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zoom RSS ☆「デス・プルーフ in グラインドハウス」メモ

<<   作成日時 : 2007/10/22 02:36   >>

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Quentin Tarantino's Death Proof
製作年度/ 2007年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 113分
監督/ クエンティン・タランティーノ
製作総指揮/ ボブ・ワインスタイン 、ハーヴェイ・ワインスタイン
原作/ −
脚本/ クエンティン・タランティーノ
音楽/ −
出演/ カート・ラッセル 、ロザリオ・ドーソン 、ローズ・マッゴーワン 、シドニー・ターミア・ポワチエ 、ゾーイ・ベル 、メアリー・エリザベス・ウィンステッド 、ジョーダン・ラッド,クエンティン・タランティーノ
【映画館】
++++++++++
「デス・プルーフ in グラインドハウス」は,クエンティン・タランティーノ監督の久しぶりの作品.
彼はロバート・ロドリゲスと組んで,B級映画専門館“グラインドハウス”をイメージした作品を企画.そして彼等はそれぞれ1本ずつ映画を撮影.アメリカでは,二人の作品の間に予告編を挟み「グラインドハウス」という一本の作品として公開されたようです.
しかし,日本ではそれぞれ独立した作品として公開されました.

テキサスにあるラジオ局のDJ,ジャングル・ジュリアは友人二人と伴に車で街へ出かけた.
食事をした後,彼女たちはお気に入りのバーへと向かう.
そんな彼女たちを,ボンネットにドクロ・マークの描かれた一台のシボレーが後をつける.
車を運転するのはスタントマン・マイクという50過ぎのスタントマン専門の映画俳優.顔には仕事によるものと思われる大きな傷痕がある.
ジュリアたちは,その男をはじめは気味悪く感じていたが,気さくに話しかけてくるその男と会話を重ねるうちに,警戒心を緩めていく.
やがて,バーで彼女たちが過ごす間に降り出した雨はやみ,一同がバーを引き上げる時がきた.スタントマン・マイクは,同じバーに居合わせたパムという女性を家まで送り届けることになる.彼はパムを連れ,ジュリアたちに別れを告げるのですが・・・

今から25年くらい前まで,名画座や地方の映画館では2本立て興行が当たり前だった.
今のシネコンのような明るく清潔な雰囲気ではなく,老朽化しているところが多く,汚い館内はタバコの煙が立ち込め,昼間から酒を飲みながら鑑賞する人もよく見かけた.
現在のような入れ替え制ではなかったため,そこで1日中居座わることもできた.
グラインドハウスとは,ちょうど同じ頃にアメリカにあった名画座などと同じようなスタイルと雰囲気を持つ映画館のこと.そこで上映される映画はインディーズ系のB級映画.
クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスは,そんなグラインドハウスを懐かしんで,それをモチーフにした作品を企画.それが映画「グラインドハウス」.

殺人鬼VS若い女性たちという構図はB級映画そのものだった.
映像のタッチや舞台設定,小道具なども思いっきりB級映画の雰囲気が漂う.
はじめのうちはホラー映画かと思ったが,内容的には1970〜1980年台に隆盛を極めた“カー・アクション”もの.タイトルの“デス・プルーフ”は耐死仕様の車という意味.
映画の会話の中で,いくつかのカー・アクション映画が紹介される.
「バニシング・ポイント」,「バニシング・イン・60」それから「ダーティー・メリー/クレイジー・ラリー」.そして作品の中にはダッジ・チャージャーとダッチ・チャレンジャーが登場する.
いずれの映画も見たことがあり,懐かしく感じるとともに,ちょっと誇らしい気分になる.
しかし,カー・チェイス&アクションを主体とする映画は,CG技術の発展と伴に衰退した.
そんな時代および技術の流れに逆らって,タランティーノはこの作品でカー・アクションの実写に徹底的な拘りを見せている.
冒頭ではガールズ・トークのシークエンスがあまりに長いのでちょっと戸惑ったが,その後の見る側の心理を上手く突いているサスペンス風の演出はなかなかのもの.
タランティーノの演出もさることながら,この映画の魅力はスタントマン・マイクを演じたカート・ラッセルの怪演.男っぽさを前面に出して登場し,その後は不気味なサイコ・キラーに変身.そして,最後に見せるお茶目ぶりは圧巻でした.

