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zoom RSS ☆「007/慰めの報酬」メモ

<<   作成日時 : 2009/02/22 17:03   >>

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QUANTUM OF SOLACE
製作年度/ 2008年
製作国/ イギリス,アメリカ
上映時間/ 106分
監督/ マーク・フォースター
製作総指揮/ カラム・マクドゥガル,アンソニー・ウェイ
原作/ イアン・フレミング
脚本/ ニール・パーヴィス,ロバート・ウェイド,ポール・ハギス
音楽/ デヴィッド・アーノルド
出演/ ダニエル・クレイグ,オルガ・キュリレンコ,マチュー・アマルリック,ジュディ・デンチ,ジェフリー・ライト,ジェマ・アータートン,ジャンカルロ・ジャンニーニ
【映画館】
++++++++++
ジェームス・ボンドをショーン・コネリーが演じていた頃は,TVの洋画劇場で放映されると,欠かさず観ていました.しかし,最近はほとんど興味がなくなり,ずっとご無沙汰していた“007シリーズ”.時代を先取りした華麗な作品という印象が薄れたことと,荒唐無稽な内容に拍車がかかり,現実から乖離した印象が要因かもしれませんね.
前作「007/カジノ・ロワイヤル」には興味を持ったものの,同時期に公開されたクリント・イーストウッド監督の硫黄島を題材にした2部作を劇場鑑賞して,結局,未見のまま.「007/慰めの報酬」は,前作がそれなりに評判が良かったことと,ポスターのスタイリッシュな雰囲気に惹かれて,鑑賞することにした久しぶりの“007シリーズ”です.

猛スピードで海岸沿いの道を走る黒のアストン・マーチン.
その車は何者かに追われていて,激しいカーチェイスが繰り広げられる.アストン・マーチンを運転するのは“007”ことジェームス・ボンド.彼の見事なハンドル捌きにより,アストン・マーチンを追う車はスピンやクラッシュを起こして姿を消していった.

追っ手を振り切ったアストン・マーチンのトランクには,前作で命を絶った恋人ヴェスパーを背後で操っていたミスター・ホワイトが積み込まれていた.真相を探るべく上司“M”と共にボンドはホワイトの尋問に臨むが,何年も“M”の警護をしてきたミッチェルの発砲により,そのドサクサに紛れてホワイトに逃走されてしまう.ミッチェルはホワイトと同じ組織からMI6に送り込まれたスパイだったようだ.
残された手掛りを基にハイチヘ飛んだボンドは,謎の美女カミーユを通して組織の幹部ドミニク・グリーンに接近する.彼は,環境保護団体のCEOという肩書きの裏でボリビアの現政権の転覆と天然資源の支配を目論んでいた.ボンドはグリーンを追いオーストリアで開催された「トスカ」の会場に潜入し,グリーンの人脈に関する情報を入手する.しかし,英国政府関係者のボディガードを死なせたため,“M”に帰国を命じられるのですが・・・

イギリスの諜報部員ジェームズ・ボンドの活躍を描いたスパイ映画“007シリーズ”の第22弾.前作「007/カジノ・ロワイヤル」に続くダニエル・クレイグ主演の新生007の2作目.
映像,美術,小物から衣装に至るまでとても贅沢な作品.ハードなアクションが全編に渡って展開される作品ながらも大味な印象を受けない.確かに,これまでのシリーズとはだいぶ雰囲気が異なるものの,娯楽アクション大作として一級の出来栄えだった.

“007シリーズ”は一話完結を基本コンセプトとしていたが,本作は以前のシリーズに出てきた人物が登場するだけでなく,物語が前作のラストの1時間後という設定で始まる.
冒頭,海岸沿いの明光風靡なロケーションでのスリリングなカー・チェイスの立ち上がりに一気に釘付けとなった.

激しいアクション・シーンが随所に散りばめられていた.カー・チェイスだけでなく,海でのボートのぶつかり合い,空では最新鋭機とプロペラ機との銃撃戦,さらにバトル・シーンもしっかりと盛り込まれている.しかし,かなり強引なカット割りの上にタイト・ショットが多用されているのが玉に瑕.

