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zoom RSS ☆「ブラッド・ダイヤモンド」メモ

<<   作成日時 : 2007/06/03 11:10   >>

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BLOOD DIAMOND
製作年度/ 2006年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 143分
監督/ エドワード・ズウィック
製作総指揮/ レン・アマト 、ベンジャミン・ウェイスブレン 、ケヴィン・デラノイ
原作/ −
脚本/ チャールズ・リーヴィット
音楽/ ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演/ レオナルド・ディカプリオ 、ジェニファー・コネリー 、ジャイモン・フンスー 、マイケル・シーン 、アーノルド・ヴォスルー 、カギソ・クイパーズ 、デヴィッド・ヘアウッド 、ベイジル・ウォレス 、ンタレ・ムワイン 、スティーヴン・コリンズ
【映画館】
++++++++++
「ホテル・ルワンダ」,「ナイロビの蜂」あるいは「ラストキング・オブ・スコットランド」など,最近,アフリカを題材にした映画が話題になりますが,本作もそういう作品の一つ.
ハリウッドが資金をふんだんに賭けて製作した,社会派映画の側面も持つ,冒険娯楽アクション映画でした.

舞台は,激しい内戦の続く1990年代のアフリカ・シエラレオネでの出来事.
ソロモンは小さな村で猟師として静かな生活を送っていた.学校帰りの息子と出会い,学校での出来事を尋ねながら,家路へと向かう.ふと,彼が遠くに目をやると,数台のジープが視界にはいってきた.すぐさま,彼は息子に向かって「走れ!」と叫ぶ.
ジープでやってきた男たちは,機関銃を乱射し,無差別に村の人々を殺害しはじめた.彼等は反政府組織RUF(革命統一戦線)の人間.
ソロモンはなんとか家族を村から脱出させるが,自身はRUFに捕らえらダイヤモンド採掘場に連れて行かれる.ある日,政府軍が採掘場を攻撃し,ソロモンはRUFとともに逮捕された.その少し前に,彼は大きなダイヤモンドを発見.戦闘のドサクサに紛れて見つけたダイヤを土中に隠す.
刑務所には,傭兵上がりのダイヤモンド密売業者のアーチャーが投獄されていた.そこで知り合うことになるソロモンとアーチャー.まったく生い立ちもタイプも異なる二人だが,ソロモンが見つけたダイヤはこの二人を結び付けることに・・・

宝石業界の舞台裏を題材にした作品.ダイヤモンドが産出されるアフリカは,民族間,あるいは部族間の紛争が絶えない.その資金源になっているのは,密輸などで不正に取引されるダイヤモンド.それにより,武器が調達され,多くの罪のない命が失われる.
この作品の舞台であるシエラレオネは,現在,平和を取り戻しているようだが,いまだに悲惨な状況が繰り返されるアフリカの国々.さらにこの作品には洗脳され易い少年兵の問題も描き込まれていました.

映像,演出,脚本,演技そして音楽と,どれをとってもレベルの高い作品.
冒頭のRUFがソロモンの村を襲撃するシーン,中盤の首都フリータウンでの政府軍とRUFとの銃撃戦,終盤のRUFのアジトでの両者の戦闘シーンは,スピード感も迫力も満点.
アフリカの悲惨な現状を背景に,ダイヤを手に入れようとする密売人のアーチャー,離れ離れになった家族を探すソロモン,そしてダイヤの密売実態を暴こうとする女性記者マディーの三人が,自分の目的を何とか達成しようと,衝突を繰り返しながら行動を供にするバディ・ムービー.シリアスさよりも,スリリングな展開とどこかコミカルさが感じられる.コミカルさを助長するような軽快な音楽.主人公たち三人のキャラクターは魅力的だし,物語も非常に面白く最後まで飽きることはない作品.しかし,普通なら心躍る娯楽アクション映画にも関わらず今いちのめり込めない.断片的に紹介されるアフリカの悲惨な状況と娯楽性重視の物語とのギャップは,たとえ面白いシークエンスであっても,展開を楽しむことを躊躇させる.物語的にシリアスであったなら,もっと楽しめたことと思う.あるいは,もっと作り物っぽい演出の方が楽しめたのかもしれません.

