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zoom RSS ☆「ロボジー」メモ

<<   作成日時 : 2012/02/19 01:50   >>

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製作年度/ 2011年
製作国/ 日本
上映時間/ 111分
監督/ 矢口史靖
製作総指揮/ −
原作/ −
脚本/ 矢口史靖
音楽/ ミッキー吉野
出演/ 五十嵐信次郎,吉高由里子,濱田岳,川合正悟,川島潤哉,田畑智子,和久井映見,小野武彦,大石吾朗,竹中直人,田辺誠一,西田尚美
【映画館】
++++++++++
今年の三作目は矢口監督の最新作「ロボジー」.今年は例年になく寒いので,ほのぼのした邦画を観てせめて心だけでも暖かくなろうと鑑賞することにした作品です.

弱小家電メーカー,木村電器の落ちこぼれ3人組,エアコンのIC担当だった小林,洗濯機の営業担当の太田,そして梱包担当の長井は,ワンマン社長・木村の思いつきからロボット開発を命じられる.近々開催されるロボット博に二足歩行のロボットを出展し,自社の技術力をPRしようというもの.ロボット博まで1週間と迫ったある日,努力が実って彼らのロボット“ニュー潮風”は歩き出すが,そのまま2階の窓から転落して木っ端微塵になってしまう.

窮地に追い込まれた3人は,ロボットの中に人間を入れてロボット博を乗り切ろうと考える.着ぐるみショーのオーディションと称して人を集め,ロボットの外装にピッタリ収まる若い男性を見つけ出した.ところが,彼は金属アレルギーでロボットの中に入れない.代わりに,ちょっとヨボヨボしているものの体型は適合する鈴木重光という老人に白羽の矢を立てた.

ロボット博の当日,無事に一日が終わることを祈る木村電器の3人の前で,本物のロボットたちに嫉妬を覚えた鈴木老人は,突如,彼らの指示を無視して大暴走.その上.ロボットオタクの女子大生,佐々木葉子がディスプレイの下敷きになるのを間一髪で助けてしまったため,危険察知能力を持つ優れもののロボットとして,一躍,マスコミから脚光を浴びてしまう.
ロボット博での1回限りの計画が後に引けない状態になり,ロボットオタクの女子大生にもまとわりつかれ,木村電器の3人組はさらなる窮地に追い込まれていくのですが・・・

「ウォーター・ボーイズ」,「スウィング・ガールズ」などで人気の高い矢口史靖監督の最新作.前作「ハッピー・フライト」は悪い出来ではなかったものの,面白みが今ひとつ足りない作品だった.けれども本作は,ロボットと老人を合体させて矢口監督らしい人間臭い楽しいコメディに仕上がっていた.

ミッキー・カーチスがトレードマークの長い髪と髭をなくして,何処にでもいそうなちょっと頑固で偏屈な老人を演じている.数年前に観た「純喫茶磯辺」に出演した時とはまったくの別人.これまで築いてきたイメージとかなり異なるため,本人もそれを意識してか新人俳優,五十嵐信次郎として出演している.

洗濯機や扇風機を連想させる“ニュー潮風”というロボットの名前が弱小白物家電メーカーを舞台にした映画であることを象徴している.真鍋博の描く挿絵に出てきそうな“ニュー潮風”の造形はレトロ感を漂わせつつ愛嬌があった.ロボットが登場する映画であっても“トランスフォーマー”シリーズのように変形したり戦ったりしないだけでなく,CGを使わないことに拘った作品のようである.

まあ,設定も含めて突っ込みどころ満載の映画.いくら何でも社運をかけて落ちこぼれ3人組にロボット開発を任せないし,着ぐるみロボットがバレないはずはない.しかし,それよりも個人的に残念なのは,木村電器の3人組を講師に呼んで大学生たちが「ハーバード白熱教室」よろしく大教室でロボット製作について議論を展開するエピソード.3人組は学生との質疑応答でロボット製作の知識のなさを曝け出すのだが,そこをもっと丁寧に描写してほしかった.鑑賞中,彼らにまったくロボット製作の知識がないように見えたため,物語の構成自体に違和感を覚えてしまった.しかし,鑑賞後,はっと,3人組にはロボット博での“ニュー潮風”のパフォーマンスを支えるだけの知識はないものの,二足歩行ロボットが作れる知識はあったのだと気づいた.きっと自分以外にもそう感じた人がいたに違いない.

