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zoom RSS ☆「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」メモ

<<   作成日時 : 2011/11/29 19:33   >>

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THE THREE MUSKETEERS
製作年度/ 2011年
製作国/ フランス,アメリカ,イギリス,ドイツ
上映時間/ 111分
監督/ ポール・W・S・アンダーソン
製作総指揮/ マーティン・モスコウィック
原作/ アレクサンドル・デュマ
脚本/ アレックス・リトヴァク,アンドリュー・デイヴィス[脚本]
音楽/ ポール・ハスリンジャー
出演/ ローガン・ラーマン,ミラ・ジョヴォヴィッチ,オーランド・ブルーム,クリストフ・ヴァルツ,マシュー・マクファディン,レイ・スティーヴンソン,ルーク・エヴァンス,マッツ・ミケルセン,ガブリエラ・ワイルド,ジェームズ・コーデン,ジュノー・テンプル,フレディ・フォックス
【映画館】
++++++++++
“バイオハザード”シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督&ミラ・ジョヴォヴィッチのコンビが映画化した“三銃士”ということで観ることにした作品です.

場所は17世紀のベネチア.三人の凄腕の男たちが登場し,レオナルド・ダヴィンチの設計図を盗み出すことに成功する.彼らはアトス,ボルトス,アラミスの三人.三銃士として知られる存在だったが,フランスが財政難のため,怪しげな仕事もして生計を立てている模様.
今回のミッションには謎の女性ミレディが仲間として加わっていた.ところが,彼女は三銃士たちを裏切り設計図を持ち逃げする.そして,設計図を手に入れたのはフランスと敵対関係にあったイギリスのバッキンガム公爵だった.

ある日,田舎町に住む青年ダルタニアンは父の元を離れ,憧れの騎士になるべくパリに向かう.剣の腕前はかなりのものだったが,向う見ずで血の気の多い彼はパリに着くなりあちこちでトラブルを起こす.最初は宰相リシュリューの護衛隊隊長ロシュフォールと.続きざまにアトス,ボルトス,アラミスと遭遇し,三銃士とは知らぬままそれぞれに決闘を申し込む.
約束の時間となりダルタニアンと三銃士の決闘が始まろうとしていたとき,決闘場所である広場に護衛兵を引き連れたロシュフォールが現れた.決闘は中止となり,三銃士とダルタニアンは協力してリシュリューの護衛兵たちと戦うことに.40人の護衛兵が彼らによって見事に片づけられ,その様子を見ていたパリの市民たちは大喜び.そんな中にコンスタンスがいた.ダルタニアンは彼女に一目ぼれするが,彼女は田舎者の彼を相手にしない.実は彼女はルイ13世の妃,アンヌ王妃の侍女だった.
その一件をきっかけにダルタニアンは三銃士たちと意気投合し三銃士に仲間入りする.

アンヌ王妃と宰相リシュリューはとても仲が悪かった.
リシュリューは,イギリスとフランスの和平交渉を利用して,アンヌ王妃を窮地に追い込もうと企てる.イギリスから交渉にやってきたのはバッキンガム公爵.彼はダヴィンチ設計の飛行船に乗り空から登場した.二人の和平交渉が始まると,リシュリューの依頼でミレディが王妃のダイヤモンドの首飾りを盗み出す.それはルイ13世が王妃にプレゼントしたもの.王妃が首飾りを公爵にプレゼントしたように見せかけ,二人の不倫関係を丁稚あげる手はずだった.

王妃は身の潔白を証明するため,5日後の舞踏会で国王の前に首飾りを身につけて現れなければならなくなった.王妃の窮地を何とかすべく,侍女のコンスタンスはダルタニアンに助けを求める.ダルタニアンは三銃士とともに首飾りを追ってイギリスに向かうのですが・・・

アレキサンドル・デュマ原作の古典小説「三銃士」(ダルタニアン物語)をアンダーソン監督が3Dで映画化した大型娯楽冒険活劇.これまでにも幾度となく製作されてきた“三銃士”.オリバー・リード,マイケル・ヨークそれからラクウェル・ウエルチが出演したリチャード・レスター版が記憶に残る.今回はかなり現代風にアレンジした“三銃士”になっていた.

とても夢があり,ユーモアが楽しい遊び心満載の映画.物語のテンポも良く活劇の魅力を存分に発揮していた.
田舎から出てきた血の気の多いダルタニアン,いささか沈鬱なアトス,豪放磊落なポルトス,スマートなアラミス,妖艶なミレディ,可憐なコンスタンス,陰険なリシュリューら,いずれの登場人物も個性豊かに描かれていた.

カメラ・アングルに拘った数々のシーンはとても魅力的.
帆船軍艦スタイルの飛行船という奇想天外なアイテムを登場させ,三銃士の舞台となった中世の風景を空から俯瞰する映像は素晴らしい.
チャンバラ・シーンや大迫力の飛行船どおしの戦闘シーンも非常に構図が良く練られていた.三銃士とダルタニアンがリシュリューの護衛隊と一戦を交えるシーンは,その闘いぶりをタイト・ショットで繋ぐのではなく,全体を捉えた少し長めのショットと一人一人のクローズアップ・シーンが上手く織りまぜられており,とても躍動感があった.

