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zoom RSS ☆「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」メモ

<<   作成日時 : 2011/06/14 00:27   >>

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製作年度/ 2010年
製作国/ 日本
上映時間/ 121分
監督/ 本田隆
製作総指揮/ −
原作/ 前田司郎
脚本/ 前田司郎
音楽/ 蔦谷好位置
出演/ 竹野内豊,水川あさみ,樹木希林,片桐はいり,荒川良々,橋本愛,でんでん,山里亮太,柄本明
【映画館】
++++++++++
洋画が続き,久しぶりに邦画が観たくなり,さらに,前回観た「ブラック・スワン」がかなり重たい映画だったので,なるべくおバカな映画を観ようと選んだ作品です.

長い同棲生活の末,なし崩し的に結婚した大木信義とその妻,咲.
雰囲気だけでも変えようと引っ越しをしてみたものの一向に気持ちは盛り上がらない.引っ越しの段ボールを片づける気力もなく,見当たらない炊飯ジャーのことで揉める始末.
ある日,咲がショッピング・センターの占いコーナーの前を通りかかると,占い師に声をかけられ,炊飯ジャーなら地獄にある,と言われる.そして,占い師から“地獄ツアー”のチラシを渡された.
翌日,興味にかられた咲と信義は二人揃って占いコーナーを訪れる.占い師の占いはとってもいい加減ながら,炊飯ジャーについてはいたく自信ありげの様子.占いを早々に切り上げた占い師は,自分は占いの他に“地獄ツアー”の代理店を運営していると言い,執拗にツアーを勧める.誘われるままに「一泊二日,地獄甘エビ食べ放題ツアー」という何やら怪しげな旅行に行く羽目に.
旅行の支度を整え二人が集合場所のショッピング・センターの屋上にやってくると,占い師に同行してガイドの但馬が現れた.信義と咲がおそらくヘリコプターか何かに乗せられると思いきや,ガイドの但馬は二人の目の前にある水が張られたバスタブが地獄の入口だと指差した.冗談半分でバスタブの水の中に手を入れた信義は,何かに引っ張られてバスタブに吸い込まれてしまう.仕方なく咲も信義の後を追うのですが・・・

とってもB級を満喫できる映画.おバカでチープだけどちょっといいはなし.作品全体に溢れるほのぼの感,緩いユーモア感は絶妙.ミニシアター系の劇場で鑑賞するにはピッタリだった.でも大劇場にかけられたらズッコケ必至の作品.
新婚夫婦が行く地獄は,針の山,血の池とか大釜などの大掛かりな仕掛けは一切なし.地獄の舞台となるのは,普通の山道,工事現場,観光ホテルと原っぱ.本作の地獄は大釜ならぬ温泉が売りになっていて,信義と咲が泊まるのは400階建ての温泉ホテル“いいじま”.もちろん使われるCGは実にキッチュで,リアルさとは程遠い.
地獄につきものの赤鬼と青鬼は登場するも,なんと彼らには角もなければ牙もない.服装だって人間と同じ.肌の色だけは赤鬼ならば赤色,青鬼ならば青色に塗られていた.

舞台設定は,こんな調子なのだが,出演者たちはなかなかの顔ぶれ.
主人公の大木夫婦を演じたのは竹野内豊と水川あさみ.二人とも役者としてまさに旬でもあり,彼らの何気ない仕草を見ているだけでも結構楽しい.竹野内豊は,いつもの格好良い彼ではなく,若い平凡なサラリーマン.意外にも,時たま見せる表情には何ともかわいらしさがあった.一方,妻役の水川あさみは自然体ながらもユーモア感が漂い,なかなかのコメディアンヌぶりを発揮していた.TVドラマ「のだめカンタービレ」ではとてもクールな役を演じていたが,本作を観て彼女の地の部分は咲に近いと感じた.ブスっとした表情でとおした後,終盤に見せる笑顔がとても印象に残った.
脇を固めているのは樹木希林,片岡はいり,荒川良々,でんでんそれに柄本明.それぞれが持ち味を遺憾なく発揮していて,観ていてとても面白かった.また,「マルモのおきて」で大人気の天才子役,鈴木福も,期待通りの演技で,この作品の持つテーマに貢献していた.

監督は本田隆.原作と脚本は前田司郎.前田司郎は,これまでにも岸田國士戯曲賞受賞などで脚光を浴びている新進気鋭の脚本家のようである.独創的なアイディアと緩いギャグが至るところに散りばめられていた.映画全体のコンセプトにはセンスの良さが,また,細かい設定に対する拘りはなかなかのもので,おバカな作品ながら薄っぺらな感じはしない.また,日常的なさりげない会話が実に気持ち良く感じられた.そんな前田の脚本の魅力を監督の本田隆はとても上手く引き出していた.おそらく二人はとてもよく似た波長を持っているに違いない.

以前,劇場鑑賞した「鴨川ホルモー」にとても近い雰囲気の作品.ただし,「鴨川ホルモー」は結構な予算で製作された作品であるのに対し,こちらはおそらく低予算で,まさにB級映画の王道を行く作品でした.ほのぼのとしたおバカぶりを気持ちよく堪能できた120分だったかなっ・・・

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。先日友人の結婚式の余興でAKB48さんの会いたかった、をやりました。というのは、このダンスの練習を1週間続けたら体重が2キロくらい落ちました。
ダイエットには最適だと思います。どうかご覧いただけたら幸いです。
http://www.youtube.com/watch?v=r5McGB552Dc
dotetaba
2011/06/14 02:46
dotetabaさん,はじめまして.
あははっ,AKB48さんはちょっと,どうも・・・
でもでも,”ようつべ”の方は拝見しました!!

>ダイエットには最適だと思います。
う〜ん,ダイエット・・・とっても耳が痛いキーワードですね・・・やばい!!
どうしても食欲に負けてしまう自分がいます(^^);
しゅー
2011/06/14 12:38
しゅーさんご無沙汰しております。
ここんところ、5月から職場が異動になって、新しい環境にとまどいつつやっと慣れてきました。
さて、内容とは関係ないコメントになりますが、「ツーリスト」の件、やはりジョニー・デップがでてると、ユーモラスな感じがして、アクションラブコメディみたいな映画でした。

6月に入ってからは、「パイレーツ・オブ・カリビアン 命の泉」を観てきましたよ。
3d映画でしたが、最近は、メガネもなじんできましたね。
娯楽作品として楽しめました。
ストーンズのキース・利茶ーズ・・・変換がおもろい。
オヤジ役で、あいかわらずの怪演でした。
エンドロール後も見逃さんように・・・
mick
2011/06/18 15:47
mickさん,こんばんは.
「ツーリスト」に「パイレーツ・オブ・カリビアン 命の泉」・・・
おおっ,ジョニー・デップつながり.
mickさんにとって,これでペネロペのかわりにまたまたアンジーだったら,もう言うことなしだったのに・・・それでも,ローリング・ストーンズのキース・利茶ーズがでてますから,mickさんにはたまらない映画ですね!!

ちなみに,“命の泉”の監督は,「シカゴ」「NINE」「SAYURI」のロブ・マーシャル.
この手のアクション映画の監督をするのはちょっと意外でした.
しゅー
2011/06/19 00:25

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