B級映画の醍醐味は,製作費を補うための奇抜なアイデアと創意工夫,そして大作では考えられないアンバランスなところ.
この作品は,カー・アクション・シーンだけでも相当な費用がかかっていると思うので,本来のB級映画とは言えないものの,そういったB級映画の見どころをきちんと押さえている.その上,鑑賞後には爽快感が残る作品でした.

一部の劇場ではアメリカ版「グラインドハウス」が上映されていたことを後から知りました.ちょっと残念なことをしました.しかし,DVDでは,どちらのバージョンも発売されるでしょうから,そちらでアメリカ版「グラインドハウス」も鑑賞しようかなっ・・・

ジャングル・ジュリア(シドニー・ターミア・ポワチエ)&ブリジッド・バルドーのポスター

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タイトル (本文) ブログ名/日時
デス・プルーフ in グラインドハウス&#8194;- Quentin Tarantino's De...
プラネット・テラーに続いて、デス・プルーフを観ました。 ...続きを見る
尼崎OSよ永遠なれ
2008/01/03 01:08

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コメント(15件)

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なお、こちらのミスで謝って、再度、ご連絡をした場合。
また、全く興味のない方は削除されてください。
magzazinn55
2007/10/22 05:33
「グラインドハウス」は見たかったのですが、大阪では公開されてなかったような…。
ひょっとすると単館でひっそりと公開されていたかも知れませんけど (^^;;
その「グラインドハウス」の1話だけの上映?
と思って調べてみたら、「グラインドハウス」に収録されていたエピソードのディレクターズ・カットのようですね。

↓「グラインドハウス」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328677
↓「デス・プルーフ in グラインドハウス」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328314
↓「プラネット・テラー in グラインドハウス」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328315

多分、DVDになると全部のバージョンが収録されたものが発売されるでしょうね。
劇場で見たかったのですが、それまでガマンすることにします (T_T)
タラララ
2007/10/22 14:05
「バニシング・ポイント」「バニシング・イン・60」「ダーティー・メリー/クレイジー・ラリー」に主演がカート・ラッセル…。
う〜ん、見たいぞ〜。
タラララ
2007/10/22 14:07
しゅーさん、お久しぶり。

そう、昔は2本だて以上だったね。

おいらが若いころは、東京の池袋の文芸地下の4本だて映画を観に行ったよ。
名画を観るのと、寝るため。

大学が御茶ノ水なのに、立教のある池袋にはよく行ったな。

ところで、シドニーポアチエさんに、娘さんいたんだー。しらなんだ。
としさん
2007/10/22 21:07
magzazinn55さん・・・(・・?)
あはははっ・・・パチンコには全く興味ないので,悪しからず!

>また、全く興味のない方は削除されてください。
ふむふむ・・・それでは,後ほど,このコメントとセットで削除しますよっ!
しゅー
2007/10/23 12:24
タラララさん
>「グラインドハウス」・・・大阪では公開されてなかったような…。
こちらではしっかりとやっていました・・・見る前にはなるべく情報収集をしないようにしているので,仕方ないです(^^);
タラちゃんとロドちゃんのどちらにしようか,ちょっと迷ったけど,やっぱりタラちゃんにしましたっ♪
このタラちゃんの映画は,きっと,タラララさん好みの作品だと思いますよっ!!!

カート・ラッセルにあんな役をさせるなんて・・・タラちゃんもかなりやり手(・・?)・・・見てのお楽しみですよ〜(^o^)
しゅー
2007/10/23 12:36
としさん,久しぶりです!
>池袋の文芸地下の4本だて映画を観に行ったよ。名画を観るのと、寝るため。
学生時代,地下鉄で3駅だったのでよく飲みには行きましたが,池袋ではなぜかあまり映画を見ていません(新宿と地元が多かったかな〜)
4本立てはすごい・・・現在の自分ではきっと途中でギブアップするでしょうね〜!