主人公の一人,密売人アーチャーを演じたのはレオナルド・ディカプリオ.この作品では髭を生やし,童顔を上手くカモフラージュ.演技にみなぎる情熱は「ディパーデット」と同じだが,この作品では余裕も感じられ好印象.悲願のアカデミー賞も,もう時間の問題かもしれませんね.
家族を探す猟師ソロモンを演じたのは,「グラディエーター」,「エラゴン」などで存在感を示してきたジャイモン・フンスー.この作品でも,ディカプリオに負けない存在感ある演技を見せる.女性記者マディー役のジェニファー・コネリーは,気丈で,社会的貢献を信条とする女性ジャーナリスト役にピッタリでした.

撮影はモザンビークなどのアフリカ各地で行われたようです.この作品が持つ,アフリカの国々の実態を伝えるプロパガンダとしての意義は何とも言えませんが,膨大な製作費は直接的にモザンビークなどの地の経済に恩恵をもたらしたのではないでしょうか・・・


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<ブラッド・ダイヤモンド> 
2006年 アメリカ 143分 原題 Blood Diamond 監督 エドワード・ズウィック 原案 チャールズ・リーヴィット  C・ギャビー・ミッチェル 脚本 チャールズ・リーヴィット 撮影 エドゥアルド・セラ 音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード 出演 レオナルド・ディカプリオ  ジャイモン・ハンスウ  ジェニファー・コネリー    アーノルド・ヴォスルー  デヴィッド・ヘアウッド  マイケル・シーン  スティーヴン・コリンズ 1990年代のシエラレオネが舞台... ...続きを見る
楽蜻庵別館
2008/05/21 10:23

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
HOSHIOさんも誉めておられましたが、こちらでも好評ですね。
見に行こうと思っていたら、既に上映が終了していたのでDVD待ちです。
アクションの要素も強そうなのでスクリーンで見たかったのですが…。
まあ、しばらく祭り状態が続きそうなので、上映中でも同じことなんですけどね (T_T)
タラララ
2007/06/03 11:28
タラララさん
>こちらでも好評ですね。
両手放しで喜べる作品ではありませんでしたが,作品のレベルは高いです!

>アクションの要素も強そうなのでスクリーンで見たかった・・・
はい,これは当然,スクリーンで見るべき作品です・・・えへへっ♪

普段,エンドロールは追っかけるだけで精一杯なのですが,なぜか,Tomoko yamamotoという名前が目に留まりました.有名な方なのでしょうか.ご存知ですか(・・?)
しゅー
2007/06/04 20:11
うわー、気がつくと今年はここまで全然映画館に行ってないのであった。(ーー;)いちばんの原因は見たい映画が少ないということですが。

この映画は実景が素晴らしい。空撮もよく粘ってました。今日は日本を代表するカメラマンの方とお話ししてきたんですが、カメラに写るのは撮る人の「気合い」なのだと思いました。詳しく後ほどはうちで!(書いてる場合じゃないのですが^^;)
HOSHIO
2007/06/04 21:32
HISHIOさん
今年になってからHISHIOさんは7本,私は9本.おおっ,勝っている・・・(^^)v
そして,タラララさんは0本・・・
世の中一般で考えればじゅうぶん見ていると思いますが・・・まあ,職業を考えれば少ないかもっ!自分なんて1993年からの10年間は全部で5本でした(たぶん).
おそらく,想像するに・・・ゆうつべ&英単語が原因なのではっ(・・?)

>この映画は実景が素晴らしい。
とくにアフリカの原風景がお好きなのでは・・・年末の番組のオープニングも魅力的でしたし・・・
しゅー
2007/06/05 00:42
>タラララさんは0本
うんにゃ、一応、「どろろ」を見てますぞ。
まあ、1本にカウントしたくない映画でしたが (^^;;

Tomoko yamamotoさん、スタッフの方でしょうかね。
IMDbで検索してみましたが、それらしき方はヒットしないようです。
最近はそこそこの大作だと、ほとんどの映画のラスト・クレジットで、日本人(もしくは日系)の名前がありますね。
主にCGなどの特撮関係が多いようです。
それだけ海外で活躍する方が増えたということでしょうね。
タラララ
2007/06/05 01:21
タラララさんが,こんな時間にコメントをくれるとは・・・かなり忙しいのですねっ!
さて・・・
>うんにゃ、一応、「どろろ」を見てますぞ。
そう,そう,そうでした!
迷作,どろろ,をご覧になっていましたね・・・すみません(^^);

