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zoom RSS ☆「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」メモ

<<   作成日時 : 2011/01/11 12:27   >>

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製作年度/ 2010年
製作国/ 日本
上映時間/ 118分
監督/ 東陽一
製作総指揮/ 山上徹二郎
原作/ 鴨志田穣
脚本/ 東陽一
音楽/ 主題歌「誇り高く生きよう」忌野清志郎
出演/浅野忠信,永作博美,市川実日子,利重剛,高田聖子,柊瑠美,甲本雅裕,螢雪次朗,光石研,香山美子,西原理恵子
【映画館】
++++++++++
今年のメモは邦画からスタート.タイトルは「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」.タイトルから受けるイメージと主演が浅野忠信ということで劇場鑑賞することにした作品です.

冒頭,画面に現れた男は,来週は素面で家族と会うのです,と言いながら酒を飲み,血を吐いて気絶した.男の名は塚原安行.職業は戦場カメラマン.実に10回目の吐血.安行は母親が呼んでくれた救急車で病院に運ばれ,そのまま3ヶ月の入院となった.
人気漫画化の園田由紀と結婚し,二人の子供に恵まれたものの,彼のアルコール依存症が原因で離婚.今は彼の母親の元に身を寄せていた.しかし,二人は離婚したものの,由紀は安行が倒れれば容態が心配で顔を見せるし,ときどき家族みんなで会ったりもしていた.

安行は,退院後,抗酒剤を服用し禁酒を始めた.しばらくの間は,順調な日々を送っていたのだが,ふらっと立ち寄った寿司屋で出された奈良漬で,彼の禁酒の縛りが解けてしまう.数分後,彼はコンビニの酒棚の前で品選びをしていた.そして,近所の公園で酔っ払い転倒,意識の薄れていく彼が次に目覚めたときにはまた病院のベッドの上にいた.

本人と家族だけではどうにもならないと判断した安行の母親は,彼を精神病院に入院させることに.嫌々ながら入院した安行だったが,そこでの自分と同じようなアルコール依存症の人々との共同生活を通して,心身が癒されるとともに,徐々に回復に向かっているように見えたのですが・・・

人気漫画家,西原理恵子の元夫で戦場カメラマンの鴨志田穣が,自身のアルコール依存症を綴った自伝的小説を映画化したもの.監督は東陽一.

およそ30年ぶりに観る東陽一監督の最新作.
実は,東監督はもう亡くなっているものと思い込んでいた.自分の若い頃に観た映画の監督たちはだいぶ亡くなってしまったことと,東監督の名前を,最近,耳にすることがなかったせいだと思う.改めて思い返してみると,東監督同様,自分の若い頃に活躍していた「愛と誠」などで知られる山根成之監督と混同していたようだ.
当時,東陽一監督作品で鑑賞したのは,永島敏行,森下愛子主演の「サード」(1978年)と桃井かおり主演の「もう頬づえをつかない」(1979年).「サード」を観て,当時,とても熱くなった記憶がある.

主人公の飄々とした面を強調しているだけでなく,ユーモアを交えつつ,ゆったりと静かなタッチで描かれているせいか,暗くて重い作品というよりもほのぼのとした印象を受ける作品.また,主人公たちの些細な仕草をしっかりと捉えた描写が作品に味わいを生み出していた.

アルコール依存症の主人公は,家庭内で暴れるし,よく気絶するし,アルコールが入るとどうしようもない男ながら,ふだんは飄々としていて憎めない.そんな主人公,塚原安行を演じたのは浅野忠信.酔っ払っているとき,素面のとき,そして切れたときのギャップがとても面白い.彼を映しているだけのようなシークエンスでも,観ていて飽きさせないのは流石.
妻役を演じた永作博美も好演している.また,医師役の利重剛,アルコール患者の北見敏之,螢雪次朗あるいは光石研らの脇役人も味のある演技で楽しませてくれた.

本作は,ところどころに,妙に美しい景色が挿入されている.公園,細い道を家族揃って歩くシーン,そしてラストの浜辺のシーン.特にラストの浜辺は,シュールな演出と相まって,詩的な情緒を醸しだしていた.「サード」に感じた情熱的なイメージとはまったく対照的な印象のラストだった.

アルコール依存症の人間の心理とか行動がいたるところに出現する.明日から禁酒しよう,ちょっとだけなら,という中毒患者独特の心理が非常によく伝わってきた.自分が,およそ30年にも及ぶ愛煙家で,極度のニコチン依存症のためかもしれない.もちろん,本作品がときおり映し出す安行の幻覚症状のようなことはないが,煙草が精神安定剤と化してしまった.けれども何を血迷ったのか,昨年の12月上旬から禁煙ならぬ,休煙を続けている.なので,より一層,安行の気持ちに同調してしまったようだ.

本作に登場する安行は,原作者の鴨志田穣であり,由紀は漫画家の西原理恵子.西原理恵子の漫画「毎日かあさん」も,彼女と鴨志田の日々を題材にしているものの,そちらは怒涛の日々として描かれているようですね.「毎日かあさん」も映画化され,近日,劇場公開されるみたいです.なので,両者を比較してみるのも一考かなっ・・・

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
しゅーさん(^コ^)(^ン^)(^ニ^)(^チ^)(^ワ^)
きょうは、休みなので、ブログチェックしております。
記事とは関係なく、しゅーさんの禁煙中についてのコメントにくいつきました。
たばこ値上げ当初は、禁煙する人増えたようですね。
私は、家庭では、禁煙です。
家族は誰も吸いませんので、ベランダで冬の寒い日に、吸うむなしさが嫌で・・
で、家で吸わないのはなれましたが、やっぱり職場では、みんな吸うので、ついつい吸ってしまいますね。本数はすくなくなりましたが、やっぱり、これってストレス発散や、一息いれるときは、もってこいですもんね。
禁煙宣言せずに、休煙中ということで、我慢できなくなったら、吸いましょうよ。そのほうが、健康にいいですよ・・・って勝手な意見でした。
mick
2011/01/11 16:42
mickさん,こんばんは!!
>ストレス発散や、一息いれるときは、もってこいですもんね。
そ,そうなんですよ.
煙草の効用はいっぱいありますよね.
うちの家族はそれがわからないのです.もっと言ってやってください!!

そもそも,昔は,国が専売公社なんて組織で喫煙を先導していたのにねぇ・・・ときどき国に騙された気分になります(^^);

まあ,愚痴はともかく・・・ぶつぶつ.
>我慢できなくなったら、吸いましょうよ。
はい,そのつもりです(^^)v
しゅー
2011/01/12 01:35
こんにちは(^^)

数年前まで、ビールを毎日飲んでました。
今は週に一回あるかないかです。
以前は母から「アル中」じゃないのか?!
なぁんて言われておりましたが、そうではなかったようです(^^;

外で飲んで酔うと、家に帰りたくなりますzzzzz(^^;
ときドキッ!
2011/01/16 15:10
ときドキッ!さん,こんばんは
>数年前まで、ビールを毎日飲んでました。
一日がんばった自分への褒美としてのビール!!
缶ビール2,3缶程度ならぜんぜん問題ないのではないでしょうか・・・それをアル中と言ったら,成人した日本人のおそらく1/3はアル中になるのでは・・・(・・?)

それに,酒は昔から“百薬の長”と言われるぐらいですから,適度な酒はむしろ体に良いと思います♪
しゅー
2011/01/16 23:28

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