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zoom RSS ★「エンジェル ウォーズ」メモ

<<   作成日時 : 2011/05/17 09:18   >>

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SUCKER PUNCH
製作年度/ 2011年
製作国/ アメリカ,カナダ
上映時間/ 110分
監督/ ザック・スナイダー
製作総指揮/ トーマス・タル,ウェスリー・カラー,ジョン・ジャシュニ,クリス・デファリア,ジム・ロウ,ウィリアム・フェイ
原作/ −
脚本/ ザック・スナイダー,スティーヴ・シブヤ
音楽/ タイラー・ベイツ,マリウス・デヴリーズ
出演/ エミリー・ブラウニング,アビー・コーニッシュ,ジェナ・マローン,ヴァネッサ・ハジェンズ,ジェイミー・チャン,オスカー・アイザック,カーラ・グギーノ,ジョン・ハム,スコット・グレン,リチャード・セトロン,ジェラルド・プランケット,マルコム・スコット
【映画館】
++++++++++
予告を見る限りでは,ちょっとダークさを漂わせながらも,突き抜けたガールズ・アクション映画に思えたので観ることにした作品でした.

1950年代のアメリカ.
かなりの資産とベイビードールたち姉妹を残し彼女たちの母親が息を引き取った.残された二人を叔父が面倒を見ることに.しかし,母親の遺書を読んだ彼は突如怒り出し,その怒りを姉妹にぶつけた.彼の乱暴な態度に恐怖を覚えたベイビードールは彼に銃口を向ける.けれども,彼女の放った銃弾はこともあろうに妹に命中してしまう.妹を抱きかかえ泣き崩れるベイビードール.

この不幸な事故に便乗して叔父はベイビードールを精神病院に入院させる.
精神的に参ってしまった彼女は自分の妄想の世界へと逃亡を図った.そこでの彼女は,娼館に連れてこられた新人ダンサー.けれども見た人々を感動させるほど見事なダンスの腕前を持っていた.彼女はダンスしている最中,さらに自分のイマジネーションの世界に迷い込む.そこで出会った賢者から彼女は4つのアイテムと1つの謎を解き明かせば自由になれると伝授される.スウィートピー,ロケット,ブロンディそれからアンバーの4人の先輩ダンサーたちとともに彼女はアイテムを手に入れるための戦いを決意し,娼館からの脱出を図るのですが・・・

辛い現実を背負った乙女が作り出した幻想世界で,彼女と4人の女性が生死を賭けて闘う姿を描いたダーク&ガールズ・アクション・ファンタジー.監督は「ドーン・オブ・ザ・デッド」,「300<スリーハンドレッド>」そして「ウォッチメン」のザック・スナイダー.かなり,日本のサブカルチャーの影響を受けているようで,主人公ベイビードールの姿はまさしく「セーラー・ムーン」.「片腕マシン・ガール」と同じようなテイストの作品だった.

ベイビードールのイマジネーションの世界が次々に登場する.はじめに登場したのは,ジャパニーズ・ムード漂う舞台とサムライ風の3人の大魔人たち.その造形はなかなかのもの.その後は,ベイビードールだけでなく, 4人の女性たちが加わり,さらなるバトル・アクションと発展する.舞台となるのは,第二次世界大戦をイメージさせる世界とゾンビのナチス兵たちの群れ,そしてヒンデンブルグ号を髣髴させる飛行船.あるいは,中世の城に火を噴くトラゴン,さらには未来都市とロボットと空飛ぶ列車が登場する世界.いずれも世界観とキャラクターの出来は鮮やか.そんなキャラクター相手に乗りの良い音楽を背景にしてベイビードールを含め様々なタイプの女性たちが大暴れ.日本刀,ピストル,マシンガンはたまた戦闘ロボット,ヘリコプターや戦闘機まで登場させ,手強そうなキャラクターたちをバッタ,バッタと倒していく.けれども,いずれのシークエンスにおいても彼女たちの戦いぶりは大味.ガールズ・バトルのダイジェスト版か,贅沢なPVを観ているようで,ワクワク感とかハラハラ感には乏しかった.

