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zoom RSS ☆「アメリ」メモ

<<   作成日時 : 2007/11/24 08:16   >>

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Fabuleux destin d'Amélie Poulain, Le
製作国/ フランス
製作年度/ 2001年
上映時間/ 120分
監督/ ジャン=ピエール・ジュネ
製作総指揮/ −
原作/ −
脚本/ ギョーム・ローラン
音楽/ ヤン・ティルセン
出演/オドレイ・トトゥ,マチュー・カソヴィッツ,ヨランド・モロー,ジャメル・ドゥブーズ,イザベル・ナンティ,ドミニク・ピノン,リュファス,アンドレ・デュソリエ
【DVD】
++++++++++
レンタル・ショップへ行くと,濃厚な緑色を背景にして奇妙な髪型の上目遣いの女の子のパッケージが目に付き,どんな作品なのか少しだけ気になっていました.だからといって,わざわざレンタルするほどの興味はなかったのですが,面白かったと薦められて鑑賞することにした作品です.

早くに不慮の事故で母親を亡くし父親の手で育てられた主人公アメリ.
彼女の父親は,彼女が非常に病気がちだと思いこみ,学校に通わせなかった.
親しい友だちが一人もおらず,一人ぼっちの彼女は,いつも空想の世界で遊んでいた.
そんなアメリも成長し,二十歳を過ぎたとき,一大決心をして,一人パリに出てモンマルトルのカフェで働きはじめる.
ある日,彼女は独り暮らしをしているアパートの部屋で,かつてここに住んでいた少年が大切なものを仕舞い込んだ宝箱を見つける.
かつての少年がどんな人物なのか.そして,もし,その宝箱を彼が手にしたらどんな気持ちになるのだろう・・・そんな事を考えながら,アメリは宝箱の持ち主探しをはじめる.
かつての少年はもう50歳を過ぎた中年だったが,電話ボックスの中にそっと置かれた自分の宝箱に気づくと,顔をくしゃくしゃにして喜んだ.
その姿をこっそりと眺めていたアメリは,人との関わり合いも悪くないと感じた.そして,おそるおそる“悪戯”をとおして,人との心の触れ合いを模索するのですが・・・

監督ジャン=ピエール・ジュネが自分の想いをぎゅっと詰め込んだように感じられる作品.
かなり濃厚で毒気のある色彩,キッチュで可愛らしい小道具,そしてモンマルトルの魅力的な町並みが独特な雰囲気を醸し出している.
物語的には,ちょっと変わった内気な少女とやはりちょっと変わった青年とのラブストーリー仕立て.かなり危ない感じもする不器用な若い二人のエピソードが作品の中心になっている.

ちょっと変わった青年にアメリはときめきを覚える.しかし彼女は自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ない.幾度も訪れるチャンスに足がすくんでしまうアメリ.
空想と悪戯に生きてきたアメリが現実の恋を前にして二の足を踏むところがこの作品の見所になっていました.

しかし,空想の世界から現実の世界に踏み出したアメリと彼女の周りにいるちょっと風変わりな人々の織り成すエピソードも捨て難い.
彼等の暮らしぶりは決して楽ではないものの,どこかほのぼのしたところがある.ほんのちょっとしたことを素直に喜び,そして怒り悲しむ姿がそう感じさせるのかもしれない.演出的にはコミカルでユーモラスに描かれているのだが,その内容は所々にダークさとかシニカルさが顔を覗かせていた.

アメリを演じたのはオドレイ・トトゥ.
ロン・ハワード監督作品「ダ・ヴィンチ・コード」の彼女とはまったく別人に思えた.
「ダ・ヴィンチ・コード」の彼女は,主役を演じたトム・ハンクス同様,あまり魅力を感じなかった.しかし,「アメリ」の彼女はクリッとした瞳でニッと笑った笑顔と含羞むような表情が実に印象的.彼女のなんとも不思議なキャラクターがこの作品の持つ毒の部分を上手く和らげているようだった.

そこから,興味を惹かれたのは画の切り方や見せ方の面白さ.さり気ないVFXによるメルヘンチックな演出とアコーディオンの調べが助長するノスタルジー感.
これらには,少女や乙女を主人公にして独特な世界を作り出す宮崎駿と相通ずるものを感じた.