>主にCGなどの特撮関係が多いようです。
そう言えば,以前,TVで,ハリウッドで活躍する日本人女性の方が取り上げられていました!
もちろん,男性でも活躍されている方はたくさんいると思うのですが,最近,個人の名前で活躍する日本人女性が増えているような気がします.直近だと河瀬監督が好例でしょうか.
日本は,男性よりもむしろ女性の方が,クリエイティブな職業を目指す人の裾野が広いように感じています・・・
しゅー
2007/06/05 12:31
しゅーさんの記事を読むと、また観たくなってしまいそうです。 内容が入り組んでいて見ごたえありそうですね。 出演者も魅力的だし…。

みのり
2007/06/06 01:35
みのりさん
>内容が入り組んでいて見ごたえありそうですね。
内容的には非常にわかりやすい作品でした.エピソードもなかなか面白かったですよ.
でも,背景と物語とのキャップがどうしても埋められませんでした(^^);
豪華なハリウッド映画ですので,見て損はないと思います!

>出演者も魅力的だし…。
ディカプリオにアカデミー賞をあげたいな〜と思うかもっ♪
しゅー
2007/06/06 12:28
しゅーさん!!
この映画は、歴史感もあって面白かったな
ディカプリオも良かった!!
最後の山のシーンが印象的でした。
今年の5本に残りそうです!!
hiroponn
2007/06/06 21:58
hiroponnさん
>ディカプリオも良かった!!
そうそう,ディカプリオの演技は良いですね〜
情熱と余裕が伝わってきます♪
ここまで,拘れる俳優も珍しいのではないでしょうか(・・?)
あまり,好きな俳優ではなかったのですが,だんだん好意的になってきました(^o^)
しゅー
2007/06/07 01:16
しゅーさんこんばんは!
遅れることちょうど半年!観終えましたよ〜!!

私にとっては、映画としてよりも、これまた勉強、勉強でした・・
ニュース見たり新聞読んだりしないもんで(汗)
内戦の実態や、ジャーナリストの仕事、
ダイヤモンドを巡る悲劇、少年兵、
映画の迫力の上に知らないことばかりってことで呆然としてしまいました。。
「ホテルルワンダ」に続き、
無知な私にとっては、色んなことを知るきっかけにもなり、
いい映画だと思いました。
ディカプリオ、歳を追うごとにいい役者さんになってますよねー♪
やんやん
2007/12/08 05:46
やんやんさん
>映画の迫力・・・
本当に映像の迫力という点では申し分ない作品でした!
娯楽性も高く,十分に楽しめる作品だったのではないでしょうか.

・・・しかし,自分としては,迫力のあるリアルな映像とそのストーリーの娯楽的な要素が上手く噛み合わず,のめりこむ事が出来ずちょっと残念な作品でした.

>ディカプリオ、歳を追うごとにいい役者さん・・・
童顔,高い声・・・若いときは良くても,現在はそれがマイナス要因になってますよね.
しかし,それを補うための並々ならぬ努力が感じられる俳優です.
本当にストイックという言葉がぴったりの俳優ではないでしょうか(・・?)
しゅー
2007/12/08 12:03
そうですよねー
確かに童顔・・。
役作りに徹した結果が出たのでしょうね〜。
常に眉間にしわ寄せて、大人のオトコになったんだなーって気がしました(^^)
娯楽的な要素とシリアスな要素、
混ぜ合わせて絶妙なバランスで撮ることはやっぱりむずかしいんでしょうねー(^^;
やんやん
2007/12/09 00:44
やんやんさん
>常に眉間にしわ寄せて・・・
そうそう,最近の彼にはそんなイメージがありますねっ.
ブラッド・ダイヤモンドしかり,ディパーデッドしかり・・・そして,アビエイターの彼もそんな雰囲気でした!
ブラッド・ダイヤモンドでは,ヒゲも一役かっていたのではないでしょうか・・・♪

>まぜ合わせて絶妙なバランス・・・
そうですね〜.確かに難しいかもしれませんねっ・・・
しゅー
2007/12/09 13:08
しゅーさんの仰るように、とても分かり易くて優れた作品でした。 
ディカプリオ、良かったですね〜。 それとも良い役だったのかしら…。 ファンでなくてもステキって思うのでは?
みのり
2008/05/21 10:33
みのりさん
>レオナルド・ディカプリオ・・・
「タイタニック」の頃とは,だいぶ違いますね.
最近の彼は,この作品でも,「ディパーデット」でも,非常に迫力を感じます.
とても良い役者になったと思います.
敢えて難を言えば,もう少し,演技にゆとりが感じられれば,申し分ないのではないでしょうか・・・(・・?)
しゅー
2008/05/21 23:20

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