物語的にもかなり大味で陳腐.特に,先輩ダンサーたちがベイビードールと生死を共にする経緯の陳腐さには引いてしまった.もっとも,監督のザック・スナイダーにとって,この映画はガールズ・アクションさえ描ければ,あとの部分はどうでも良かったに違いない.それならば,もっとハチャメチャな内容で突き抜けた作品にしてほしかった.

主人公ベイビードール役のエミリー・ブラウニングは,演技は上手いとは言えないものの,この作品に相応しい独特の雰囲気は持っていた.また賢者を演じたスコット・グレンもなんか良さげな雰囲気を醸し出していた.しかし,ベイビードールと行動を共にする4人の女性アビー・コーニッシュ“スイートピー”,ジェナ・マローン“ロケット”,ヴァネッサ・ハジェンズ“ブロンディ”,ジェイミー・チャン“アンバー”にはあまり魅力を感じなかった.人物設定の陳腐さと監督の人物描写の不味さによるところが大きい.

この映画の見どころである彼女のイマジネーションの世界は,彼女の舞台でのダンスとシンクロされている.舞台で直立不動の状態から目を瞑るとイマジネーションが始まり,彼女の心がイマジネーションの世界にいる間に彼女は衝撃的なダンスを披露する.イマジネーションが終わり目を開けたときには踊りを終えた直立不動の彼女が舞台の上にいるという設定.アイディア自体は悪くないものの,彼女が舞台で踊る姿をイメージできるような何か細工がほしかった.自分のような頭の固くなった人間にはベイビードールの踊る姿をまったくイメージできない.それとも感性の違いか.感性の違いついでにもう一つ不満を挙げると,ベイビードールのイマジネーションのベースになっているのが娼館であること.十代の乙女が見るイマジネーションのベースが娼館というのは如何なものか.これって,とっても中年親父的な発想で自分には受け入れ難かった.

いろんな意味で,自分の抱いていたイメージとはだいぶ違う作品でした.陳腐さでは本作に引けを取らない「片腕マシンガール」の方が味わいの点では一段上に感じられたほど.コンピュータ・ゲーム好きなオタク系の人には魅力的な作品かもしれないものの,自分には期待を裏切られた印象の残る作品だったかなっ・・・


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&#160; きづいたら『エンジェル ウォーズ』が公開終了していた。 八回しか見れなかつた。 十指にみたぬ鑑賞回数は、偉大な藝術を咀嚼するには少なすぎる。 自分がグズなせいだが、不入りゆえの打ち切り... ...続きを見る
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
どうも自分はこの監督と相性が悪いようです。
せめてオネーチャンたちが魅力的なら良かったのですが、女性の好みもこの監督とは相容れないようです (^^;;
しゅーさんの評価もイマイチなので、DVDをレンタルすることもなさそうな気が…。
予告編を見たのですが、「これなら自分でゲームしてるほうがマシ」と思ってしまいました。
タラララ
2011/05/17 11:58
毎度ご無沙汰してます。
この手の映画は好きですね。
おねえちゃんのアクションものは好きなので、観たい映画かもしてません。
最近は、映画館にもいってないなぁ・・・
「ツーリスト」は観てきました。アンジーファンなので。
そういえば、「ソルト」も「ウオンテッド」も観てきたなぁ。
mick
2011/05/17 15:10
タラララさん
>どうも自分はこの監督と相性が悪いようです。
ザック・スナイダー監督作品は本作が初挑戦でした!!
タラララさん同様,すべてがこの調子の作品だとすれば,自分も苦手な監督のようです.

>これなら自分でゲームしてるほうがマシ・・・
ゲーム好きの方にもそっぽを向かれるとなると,どんな人に喜ばれる作品なのでしょう(・・?)
相当,製作費はかかっているようでしたが・・・
しゅー
2011/05/17 21:00
mickさん,どうもお久しぶりです.
>おねえちゃんのアクションものは好きなので・・・
mickさんほどではないにしても,自分もはじけたガールズ・アクションは結構好きなので,期待してみたのですが,
舞台はとても豪華でも,ワクワクするまでには至らない作品でした(^^);

>アンジーファン・・・
「ツーリスト」は候補には挙げていたのですが,結局見逃してしまいました.
良かったですか・・・(・・?)
しゅー
2011/05/17 21:01

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