物語は恋人への復讐を軸に展開するため,ボンドが追う組織等が判りづらくても混乱することはない.前作を観ていないため,ホワイトらキーパーソンたちをきちんと把握はできないものの,人物像は概ねイメージできた.監督はアクション映画を得意とするマーティン・キャンベルから人間ドラマが得意と言われるマーク・フォースターに交代.脚本にはポール・ハギスが加わっているものの,あまりドラマ性は感じられなかった.

本作は,おそらく前作とともに“007シリーズ”のマンネリ感を打破することが最大のテーマ.その意味では,本作は十分に目的を達成している.娯楽アクションの枠組みの中で,あまりにも現実から乖離した犯罪組織,秘密兵器等を現実を踏まえた設定に軌道修正.数々のお約束は踏襲しているものの,クールなボンドに加え,敢えて洒落た雰囲気やユーモア感,お色気等までも排除している.ハードボイルドタッチの作風は,これまでとのコントラストをくっきりとさせている.

初めて見た新生ボンド,ダニエル・クレイグは,かつて自分を魅了したスティーブ・マックイーンと重なる.ちょっと,カーク・ダグラスも入っているかもしれない.ただし,この肉体派ボンドは,ボンドの若い頃という設定にはちょっと無理を感じた.
本作のボンドガール,カミーユを務めたオルガ・キュリレンコは,これまでのボンドガールと違った野性的な魅力が印象的.一方,ドミニク・グリーンを演じたのは「潜水服は蝶の夢を見る」で主人公のドミニクを演じたマチュー・アマルリック.不気味さと狂気さ,そして情けなさが入り混じったとても不思議な存在だった.

この作品を鑑賞して,“007シリーズ”を豪華で見応えのあるスパイ・アクション映画だと再認識しました.しかし,ハードボイルドも良いけれど,やはり,洒落た雰囲気やユーモア感,お色気等は,“007シリーズ”の持つ大切な要素.次回作は,そういう部分を復活させ,往年のファンを喜ばせてくれる作品を期待したいですねっ・・・

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>物語が前作のラストの1時間後という設定で始まる
え〜、そうなんですか。
前作は見ましたが、ストーリーは忘れてるんですけど (+_+)
前作未見のしゅーさんが楽しめたのなら大丈夫かな (^^;;
この映画も早く見に行かないと終わってしまいそうな…。
何とか頑張りたいと思います。

「桃まつり」
リンク画面が小さすぎたので、本家のつべで見てきました。
面白そうですね。
自分は見に行けませんけど (^^;;
タラララ
2009/02/23 14:17
タラララさん
>前作未見のしゅーさんが楽しめたのなら大丈夫かな (^^;;
ハードボイルド&アクションを前面に押し出した作品ですから,前作を観ていなくてもノープロブレムです・・・もちろん,観ていたほうがより楽しめることは確かですが・・・

「桃まつり」
>・・・本家のつべで見てきました。
えっ,リンク画面の”you”の部分をクリックすれば,本家が別画面で立ち上がるはずですが・・・

「ユーロスペース」でイベント上映されることを紹介されたので,“ひとりごと”にしてみました!!男性視点の骨太作品はもちろん好きなのですが,「ゆれる」の西川美和監督,古くはノーラ・エフロン監督(今は枯渇しているようですが)に代表される女性視点の作品も新鮮で結構好きです.なので,若手女性監督の視点がどんなものなのかも興味があります・・・

>自分は見に行けませんけど (^^;;
全国巡回上映の計画があって,大阪でも上映されるようですよっ!!
しゅー
2009/02/24 00:01
>リンク画面の”you”の部分をクリックすれば,本家が別画面で立ち上がるはず
おお、今日は大丈夫です。
昨日はダメだったので、本家で検索して見たのですが…。
う〜ん、何が原因だったのでしょう (・_・?)

>大阪でも上映されるようですよっ!!
それは朗報。
でも、見に行けるかどうかは、やっぱりビミョーです (^^;;
タラララ
2009/02/24 14:31
タラララさん
>おお、今日は大丈夫です。
そうですよね,タラララさんが知らないはずはないですよね.
きっと,ネットが混んでいたのでしょう(・・?)

>見に行けるかどうかは・・・
見に行ったときはメモしときますねっ!!
しゅー
2009/02/25 02:04

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