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zoom RSS ☆「イングロリアス・バスターズ」メモ

<<   作成日時 : 2009/12/31 22:21   >>

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INGLOURIOUS BASTERDS
製作年度/ 2009年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 152分
監督/ クエンティン・タランティーノ
製作総指揮/ エリカ・スタインバーグ,ロイド・フィリップス,ボブ・ワインスタイン,ハーヴェイ・ワインスタイン
原作/ −
脚本/ クエンティン・タランティーノ
音楽/ −
出演/ ブラッド・ピット,クリストフ・ヴァルツ,ダイアン・クルーガー,メラニー・ロラン,イーライ・ロス,マイク・マイヤーズ,シルヴェスター・グロート,ダニエル・ブリュール,ロッド・テイラー,ミヒャエル・ファスベンダー,ティル・シュヴァイガー
【映画館】
++++++++++
今年,最後にアップするのはクエンティン・タランティーノ監督の最新作「イングロリアス・バスターズ」.実際に鑑賞したのはだいぶ前なのですが,ついつい先延ばしして,アップが今日になってしまいました.

1941年,ドイツ占領下のフランスの田舎町.
はためく洗濯物の合間から一本道をナチス親衛隊のジープが迫ってくるのを見て,草原に家をかまえる酪農家の主人はからだを強張らせた.部下を引き連れてやってきたのはハンス・ランダ大佐.物腰も口調もとても柔らかな軍人.彼は農夫に相談があると切り出した.席につき農夫と向かい合うと穏やかな口調で話し始めたが,彼の質問は執拗で,農夫の緊張が増していく.農夫は耐え切れなくなり,ユダヤ人一家を床下に匿っていることを白状する.ランダ大佐は,数え切れぬほどユダヤ人を死に追いやり,“ユダヤ・ハンター”と異名をとる人物だった.大佐の部下たちが床に向かって一斉射撃を開始.ユダヤ人一家は全員射殺されたと思われたが,娘のひとりショシャナは奇跡的に銃弾を受けずに済み,森に向かって逃走した.

ショシャナの一家のように,多くのユダヤ人がナチスに虐殺されたが,そのナチスでさえ恐怖に震えあがるユダヤ人極秘部隊が連合軍に存在した.アルト中尉率いる極秘部隊“イングロリアス・バスターズ(不名誉な野郎ども)”.連合軍が本格的に進攻する前にドイツ軍の混乱を目的としてフランスに送り込まれた狂気の集団.

それから数年後.若き映画館主ミミューはドイツ軍の兵士フレデリックに言い寄られ困惑する.フレデリックはドイツ軍屈指の英雄で,その武勇が本人主演で映画化されたばかり.宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッペルスへの彼の進言により,彼女の劇場にヒトラーをはじめとするナチスの高官を招き,彼が主演するナチスのプロパガンダ映画をプレミア上映することになる.その事実を掴んだイギリス軍は,ナチスの高官たち諸共映画館を爆破する計画を立て,“イングロリアス・バスターズ”も計画に参加することに.ドイツ側ではランダ大佐がナチスの高官たちを警護することになった.映画館主のミミューも自らの手でナチスごと映画館を燃やしてしまおうと画策しはじめ,物語は三つ巴の様相と呈するのですが・・・

クエンティン・タランティーノがブラッド・ピットとタッグを組み,ドイツ占領下のフランスを舞台にして,ナチスに対する連合軍のとある作戦を描いた映画.ナチスを題材にした映画ではあるものの,冒頭のシーンからセルジオ・レオーネの映画を連想させ,雰囲気はマカロニ・ウェスタン.劇中映画を除けば最前線の戦闘シーンなどまったく出てこない代物で,そのかわりタランティーノの映画に対する拘りととうんちくが散りばめられている.最近の戦争映画にありがちな戦争の是非などを問うことはなく,彼の趣向と拘りを楽しむ作品に仕上がっている.

わくわく,ちょっとはらはら,ときどき噴き出してしまう,なかなかの傑作.ちょうどペーパーブックスを読み進めるがごとく,次の展開はどうなるのか,いつの間にか物語を追いかけてしまう.話の流れの中で,ポイントとなるシークエンスの盛り上げ方が実に上手い.映像につける音楽のタイミングとチョイスもグット.内容的には結構ハチャメチャで,かなりお茶目でグロい.しかし,登場人物どおしの駆け引きの面白さは抜群.例によって1つのシークエンスの中で長い会話のやり取りは,いかにもタランティーノらしい.特に,冒頭のナチスのランダ大佐とフランス人農夫のやり取りと,ランダ大佐と映画館主ミミューとのやり取り,そして,地下にある酒場で出会った面々のやり取りは絶品.

“イングロリアス・バスターズ”は,とても凶暴なグループだと恐れられているが,その実体はかなりおバカな面々であるというギャップも,この作品を面白くしている.普通に考えればアルト中尉はかなり残酷な人物なのだが,アルト中尉を演じたブラット・ピットの肩の力を抜いた,間抜けな感じを前面に出した演技で残虐性が徹底的に薄められている.この作品は,そんなブラット・ピットが主役としてクレジットされているものの,ランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツが真の主役.作品が見応えのあるものになったのも彼の功績.物腰も口調も柔らかいものの,執念深く相手を徐々に追い込んでいくねちっこさには脱帽.映画の登場人物ながら羽交い絞めにしたくなる衝動に駆られるほど.もっとも,それは自分だけが感じたことではなく,カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞したように,誰もが認めるところでしょうね.

タランティーノのセンスが遺憾なく発揮されていました.ちょっとグロくても大丈夫なら,そして映画を観てわくわくしたいなら,とてもお薦めの作品.ただし,見世物としての映画に徹しているせいか,二回は観たいと思わないし,名作とはほど遠い作品だったかなっ・・・

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『イングロリアス・バスターズ』を観た感想です。
90点 こんな戦争映画観たことない! 奇想天外ですが、ハチャメチャではなく、爽快なまとまりをみせてくれます。 ...続きを見る
チャットレディ写真撮影・加工・修正プロ
2010/01/08 12:15

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
あけましておめでとうございます。

この映画はシーンのオムニバスで綴られていますが、
それぞれの完成度はすごく高いですね。
でもそれを寄せ集めても「ドラマ」はないので
結果として「名作とはほど遠い」印象を受けるのでしょう。

それぞれの場面で「オチ」ているので映画としてのオチも
実は必要なかったりして・・・

映像的には怪奇大作戦のようなシャショナinスクリーンの
シーンがお気に入りです。

というわけで本年もよろしくお願いします。
HOSHIO
2010/01/01 11:00
これ、評判いいですねぇ。
タラちゃん節が全開のような…。
年末に見に行こうと思ったら、うちの近所のシネコンではすでに上映が終わっていました (T_T)
仕方がないのでDVDを待つことにします。
というわけで本年もよろしくお願いします。
タラララ
2010/01/01 16:12
しゅーさん
あけましておめでとう。
今年も、機会があれば、出来るだけ映画館に足を運ぼうとおもってます。
とりあえず、年末年始は、ケーブルテレビで映画三昧かな。
今年もよろしくお願いいたします。
mick
2010/01/01 22:30
HOSHIOさん
明けましておめでとうございます.
本年もお付き合いのほどよろしくお願いします.

>でもそれを寄せ集めても「ドラマ」はないので・・・
なるほど,そうかもしれませんね.
あと,ちょっと品がない点とか,ストーリーの軸が復讐だったりするのも,“名作とは程遠い”と感じた理由かもしれません(・・?)
しゅー
2010/01/02 08:43
タラララさん
新年,明けましておめでとうございます.
本年も宜しくお願いします!!

>タラちゃん節が全開のような…。
この作品の方がスケールも大きいし,完成度は高いと思いますが・・・
前作「デス・プルーフ in グラインドハウス」の方が,タラちゃん節が全開で,弾けていました!!
しゅー
2010/01/02 08:49
mickさん
明けましておめでとうございます.
今年もよろしゅうお願いいたします!!

>機会があれば、出来るだけ映画館に足を運ぼうとおもってます。
昨年,映画館には,それなりに足を運びましたが・・・DVDとかではほとんど映画を観ていないので,記事のアップはとても寂しくなってしまいました.
今年は,もう少し,記事をアップさせたいなぁーと思います・・・
しゅー
2010/01/02 08:53
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします(^^)

映画は・・・
WOWOWで録画・・・
まとめて鑑賞・・・
になりそうです(^^;
ときドキッ!
2010/01/02 14:00
ときドキッ!さん
明けましておめでとうございます.

>WOWOWで録画・・・
うちではWOWOWに加入していないので,レンタル屋でDVDを借りきて,もう少し家でも映画を観たいと思います.

引き続き,今年も宜しくです♪
しゅー
2010/01/02 19:07
明けまして おめでとうございま〜すヽ(^o^)丿
今年も宜しくお願いしま〜す(^_-)-☆

此処の記事の映画の事で無いので、申し訳ないのですが
『貴方は私の婿になる』でしたっけ・・・私、あのサンドラ・ブロックの
相手役の俳優さん、好きです。シリーズ物のドラマにでてたんですよ〜
男性二人と女性一人のドラマです。 女性の方は、今、名探偵モンクの
トニー・シャルブールだったかな? ・・の相手役をやっています

済みませ〜ん、違う記事のことをカキコして〜。<(_ _)>。

一輪花
2010/01/03 19:54
一輪花さん
明けましておめでとうございます.

>処の記事の映画の事で無いので・・・
記事に関係なくてもコメントを頂けるとうれしいです♪

>サンドラ・ブロックの相手役・・・ライアン・レイノルズ・・・
憎めない感じの俳優さんですね.でも,スターレット・ヨハンソンと結婚するとは,なかなかどうして・・・のタイプなのでしょうね.

引き続き,今年も宜しくです!!
しゅー
2010/01/03 21:10
明けましてお目でとうございます♪
昨年は色々お世話になりました・今年も宜しくお願いします♪

何時も脱線しますが〜(一輪花さんと一緒か?)・
楽しくお話が出来れば幸いです〜〜〜♪

この映画・ナチス・それと「ユダヤ」関連してる♪
少しだけ関心は在るかも〜〜ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
歴史の中の一場面を垣間見るような感じがしますね♪
半分は作り物だとは思うんですが〜〜

私・そういう歴史が好きです・・(@⌒ο⌒@)b ウフッ
ホロコーストに興味在りますので・・♪
スー
2010/01/05 16:24
スーさん
明けましておめでとうございます.

>半分は作り物だとは思うんですが〜〜
え〜,あの〜,そのー,ほとんど全部が作り物です!!
事実に基づいているのは,ヒトラーという名前のヒトラーらしき人物とヨーゼフ・ゲッペルスという名前の軍人が登場するくらいでしょうか・・・

>ホロコーストに興味在りますので・・♪
スーさん,この映画はパスされた方が良いかもっ!!

てことで,引き続き,今年も遊んでやってください・・・ペコッ(^o^)


しゅー
2010/01/05 23:36
あけましておめでとうございます。

タランティーノ好きな私にとっては、
大変魅力的で、絶対観たいと思っていたのですが、
なんだかタイミング悪くて劇場で見れなそう。
二回は観たくないとおっしゃる気持ち
観てなくてもお察ししますw

今年は去年よりもうちょっと劇場行きたいなぁ
前売りを買った映画は
「かいじゅうたちのいるところ」
「アリス イン ワンダーランド」
メルヘンだぁw

本年もよろしくお願い致します。
タ〜コ
2010/01/08 11:01
タ〜コさん
あけましておめでとうございます.

>タランティーノ好きな私にとっては・・・
大変魅力的な作品ですよっ!
前作と比べると,弾け方はいまいちでしたが,出来はすこぶる良いです♪
DVDになったら,是非!!

>「かいじゅうたちのいるところ」&「アリス イン ワンダーランド」・・・
上記の2作品にヒース・レジャーの遺作「Dr.パルナサスの鏡」を加えると,
メルヘン3兄弟ですねっ(^o^)

しゅー
2010/01/08 12:40
しゅーさん あけましておめでとうございます

映画!! ちょっとご無沙汰です〜
還暦になったから一人で見にいけるって喜んでたんですが・・
人生はなにが起こるかわかりませんね(笑)

ようやく落ち着きましたのでこれから映画も楽しめそうです
今年もよろしくです
テス(nosaman)
2010/01/10 11:06
テスさん
明けましておめでとうございます.

>人生はなにが起こるかわかりませんね(笑)
本当にわかりませんね.もっとも判っていたら,それはそれで怖いですが・・・(^^);

テスさんのお母さんは快方に向かわれているようで,何よりです(^^)v

昨年に引き続き,今年もよろしくお願いします!!
しゅー
2010/01/10 18:08

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