんにちは! |
しゅー 2006/11/20 12:25 |
いや〜、良い映画でしたね (^^) |
タラララ 2006/11/20 13:56 |
「硫黄島からの手紙」を見てみないと何とも言えないのですが…。 |
タラララ 2006/11/20 14:07 |
タラララさん,こんばんは |
しゅー 2006/11/21 01:16 |
とても気になっている映画だったのですが、「父親たちの星条旗」は必見みたいですね。 しゅーさんのメモを拝見すると「硫黄島からの手紙」も見たほうが良さそうだし…、もうじき引越しを控えているので焦ってしまいます。 しゅーさんのお友達のように、わたしも捨てるものに悩んでいる最中なので、今のところ気持ちが落ち着きません。 |
みのり 2006/11/22 20:52 |
みのりさん,こんにちはっ. |
しゅー 2006/11/23 10:34 |
来ちゃいました♪こにちわ('-'*)♪ |
ももら 2006/11/23 13:32 |
>バージニア州アーリントン墓地の海兵隊記念碑が有名 |
みのり 2006/11/23 14:08 |
ももらさん,こんばんは&ようこそっ♪ |
しゅー 2006/11/23 21:04 |
みのりさん,こんばんは |
しゅー 2006/11/23 21:17 |
こんばんは!! |
miiko-nyan 2006/11/25 22:36 |
miiko-nyanさん,こんばんは&ようこそ! |
しゅー 2006/11/26 00:58 |
しゅーさん こんばんは〜 |
テス(noosaman) 2006/11/29 00:37 |
こんにちは。 |
ドラッカー 2006/11/29 14:25 |
テスさん,こんばんは. |
しゅー 2006/11/29 18:21 |
ドラッカーさん,こんばんは |
しゅー 2006/11/29 18:28 |
ご訪問ありがとうございます。 |
詩音魔 2006/12/01 21:36 |
詩音魔さん,こんにちは&ようこそ♪ |
しゅー 2006/12/02 12:31 |
「硫黄島からの手紙」を見てきました。 |
タラララ 2006/12/13 00:08 |
タラララさん,ありがとうございます♪ |
しゅー 2006/12/13 02:32 |
しゅーさんこんばんは! |
やんやん 2007/10/30 00:12 |
やんやんさん |
しゅー 2007/10/30 12:13 |
うーー、 |
やんやん 2007/10/30 23:22 |
勝つことを目的として戦争するのと,負けるのを覚悟して戦争するのでは,テンションがぜんぜん違いますよね. |
しゅー 2007/10/30 23:51 |
そうですね。そういう辛さが確かにありますね。 |
やんやん 2007/10/30 23:56 |
やんやんさん |
しゅー 2007/10/31 12:07 |
えーー!どんなだろう。。 |
やんやん 2007/11/01 00:39 |
やんやんさん |
しゅー 2007/11/01 00:51 |
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