>シドニーポアチエさんに、娘さんいたんだー。
彼の奥さんがジョアンナ・シムカスであることは知っていましたが,娘さんについてはこの映画ではじめて知りました.
なお,さらに,この映画に出演しているジョーダン・ラッドは,あのシェリル・ラッドの娘さんです.でもって,「シェーン」のアラン・ラッドのお孫さんでもありますねっ・・・はい(^o^)
しゅー
2007/10/23 12:57
しゅーさん 毎度
B級映画結構好きですよ。
私も学生の頃は、2本立て3本立てなんかで、寝ながらみてましたね。
邦画では、日活ロマンポルノとか、新東宝とか、大蔵映画とか・・・エロばっかりみてましたよ。
もちろん、洋画もみてましたが。
名作映画もよく学生の頃はみてましたね。

ジョアンナ・シムカスは、以前好きな女優さんって、どっかでコメントしましたよね。
冒険者たち・・・いい映画でした。
mick
2007/10/26 19:31
mickさん
日活ロマンポルノ・・・当時の女優さんたちは,今は何をしているのでしょうね〜.
原悦子,鹿沼えり,谷ナオミ,東てる美,美保純などが記憶に残っています.
美保純はたまにTV出演してますね.東てる美はかなり活躍しています・・・
鹿沼えりの旦那が自殺したときはビックリしました.

大蔵映画・・・
関西にもあったのですか.関東だけかと思っていました.
こちらはB級映画というよりもC,D級映画・・・(・・?)
20代のころ,終電に乗りはぐり,オールナイトで上映していた大蔵映画で始発まで待ったことがあります.
しゅー
2007/10/27 08:21
プラネットテラーの方を先に見たのですが、
もう、最高でしたーー(*^^*)
次はコレを観て、また遊びに来ますねー♪
やんやん
2008/06/22 23:19
やんやんさん
>プラネットテラー・・・
自分はデスプルーフの方は見たのですが,プラネットテラーはまだ未見です.
劇場公開されたとき,映画館によっては,二本立てで上映されていたんですよね〜.
自分がみた映画館では,デスプルーフ単独でした・・・残念.

やんやんさんならデスプルーフも,きっと楽しめると思いますよ!!
お奨めです(^o^)
しゅー
2008/06/23 12:26
こんばんは!
今日やっと観たので遊びに来ました(^^)

しゅーさんのコメント読んで改めて感動です!!
間違いのない楽しみ方、目のつけどころ、さすがですね〜★
私はダメでした・・
タランティーノではよくあるグダグダした意味の無い会話、
いつもはちょっとした小話程度で終わるからいいものの、
この映画のなかでの女性達の会話の長さでもうノックアウトでしたー(^^;
会話の中で出てきたカーアクション映画の数々も全く知らなかったし、
なかなか入り込めなかったです・・
1つめの事故のスローモーションは思わず巻き戻して見てしまいましたが(笑)
あと、最後は確かに大爆笑でした〜(^^;
やんやん
2008/08/03 22:21
やんやんさん
>タランティーノではよくあるグダグダした意味の無い会話
自分は劇場で観賞したのでしっかり観ましたが,もしDVDなら早送りしていたかもしれなせん.
それをじっと我慢してご覧になるとは,さすが,タラちゃんファンですねっ(^o^)

>カーアクション映画の数々・・・
一時,カーアクション全盛時代があったのですよ.懐かしかったな〜♪
その中でも,ダーティー・メリー/クレイジー・ラリーはとても印象に残る作品でした・・・
しゅー
2008/08/04 12:46
>それをじっと我慢してご覧になるとは・・
いやいや!あと3分長かったら早送りしてました!!
カーアクション全盛時代ですか〜
きっと男性ファンが多かったでしょうね!
そういう意味でも、その頃に詳しい人には楽しめる作品だったのかも知れませんね〜(^^)
やんやん
2008/08/04 21:57
やんやんさん
>きっと男性ファンが多かったでしょうね!
そりゃ〜,もー,若い男性に人気のあるジャンルでした(^o^)
内容はたいしたことないのですが・・・カーチェイス&クラッシュシーンが格好良ければOKという映画です♪
当時はスポーティー・カーに乗ることが,若い男性のひとつのステイタスでした・・・

最近,「レッドライン」とか,「スピードレーサー」とか,CGを駆使したカーアクション映画もあるようですよっ(いずれも今年公開)

しゅー
2008/08/05 02:12

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