気ままに映画メモ

アクセスカウンタ

zoom RSS ☆「ハッピーフライト」メモ

<<   作成日時 : 2008/12/06 23:42   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 8

画像
製作年度/ 2008年
製作国/ 日本
上映時間/ 103分
監督/ 矢口史靖
製作総指揮/ −
原作/ −
脚本/ 矢口史靖
音楽/ ミッキー吉野
出演/田辺誠一,時任三郎,綾瀬はるか,吹石一恵,田畑智子,寺島しのぶ,岸部一徳,笹野高史,田中哲司,ベンガル,田山涼成,平岩紙,肘井美佳,森岡龍,いとうあいこ,宮田早苗
【映画館】
++++++++++
「ウォーターボーイズ」で男子生徒のシンクロ,「スウィングガールズ」で女子高生のビッグバンドジャズとユニークな題材をテーマにした2作品で,すっかりファンになってしまった矢口監督の最新作.彼の4年ぶりの新作「ハッピーフライト」は“ヒコーキ”をテーマにしたコメディ作品でした.

副操縦士の鈴木和博は機長昇格訓練のフライト・シミュレーターで大失態.
ちょっと落ち込むものの,実地試験となる国際線フライトに合格して念願の機長を目指す.
幸いなことに,教官は温厚な望月機長のはずだった.ところが,望月機長は風邪で体調を崩し,実地試験の教官が変更になる.代わりの教官は操縦の腕前は優れているものの,強面で厳しいことで定評のある原田機長.鈴木は原田機長を前にして緊張感を募らせる.
同じフライトのキャビン・アテンダント(CA)の中には始めての国際線フライトに臨む斉藤悦子がいた.彼女の方も,CAたちに恐れられている鬼チーフ・パーサー山崎の前で緊張気味.
グランドスタッフの木村菜採は今日もクレーム処理に追われていた.ときめくような出会いも作れないような今の仕事に失望し,マネージャーに仕事をやめたいと漏らすのだが,まったく取り合ってもらえない始末.
若手ドック整備士の中村は離陸時刻が迫り必死にメンテナンス中.先輩ライン整備士の言葉にムキになって整備をしている.
オペレーション・コントロール・センターで働くディスパッチャーの中島にとって,オペレーション・ディレクターの高橋はかつては憧れの存在だった.しかし,IT化の波に乗れずに現在では窓際族と化した彼の姿に眉を顰める.彼は,今日も,背中を掻きながら暇そうにタバコを燻らせていた.
さらにコントロールタワーやレーダー室で航空管理をする管制官,あるいはバードパトロールなどフライトには多くのセクションとそこで働く多くの人々が関与している.
そんな人々が見守る中,1980便ホノルル行きB747-400は,予定通り定刻に離陸したのですが・・・

「アテンション・プリーズ」とか「スチュワーデス物語」のような作品かと思っていたら,まったくタイプの異なる作品だった.一機のジャンボジェット機のフライトを縦軸にして,空港で働く人々の姿を描いた群像劇.
これまでの矢口作品に比べかなりスケールの大きな作品.雰囲気はとても軽いコメディ.物語はとてもテンポ良く進んでいく.良く練られた構成のもとに仕上げられた脚本は,いろんなセクションのエピソードが同時進行しても判りやすく,とても気持ち良く観ることが出来た.
物語のメインは,コックピットの操縦士と副操縦士,あるいは乗客に対応する斉藤らキャビン・アテンダントたちだが,その他のセクションで働く人たちもしっかりと描かれている.
各セクションで繰り広げられるエピソードには,「ウォーターボーイズ」とか「スウィングガールズ」のようなハジけた楽しさはないものの,矢口監督の暖かい目線と,ほのぼのとした小ネタがいっぱい詰まっていた.みんな前向きな姿は,矢口監督のポリシーなのかもしれない.