ストーリーはアンダーソン監督らにより大幅にアレンジされていた.
強盗を働く三銃士というとんでもない冒頭で始まり,帆船軍艦型の飛行船が空を飛びまわる始末.でもそれは可愛いもので,ルイ13世とアンヌ王妃の冷めた関係,アンヌ王妃とバッキンガム公爵との恋愛模様を封印.浮気と不倫に満ちた王侯貴族の物語が貞淑な妻とそれを信じたい夫の物語に書き換えられていたのにはビックリ.ただし,アンヌ王妃と宰相リシュリューの対立関係は健在で,この物語のポイントになっていた.

謎の女性ミレディを演じたのはミラ・ジョヴォヴィッチ.当然のことながら主人公ダルタニアン以上にスポットが当てられていた.相変わらず美しくとても色っぽい.悪女タイプの謎の女性ミレディを楽しそうに演じていた.そんな彼女に対して,王妃の侍女コンスタンスを演じたガブリエラ・ワイルドはかわいらしく,二人のコントラストが映画を華やかなものにしていた.

本作はジョヴォヴィッチを含め悪役側が目立っている.陰険な宰相リシュリュー役は「イングロリアス・バスターズ」でブレイクしたクリストフ・ヴァルツ.彼はこういう役をさせると実に上手い.片目のロシュフォール隊長は渋く決めたマッツ・ミケルセンが演じ,オーランド・ブルームがチョイ悪のバッキンガム公爵を演じていた.

一方,主人公ダルタニアンは「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」で主役を務めたローガン・ラーマンが演じ,決闘シーンでは切れのある剣さばきを見せていた.三銃士の一人,アラミスを演じたルーク・エバンスはオーランド・ブルーム似のイケメンで,本作ではオーランド・ブルーム本人よりも格好良かった.

理屈抜きに楽しめる大型娯楽冒険活劇.ラストの続編に繋ぐシーンの安直さを除けば,個人的にはとても好みの作品です.
けれども,本作はアメコミ映画全盛の米国では苦戦を強いられたようですね.これで打ち切りになると,出し惜しみ気味のミレディの活躍やおそらく次作に登場するラ・ロシェル包囲戦などがお蔵入りしてしまうのでちょっと残念.続編の有無は日本やヨーロッパなどの米国以外での本作の健闘が鍵を握っているのかなっ・・・

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
無条件に2時間楽しめる娯楽映画ですね。
ただ、個人的にあの程度で3D割増料金は不満です (^^;;

てっきり世界中でヒットしてると思ったら、アメリカではコケたんですか。
基本的にアメリカではチャンバラよりも銃撃戦のほうが好まれるのかも知れませんね。
続編は確実に作られると思っていただけにちょっと意外です。
でも、エンディングはかなりハードルを上げてしまっていたので、『この規模で続編作るの?大丈夫?』と要らぬ心配をしたことも確かです (^^;;
タラララ
2011/11/30 14:55
タラララさん
>基本的にアメリカではチャンバラよりも銃撃戦のほうが好まれるのかも知れませんね。
自分もそう思います.
特にアメリカの若者に受けるのはちょっと難しいように感じました.

ヨーロッパとか日本向きの作品でしたね!!
しゅー
2011/12/01 09:28
こちらにお邪魔するのが久々すぎて
大変申し訳ございません

今年みた映画をざっと思い起こしてみて
一番印象的というか、はまってしまったのは
「宇宙戦艦ヤマト」でしたw
アニメ映画も全て制覇しちゃったし
真田さんが「弟のように思ってたぞ」
って言ったときは感動で鳥肌たってしまったです。

小学生のときずっと見ていたアニメだったし
キムタクどうのっていうよりヤマトかっこいい

そして今年最後なる映画がこの三銃士!
面白かったですね〜
次回作期待してるんだけどな〜

ちょっと早いですが
今年1年ありがとうございました
来年もしゅーさんの映画メモ楽しみにしてます
宜しくお願いします(*^_^*)
タ〜コ
2011/12/26 09:32
タ〜コさん,お久しぶりです!!
>はまってしまったのは「宇宙戦艦ヤマト」でしたw
自分はリアルで毎週日曜日の19:30から欠かさず観ていました・・・地球滅亡まであと××日.
そんな自分には,古代進は20代前半なのにキムタクは格好良くてもおじさんというイメージが強くて・・・パスしてしまいました.
でも,タ〜コさんがそんなに嵌ったのなら,機会があったら観ようと思います!

>三銃士!
理屈抜きに楽しい娯楽映画でしたね.自分も続編を期待しています♪

>今年1年ありがとうございました
こちらこそ今年1年ありがとうございました.
タ〜コさんは何かと来年も大忙しのことと思いますが来年もお付き合いのほどよろしくお願いします!
しゅー
2011/12/26 21:53

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