さて,本作の主人公,ロボじいさん役の五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)と共演したのは吉高由里子.彼女はロボじいさんに助けられたロボオタクの女子大生,佐々木葉子を演じている.自分は彼女が出演する作品を見るのはこれが初めて.本作を観る限りでは,往年の田中裕子と竹内結子を足して二で割ったような雰囲気の女優に思えた.ロボじいさんと同様に暴走する佐々木葉子はなかなか楽しい.彼女がロボットに夢中になると周りが見えなくなってしまう感じは,それが吉高由里子の素なのかと思うほど嵌っていた.

ロボじいさんとロボオタクの女子大生に振り回される木村電器のロボット開発チームの三人組,濱田岳,川合正悟,川島潤哉の情けなさもそれなりに楽しめたし,木村電器の社長を演じた小野武彦がこの作品を脇で上手く盛り上げていた.“矢口組”の常連である竹中直人,田辺誠一,西田尚美らのカメオ出演もちょっと嬉しかった.

エンドロールに流れる“五十嵐信次郎とシルバー人材センター”(ミッキー・カーチスとミッキー吉野,浅野孝已ら)が歌う80年代テクノポップのヒット曲「Mr.ROBOTO」(Styx)のカバーがとてもこの作品にマッチしていた.

“爺”と“-logy”を掛けて「ロボジー」というタイトルのセンスもgood.ロボット“ニュー潮風”もさることながら五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)と吉高由里子の暴走シーンがとても楽しい作品でした.そして最後のロボじいさんの笑顔がほのぼの感を印象付ける作品だったかなっ・・・

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは(^^)

「ロボジー」とは全く関係ないのですが・・・・

ずっと前にTVで放映されていた映画の題名がわかって
嬉しくてここに書き込みしてしまいます(^^;
すごく気にいったのに、題名を忘れてしまったのです。

1986年アメリカ映画
「チェーリングクロス街84番地」
主演 アンソニー・ホプキンス
   アン・バンクロフト
でしたぁ〜〜〜(^^)

機会があれば観てみてくださいまし。
おじゃましました(^^;
ときドキッ!
2012/02/19 11:34
この映画も気になっていたのですが、他に見たいのが多くあったのでパスしました。
まあ、矢口監督作だからDVDでもいいかな…って (^^;;
「五十嵐信次郎って誰?」と思ったらミッキー・カーチスの芸名(?)ですか。
これは言われなければ絶対に気づきませんね。
面白そうなのでDVDになったら見てみます。
そうそう、竹内結子の字が間違ってますよ (^^;;
タラララ
2012/02/19 13:50
ときドキッ!さん
>「チェーリングクロス街84番地」(1986年)・・・
ネットでちょこっと調べてみました.日本では未公開だったのですね.
当時はまだ映画をよく観ていた時代だったので,良い映画は観ていなくてもタイトルぐらいは知っているはずなのに,おかしいなぁーと思っていたら・・・納得しました.

それにしても,アン・バンクロフト,アンソニー・ポプキンスさらにジュディ・デンチまで出演してる豪華キャストで内容も良い.なぜ劇場未公開になったのでしょう.不思議ですね.

機会を見つけて是非観てみようと思います(^^)v
しゅー
2012/02/19 20:57
タラララさん
>言われなければ絶対に気づきませんね。
ミッキー・カーチスと言えば長いお髭がトレード・マークですから,髭がなくなってしまうとよっぽどのミッキー・カーチス好きでなければ解らないですよね.

>矢口監督作だからDVDでもいいかな…って (^^;;
日本の箱庭のような映画を得意とする監督ですから,箱庭ならば大画面でなくても良いかもしれませんね.自宅で観た方がもっと味が出るかもしれないですし・・・

>そうそう、竹内結子の字が間違ってますよ (^^;;
およよっ,本当だ!!“けつこ”ですよね.直します(^^);
しゅー
2012/02/19 21:06
しゅーさん、“けつこ”って (^^;;
「チャーリング・クロス街84番地」は自分も好きな映画です。
お薦めですよ。
タラララ
2012/02/20 14:45
タラララさん
>しゅーさん、“けつこ”って (^^;;
へへへっ・・・ちゃんと直しました!!

>チャーリング・クロス街84番地・・・
出演者も豪華だし,作品自体も良さそうなので,是非観たいと思いました♪
しゅー
2012/02/21 09:01

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