主役は副操縦士・鈴木を演じた田辺誠一とキャビン・アテンダント・斉藤役の綾瀬はるか.
しかし,その二人の主役よりも,原田機長を演じた時任三郎とチーフ・パーサー役の寺島しのぶの演技が光っていた.時任三郎は,ニュージーランドからの帰国以降,演技に幅ができたように感じているお気に入りの俳優の一人.彼らの演技は,これまでのほのぼの感全開の矢口作品をキリッとしたものにしていた.
その他の出演者では,岸部一徳,笹野高史,吹石一恵および森岡龍の演技が印象に残る.
特に窓際状態のオペレーション・ディレクター役の岸部一徳は,相変わらず味があって,作品に深みを与えている.笹野高史の演技には大いに笑った.
綾瀬はるかと掛合いを演じる先輩CAを演じた吹石一恵はだいぶ大人っぽくなり,なかなかの好印象.若手ドック整備士役を演じた森岡龍は,「亡国のイージス」のときにも印象に残った俳優だが,この作品でも好感の持てる演技をしていた.個人的には今後が楽しみな俳優である.

作品としての仕上がりも良く,またとても後味の良い作品.ですが,「ウォーター・ボーイズ」や「スウィング・ガールズ」に比べて,スケール感はあっても,ちょっと印象は弱い気がします.おそらく綺麗に纏めすぎた感が否めないせいなのでしょう.映画って,本当にさじ加減が難しいですねっ・・・

画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
これだけ賑やかな顔ぶれの群像劇というのは楽しいかもしれませんね。
ところで平岩紙さんてどんな役なのですか? 彼女のことは最近ちょっと気になっています。
みのり
2008/12/07 01:19
みのりさん
平岩紙さんは,まだ一人前になりきれないグランドスタッフ.
田畑智子演じる先輩スタッフの木村菜採は,“マネージャーより”彼女が一人前になるまでお前をやめさせない”といわれるほど,頼りない存在.
とぼけた表情が,役柄にぴったりだったと思います!!

自分は,この映画が初めてですが,結構,いろんな作品に出演している女優さんのようですね.
しゅー
2008/12/07 11:30
>「アテンション・プリーズ」とか「スチュワーデス物語」のような作品
きっと、こういう作品とは違うと思ってました。
この手の作品は嫌いなので (^^;;

自分は“男の子”なので、飛行機のコックピットを見ているだけでもウキウキしてきます。
そういうシーンが多かったら楽しいのですけど。
この時期なので劇場鑑賞は無理ですが、DVDになったら見ますね〜。
タラララ
2008/12/07 16:59
タラララさん
>自分は“男の子”なので、飛行機のコックピットを見ているだけでも・・・
“男の子”ですか・・・れれれ(・・?)
この映画は,いろんなセクションにスポットが当てられていますから,タラララさんが思っているほどコックピットのシーンは多くないかもしれません.
個人的には,飛行機の格納庫の大きさがとても印象に残っています!!
しゅー
2008/12/07 21:58
>“男の子”ですか・・・れれれ(・・?)
うぐぐ、突っ込まれた (T_T)
何歳になっても、かっこいいメカ類を見ると反応していまう“男の子”だということで…。
奇麗なおネエさんに弱いのも、そうでしょうか。
『それはお前がエロいだけだろ!』って、突っ込みはなしで (^^;;
タラララ
2008/12/08 13:41
タラララさん
>奇麗なおネエさんに弱いのも、そうでしょうか。
自分も,綺麗なおネエさんには,とっても,とっても,弱いです・・・そして,鼻の下がなぜか長〜くなります(^o^)
しゅー
2008/12/08 23:30
 こちらでは初めてです。
 しゅーさんの映画の記事、スゴイですね! 頭が下がります。f(^ ^); さて、映画といえば、昨年は日本映画の当たり年でしたが、その日本映画、最近では「感染列島」などに注目が集まっていますよね。
スーパーT部長
2009/02/03 22:31
スーパーT部長,ようこそ♪
>昨年は日本映画の当たり年でしたが・・・
自分は,どちらかと言えば洋画を観る機会が多いのですが,去年は邦画の方が多かったです.今年はどうでしょうねっ!!
「感染列島」は”鳥インフルエンザ”というホットな話題と上手くリンクしてますね.
しゅー
2009/02/04 20:33

コメントする help

ニックネーム
本 文
☆「ハッピーフライト」メモ 気ままに映画メモ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる