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zoom RSS ☆「アリス・イン・ワンダーランド」メモ

<<   作成日時 : 2010/05/10 12:26   >>

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ALICE IN WONDERLAND
製作年度/ 2010年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 109分
監督/ ティム・バートン
製作総指揮/ クリス・レベンゾン
原作/ ルイス・キャロル
脚本/ リンダ・ウールヴァートン
音楽/ ダニー・エルフマン
出演/ ミア・ワシコウスカ,ジョニー・デップ,ヘレナ・ボナム=カーター,アン・ハサウェイ,クリスピン・グローヴァー,マット・ルーカス,アラン・リックマン,クリストファー・リー
【映画館】
++++++++++
いつもこんなペースでメモをアップできると最高なんですけどね.まあ,こういうことはこれからも滅多にないでしょう.何はともあれ,話題の3D映画「アリス・イン・ワンダーランド」のメモのアップです.

1850年代のロンドン.まだ6歳だった頃のアリス・キングスレーは,よく不思議な夢を見て,自分は頭が変ではないかと怯えていた.そんなとき,彼女の父親は,優れた人はみんな頭が変なのさと言って,いつも勇気付けてくれた.

月日は流れ,アリスは想像力豊かな19歳の乙女になった.幼い頃,彼女を勇気付けてくれた父親は他界し,彼女の周囲の人たちはそんな彼女を持て余し気味.それでも彼女の結婚の準備がせっせと進められていた.
ある日,アリスはパーティーに出席.そこで,自分とは肌の合わない貴族の青年から求婚される.周囲の人たちはみな周知しており,知らなかったのは彼女だけ.とても困惑するアリス.彼女は返事が出来ぬまま,その場から逃げ出してしまう.そんな彼女の目の前に,懐中時計を持った白うさぎが現れた.彼女は,そのうさぎを追っているうちに大きな穴に転がり落ちてしまう.

穴の底は小部屋になっており,小さなドアが一つあった.アリスには通り抜けられないとても小さなドア.しかし,部屋にあった縮む薬と大きくなるケーキによって,ドアを通り抜けられる大きさになった彼女は,ドアの向こうの世界,アンダーランドと呼ばれるワンダーランドに足を踏み入れた.
そこでは,独裁者・赤の女王の統治で住人たちが苦んでいた.予言の書によれば,赤の女王が飼う怪物を倒せる救世主がアリスだった.赤の女王打倒を目指す懐中時計を持ったうさぎらは,まんまとアリスを呼び寄せることに成功.しかし,目の前のアリスの様子を見て,彼らは別のアリスを連れてきてしまったのではと不安がった.それでも,森のはずれでお茶会を続ける帽子屋だけは,アリスを見るなり,古くからの友人として暖かく迎えてくれるのですが・・・

世界的に有名なルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」をティム・バートン監督が映画化したもの.と思いきや,成長したアリスのその後を描いた作品.
内容は映画オリジナルながら,ちゃんと「不思議の国のアリス」とその続編「鏡の国のアリス」に出てくる御馴染みのキャラクター,懐中時計を持つ白うさぎ,賢者の芋虫,チェシャ猫らが登場.それに,19歳のアリスも,不思議な国の入り口で,小さくなったり,大きくなったりしてくれるし,小さなドアから入り込んだ不思議の国側の部屋は,上下が逆様になっており,物語にすんなり入り込めた.作品全体としても,アリスの世界を損なうことなくティム・バートンの世界がとても良く創り出されていた.映像的には大人も楽しめる仕上がりを見せている.物語としては,所謂,ファミリー映画の範疇にはいる作品で,あまり面白みが感じられない.それでも,賢者の芋虫アブソレムが吐く言葉が辛辣だったり,ナンセンスだったりするし,チェシャ猫がぼそっと発する台詞には味があったりして,細かい部分には,バートンらしい毒も感じられた.

主人公のアリスを演じたのはオーストラリアの新星ミア・ワシコウスカ.いつも困り顔をしており,可愛いわけでもなければ,さほど美人でもない.どこか中性的な雰囲気と幼さを残す不思議なアリスだった.彼女の脇を固めたのは,アリスを信じ,彼女の支えになっていた帽子屋役のジョニー・デップ,恐ろしい赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーター,綺麗で不思議な国の誰からも愛されている白の女王役のアン・ハサウェイ.
相変わらずメルヘンの世界のヘンテコな住人を演じさせるとジョニー・デップは上手い.そして,とても様になっている.水を得た魚のように自由自在な演技で,魅力的なキャラクターを作り出していた.
ティム・バートン夫人のヘレナ=ボナム・カーターも負けていない.CGで頭でっかちの3頭身の姿にされていたが,冷酷で残忍な役ながらも寂しそうな表情がとても印象に残る赤の女王を怪演していた.
そんな二人の間に割って入って存在感を示していたのがアン・ハサウェイ.彼女の出演作を観るのは“プリティ・プリンセス”以来で,実に6年ぶり.当時はかわいらしかった彼女も,本作では魅力的な大人の女優に変身していた.ともすれば,ただ綺麗なだけのお姫様になりかねない白の女王役に,とても不思議な雰囲気を吹き込んでいた.

この映画の持ち味は,単に,悪い赤の女王がアリスらの活躍で破れ,白いお姫様が女王になり平和な国になった,という話で終わっていないところ.悪いお姫様の内面の寂しさとか,王道を行く白のお姫様もちょっとダークに描かれている.作り手の意図の一つとして,この作品を観た子供たちに悪いお姫様をかわいそうな人として感じさせたかったに違いない.

この映画の製作はディズニー.確か,ティム・バートンはディズニーの映画製作方針が不満で,そこから飛び出したはず.そんな彼がディズニー映画に関わったのがとても意外.もしかしたらジョニー・デップの存在が両者の架け橋になったのかもしれませんね.

不思議な国のアリスの世界観を損なうことなく自分の世界観を上手く描いていたティム・バートンは流石.特に,ふわふわ感が漂うチェシャ猫の描き方は絶品(笑うと「トトロ」の猫バスに酷似.ジブリはディズニー傘下だから問題にはならないのかなっ).ダニー・エルフマンの音楽も,相変わらずバートンの映像ととても良くマッチしていました.ただし,アリスが現実世界に戻ったラストは,子供騙しで,出来の悪いファミリー映画(ディズニー映画)並み.製作側の横槍なのか,それがとても残念だったかなぁ・・・



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コメント(12件)

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自分も今日、3Dの吹替で見てきました。
事前情報をほぼシャットアウトしていたので、ルイス・キャロルの原作の後日譚だと知ってビックリしました。
てっきり「不思議の国のアリス」の映画化だと思っていたので (^^;;
でも、「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を知らないと面白くない映画でしょうね。
この映画でアリスの世界に初めて触れた人はポカ〜ンだったのではないでしょうか。
ディズニー映画だからでしょうが、毒気もグロも控え目だったのは残念ですね。
まあ、それでもバートン・ファンの自分は充分楽しめましたけど。

ところで、しゅーさん。
チェシャ猫が猫バスに似ているのではなく、猫バスが原作の挿絵にあったチェシャ猫に似ているんですよ〜。
タラララ
2010/05/10 22:14
タラララさん
>ルイス・キャロルの原作の後日譚だと知ってビックリしました。
自分も,作品を観るまでは後日譚だとは知りませんでした.

>ディズニー映画だからでしょうが・・・
毒とかグロが控えめなのは良いのですが,安っぽいラストだけはいただけませんでした(^^);

>猫バスが原作の挿絵にあったチェシャ猫に似ているんですよ〜。
なるほどー,そうでしたか.なっとくデス!!
しゅー
2010/05/11 06:15
しゅーさん ( ´艸`).。o○オ.。o○ハ.。o○ヨ.。o○ウ.。o○
「アリス・イン・ワンダーランド」はまだ観てません。
見にいきたい映画です。
8日の土曜日が、休みだったんで、見にいきたかったんですが、「ウルフマン」観てしまいました。^^;
というのは、娘と私が、ヒマで、娘が映画いこか?っていうので、「アリス〜」を観たいっていうと、娘は、それもう観たでぇ、股 オカンといったら?
とぬかしました。
どうやら、母の日の買い物に付き合いたいために、私を映画に誘ったようです。
当日、母の日のギフトを娘と選んで買ったあと、映画館へ・・・・
「アリス〜」多いやないか・・・・見たいぞ。
タマタマ、同じ時間帯で、隣のスクリーンが「アリス〜」だったので、「ウルフマン」はたった4人の入りでした。
「狼男」のリメーク版だったけど、実に、残酷シーン多いですね、エグイですよ。
まぁ、映像も、狼男もかなり進化してました。それと、普段は悪役俳優のベニチオ・デル・トロが、悲しい主人公を好演してましたね。
それと、ハンニバル・レクター博士の、アンソニー・ホプキンスも。