冒頭でアメリの生い立ちがナレーションを交えながら駆け足で綴られています.そのナレーションは,早口で,実に素っ気無く,シニカルさを感じさせるものですが,それが映像に絶妙にマッチしていました.ただし,オーソドックスなつくりでないため,そこで上手く雰囲気に乗れるか否かがこの映画の好き嫌いの鍵を握っているのかもっ・・・


映画を見る人を見るのが好きなアメリ

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
もう風邪は治られたのでしょうか。
これから自分は一番忙しい時期になるので、風邪を引くと最悪です (+_+)

「アメリ」…好きな映画です。
彼女のイタズラはかなりドギツイのもありますが、可愛いですよね (^^;;
謎のスキンヘッド男の正体も「あっ!」という感じです。
「エイリアン4」で注目したジュネ監督ですが、この映画で嵌ってしまいました。
彼の他の作品も独特の雰囲気で面白いですよ〜。
そうそう、ベッドシーンでベッドがギシギシと音を立てるのは、この監督のお約束です (^^)
タラララ
2007/11/24 12:51
詳細忘れてしまいましたが、
私も、音楽、雰囲気共に好きな映画でしたー♪
きっと女性向けの映画でしょうね?
でも、ダヴィンチコードの彼女と同一人物だとは全く気付かず!!!
こちらの方が何十倍も魅力的ですよねー(^^)
やんやん
2007/11/24 23:43
タラララさん
>もう風邪は治られたのでしょうか。
え〜,風邪の方は,“独り言”をアップした後,2,3日でお別れしました!!
仕事がかなり遅れてしまっているので,風邪と戯れているわけにはいかないのです・・・(^^);

>「エイリアン4」で注目したジュネ監督・・・
自分はこの映画がジュネ監督との初対面です.
なかなか,個性的な監督さんのようですねっ・・・♪
機会を見つけて,「ロスト・チルドレン」「デリカッセン」そして「ロング・エンゲージメント」あたりも鑑賞してみたくなりました(^o^)
しゅー
2007/11/25 05:42
やんやんさん
>きっと女性向けの映画でしょうね?
う〜ん,確かに主人公は女性ですし,内容はラブ・ストーリー仕立て,さらに映像もかなりメルヘンチックな要素が多いので,もちろん女性向の映画ですが・・・
しかし斜に構えてこの映画を見ると・・・ヒューマン・コメディの要素(ちょっと語り口はシニカルですが)も多いし,アメリにはかなり監督の気持ちが投影されていて,隠れ中年男性向け映画でもあったりして・・・えへへっ♪

>ダヴィンチコードの彼女と同一人物だとは全く気付かず!!!
はい,パッケージを見ても,彼女だとまったく気づきませんでした.
映画を見始めて,途中で,あれっ,どこかで見たことがあるぞ〜,もしかして・・・という状態でした(^^);
しゅー
2007/11/25 05:58
僕はアメリの行動にかなり「引いた」記憶があります。映画館は圧倒的に女性二人連れ(文学部の学生タイプ)が多かったですね。男ひとりは気恥ずかしかったです。
HOSHIO
2007/11/25 16:21
>男ひとりは気恥ずかしかったです。
↑の映画を劇場でご覧になりましたか・・・一人で・・・勇気ある〜♪
そうです.この映画は,表向きは女性映画(隠れ中年男性映画)ですから,男一人はさぞかし心細かったことでしょう!
隠れ中年男性向け映画の正当な見方は,自宅の一室でこそっと見なければなりません・・・キッパリ(^^)v

>文学部の学生タイプ・・・
意味深だな〜ぐっ,具体的にはどんなタイプなのでしょう・・・(・・?)
しゅー
2007/11/25 22:05
しゅーさん こんにちは
アメリは観てないんですよ。
あんなに話題になったのに、未だにどうも観ようという気がしないんですよね。

ハードボイルド好きなあたしには
乙女な映画はダメかもしれませんw

そのうち気が向いたら観てみます。
・・・いつのことやら・・・・
タ〜コ
2007/12/01 13:14
タ〜コさん,久しぶりです.
>あんなに話題になったのに・・・
そんなに話題になったのですか.知りませんでした.

>乙女な映画はダメかもしれませんw
確かに乙女の映画ではありますが・・・隠れ中年男性映画でもあります♪
記事でも書きましたが,宮崎駿の一連の作品とテイストが同じなんですよっ!
あくまでも監督の想いを乙女に投影した映画であって,本当の意味でも乙女を描いた作品とはちょっと違うような気がします.

>そのうち気が向いたら・・・
案外,見てみたら嵌ったりして・・・(^^)v
しゅー
2007/12/01 23:13
友人がこの映画大好きと言っていたので観たのですが、始めてみたときは何を表現したかったのか分からず、アメリを可愛らしいと感じるより、怖い印象を受けました。 今でもこの映画よく解らないのです。 
みのり
2007/12/07 01:13
みのりさん
>アメリを可愛らしいと感じるより、怖い印象を受けました。
自分もアメリを可愛らしいと言うよりも,この映画の雰囲気に上手くマッチしている不思議なキャラクターだと思いました.

>今でもこの映画よく解らないのです。
濃厚で毒気のある色彩とキッチュで可愛らしい小道具,そして全体を包み込むノスタルジー感を楽しむ映画ではないでしょうか.
そして,内容的には,一歩踏み出す勇気,人と人との触れ合い,に対する理想と現実が描かれているという印象をもちましたが・・・
しゅー
2007/12/07 02:11

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