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zoom RSS ☆「フリーダム・ライターズ」メモ

<<   作成日時 : 2007/09/17 11:42   >>

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FREEDOM WRITERS
製作年度/ 2007年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 123分
監督/ リチャード・ラグラヴェネーズ
製作総指揮/ ヒラリー・スワンク 、トレイシー・ダーニング 、ナン・モラレス
原作/ フリーダム・ライターズ 、エリン・グルーウェル
脚本/ リチャード・ラグラヴェネーズ
音楽/ マーク・アイシャム 、ウィル・アイ・アム
出演/ ヒラリー・スワンク 、パトリック・デンプシー 、スコット・グレン 、イメルダ・スタウントン 、マリオ 、エイプリル・リー・エルナンデス 、ジェイソン・フィン
【映画館】
++++++++++
だいぶ遅くなってしまったのですが,8月中,久しぶりにミニシアターで鑑賞した映画.出張先で少し時間が取れたのでメモにしました.タイトルから受けたイメージとはだいぶ異なる作品でした.

冒頭でロス騒動(1992年)が映し出され,その後も改善されない人種差別に起因する暴力行為が描かれていく.
そんな1990年代の中頃,ロングビーチのウィルソン高校に,教育への理想に燃えるエリン・グルーウェルという若い女性教師が赴任する.
彼女の担当クラスは,暴力行為が日常的に行われる環境の中で,自分の身の安全を守るのが精一杯の生活を送る生徒たちの集まり.彼らにとって,高校での学習生活に得るべきものは何もない.
他の教師たちは,彼女のクラスの生徒たちはすぐに中退するだろう,そして,そのクラスを担当する彼女もまた来年の今頃には辞めているかもしれない,と内心で思っている.
そんな状況にあって,エリンがまず教師として感じたのは,生徒たちの基本的な学習能力の無さ以上に,クラスに存在する人種間の垣根.彼らはラテン系,黒人系,東洋系などで仲間を作り,互いに牽制しあっていた.
彼女は,学習の持つ意味,人種差別の持つむなしさを説き始める.はじめは,誰も彼女の言葉に耳を貸さなかった.
しかし,ある日,クラスで起きた醜い差別行為に彼女が怒りを爆発させたとき,そして彼女がホロコーストの悲劇を語ったとき,生徒たちと彼女の間の扉がほんの少しだけ開かれる・・・

実在の国語教師とその生徒たちによる日記を基に,人種差別とそれを改善するための教育の在り方の一つの方向性を示した作品.
はじめのうち物語が絵に書いたように出来すぎており,少し引き気味に鑑賞した.
しかし,中盤あたりからは多少物足りなさを感じながらも,ラップミュージックに乗せて,テンポ良く綴られていくエリンとその生徒たちのエピソードに魅かれた.そこに映し出される生徒たちの姿は生き生きとしていた.特に自分たちの置かれている立場を見つめる若手俳優の目つきがとても印象深い.

主役のエリンを演じたのはヒラリー・スワンク.「ミリオンダラー・ベイビー」で見せた男性的なイメージとはだいぶ異なり,意外と先生役も板についていた.
この映画の見所の一つは,出来の悪い生徒は容赦なく切り捨てていくベテラン教師キャンベルとヒラリー・スワンク演じるエリンとの衝突.ベテラン教師を演じたのは,「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」で嫌な教師アンブリッジを演じたイメルダ・スタウントン.この映画でもアンブリッジと負けず劣らず嫌な教師を演じていました.

エリンは,生徒たちに一冊のノートを与え,日記を書くことを要求する.彼らは,日記を書くことをとおして,自分を見つめ,自分の環境を見つめるという行為に喜びを感じるまでに至る.生徒たちを,そこまで導いた彼女は有能な教育者であり,差別問題の改善を目指す有能な指導者かもしれない.しかし,プロの教師としては異質であり,自分と同じ志を持つ同士を育て上げたような印象が残った.高校の教師がそこまで生徒に自分の価値観を植え付けることには疑問を感じる.しかし,生徒たちが人種の壁を越えて一つになり,前向きに生きていく姿は,実に後味の良さを覚えました.

1960年代,南部諸州では,ターミナルやトイレ等の施設が白人用と黒人用に分けられていた.そのような人種差別の撤廃を目的とした長距離バス(ワシントン〜ニューオーリンズ)への乗車運動を“フリーダム・ライド”と言い,その活動家たちを“フリーダム・ライダー”と称した.彼らは暴行を受けても屈せず,人種差別に対する政府及び州の改善命令発動へと導いた.タイトルの「フリーダム・ライターズ」は,そんな彼らにちなんで命名されたようですねっ・・・


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
この映画、全然知りませんでしたが、「暴力教室」の現代版という感じでしょうか?
ヒラリー・スワンクが製作までしているのですね。
面白そうですが、ミニシアターでの上映ならDVD待ちになりそうです (T_T)

イメルダ・スタウントン…。
う〜ん、思い出せません (+_+)
タラララ
2007/09/17 12:19
タラララさん
暴力教室・・・懐かしいですねっ.
“ロック・アラウンド・ザ・クロック”が印象に残る青春映画でした.
主人公はやはり先生だったのでしょうが,今となってはビック・モローとシドニー・ポアチエの印象が方が強いです.
こちらは,主役は明らかに先生ですし,内容的にも,一見,青春映画の雰囲気を持っているものの,人種差別をテーマにした作品です.
見て,損はないと思いますよっ♪

>イメルダ・スタウントン…。
自分は「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」で初めて知った女優さんです.
大空真弓似の女優さんです!
しゅー
2007/09/18 02:04
この映画、11月にDVDが発売されますね。
予約すべきか、レンタルで済ますか、悩み中です。
タラララ
2007/09/22 15:13
タラララさん
>11月にDVDが発売されますね。
ずいぶんと早いですね〜.
シネ・シャンテでの短館上映後,他の数館の映画館でも上映される形式をとっていたと思うのですが・・・おそらく,まだ上映している映画館もあるのでは・・・

>予約すべきか、レンタルで済ますか、
良作ですが,だからといって,コレクションにする映画ではないように思います.
レンタルでよろしいのではないでしょうか.
しゅー
2007/09/23 11:27

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