ということで、今度は絶対「アリス・イン・ワンダーランド」見るぞ。
mick
2010/05/11 09:36
mickさん
>「ウルフマン」・・・映像も、狼男もかなり進化してました。
昔はリアルな映像にわくわくしたのですが・・・最近はなぜか,ちょっとキッチュだったりした方が魅力を感じたりします.
・・・自分が歳をとったのか,それとも時代が変化したのか・・・(・・?)

>今度は絶対「アリス・イン・ワンダーランド」見るぞ。
メルヘンを堪能してください!!
ただし,ストーリーは期待しないように・・・(^^)v
しゅー
2010/05/12 09:19
こんばんは(^^)

映画館に行って観ることはないだろうと思うのですが・・(^^;

このキャラクター!
デフォルメされた、この特異なキャラクターは
好きです!
キャラクターを見て、しゅーさんのブログを見て、
自分なりに想像を膨らませて楽しめます(^^)
ときドキッ!
2010/05/12 20:21
ときドキッ! さん
>しゅーさんのブログを見て、自分なりに想像を膨らませて楽しめます(^^)
お役に立ててば,なによりです♪

>映画館に行って観ることはないだろうと思うのですが・・
映画館がすっごく遠いのですから仕方がないですよねー.
でもDVDがでたら,是非,ご覧になってください.
ストーリーはともかく,さすがティム・バートンという映像でした(^^)v
しゅー
2010/05/12 23:33
知り合いがアバターより3Dの質がいいといっていたので,久しぶりに映画館に行こうかとおもったのですが,少なくとも内容はそれほどでもなさそうですね.
通りすがりのものです.
2010/05/14 22:00
通りすがりのものです.さん
コメント,どうもです!!
>少なくとも内容はそれほどでもなさそうですね.
何にポイントを置くかによりますね.
映像の面白さに期待するのであれば楽しめると思います.

ただし,Xpand方式の劇場は避けたほうが良さそうですよ.画面がかなり暗くバートンの色使いが損なわれるようです.
ちなみに自分が観た劇場はマスターイメージ3D方式でした.バートンの色彩が堪能できました.
自分はまだ未体験ですが・・・IMAX方式も綺麗なのではないでしょうか(・・?)
しゅー
2010/05/15 00:58
( ゜▽゜)/コンバンハ♪

いやいや・・この映画私も見てみたいです!
先日娘がジョニーデップの映画のDVD借りてきてたんですよ・・
ほら・・チョコレートの映画!
「チャーリーと・・・・」だったっけ?

見てて彼の演技は面白いです♪海賊のも好きだし・
此れも借りてきて見るかも〜〜〜
映画館は行く暇なしだから・( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
スー
2010/05/21 02:23
スーさん
チャーリーとチョコレート工場よりもこちらの方が楽しかったです♪
DVDがでたら是非ご覧ください.
デップもボナム=カーターもよかったのですが,アン・ハサウェイがとてもよかったですよ・・・そしてチェシャ猫は必見です!!
しゅー
2010/05/21 09:20
そうかぁ、しゅーさんもタラララさんも「アリス」ご覧になったんですね.
我が家はみーちゃんが公開初日に行ったんですが、ワタシはまだです.相変わらず山梨では2Dです.
バートン好きなら見に行かねば、思ってはいるのですが.個人的な好みで言えばアリスやチャリチョコの原色ギンギラ系よりは、シザーハンズやビッグフィッシュのようなしっとり系が好きなんだけどなぁ.
トースケ
2010/05/22 22:42
トースケさん
>みーちゃんが公開初日に行ったんですが・・・
そうですか.みーちゃんは見に行ったのですね.
ちょっと寂しいトースケさんですね!!
もっとも,うちでは誰も一緒に見に行ってはくれませんが・・・(^^);

>チャリチョコの原色ギンギラ系・・・
アリスは原色ギラギラという感じはしません.
個人的にはとても好きな色使いでした.

>バートン好きなら見に行かねば・・・
そうそう.是非.あの有名な不思議な国のアリス(後日譚)をバートンが映画化したわけですからねっ!!
しゅー
2010/05/23 07:12

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