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zoom RSS ☆「テルマエ・ロマエ」メモ

<<   作成日時 : 2012/06/17 21:47   >>

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画像
製作年度/ 2012年
製作国/ 日本
上映時間/ 108分
監督/ 武内英樹
製作総指揮/ −
原作/ ヤマザキマリ
脚本/ 武藤将吾
音楽/ 住友紀人
出演/ 阿部寛,上戸彩,北村一輝,竹内力,宍戸開,勝矢,キムラ緑子,笹野高史,市村正親,外波山文明,飯沼慧,岩手太郎,神戸浩,内田春菊,松尾諭,森下能幸,蛭子能収
【映画館】
++++++++++
遅まきながら,意外にも大ヒット中の「テルマエ・ロマエ」のメモです.日本人がとっても風呂好きな民族であるとともに,ぎすぎすした世の中なのでほのぼのした感じがヒットに繋がったのでしょうね.

古代ローマ帝国では“テルマエ”と呼ばれる公衆浴場が庶民の交流の場となっていた.ルシウスはそんなテルマエの設計技師だったが,設計に斬新さがないという理由で,設計技師の職を失ってしまう.

ある日,友人に誘われてテルマエに出かけたルシウス.そして湯船に浸かりテルマエの構想を練るべく瞑想にふけっていたが,排水口に引きこまれ溺れた拍子にタイムスリップしてしまう.
水面から顔を出すと,そこは何と現代日本の銭湯.しかし事態が呑みこめないルシウスは,銭湯の客たちをローマ帝国の辺境の地に住む奴隷たちだと思い込み,彼らを“平たい顔族”と勝手に命名.そんな奴隷たちがローマにもないアイテムや技術を持っていることに驚愕する.ちょっと後ろめたい気持ちを覚えつつもローマに戻ったルシウスは,銭湯から得たアイディアを取り入れたテルマエを設計をして設計技師の職に返り咲く.

その後もあちこちで溺れながら日本へのタイムスリップを繰り返し,ある時は家族風呂,あるいはショー・ルームの展示風呂,またあるときは温泉へと,いろんなところに出没し,そこで得たアイディアでテルマエ技師としての名声を高めていくのですが・・・

古代ローマのテルマエ設計技師ルシウスが現代日本の銭湯等にタイムスリップを繰り返すヤマザキマリの同名コミックを映画化したもの.監督は「のだめカンタービレ 最終楽章」シリーズの武内英樹.この何とも奇抜な設定に,自分もネットで第1巻を無料試読して,とても興味を抱いていた.

脱力感満載のギャクが散りばめられた予想通りにクスクス笑える作品.古代ローマと現代の日本のギャップから生み出される微笑ましいエピソードはコミックで知っていてもやはり楽しい.ただし,後半は劇場作品を意識した映画オリジナル・ストーリーになっていて,スケール感を出そうという試みがかえって内容を安っぽくしてしまったり,中だるみがあったりで,前半ほどの冴えが見られなかったのはちょっと残念.

古代ローマの様子はイタリアのチネチッタにあるオープン・セットが用いられ,当初の予想に反してかなり豪華.現在日本の日常と古代ローマの豪華さのコントラストは,実写ならではの魅力になっていた.ただし,迫力の乏しい古代ローマの戦闘シーンは蛇足だったかも.
ルシウスのタイムスリップの際には,オペラ歌手を登場させ,オペラの歌声とともに彼を現代日本にワープさせるという,いかにも武内監督らしい演出が施されていた.

主人公を演じたのは阿部寛.彼の持つユーモア感がこの作品の魅力の大半を占めている.顔が濃くてなおかつユーモアのある俳優.平たい顔族(=日本人)にとっては当たり前のことを前にして,目玉をギョロとさせる驚愕顔は絶品.彼が出演を断れば,この作品は成立しなかったと言っても過言でない.

映画のオリジナル・キャラクター,売れない漫画家,真美を演じたのは上戸彩.ルシウスと真美はお互いにほのかな恋心を抱くのだが,実年齢を考えると20歳程度の隔たりがある.それでも,観ていて違和感を覚えなかったのは阿部ちゃんのキャラクターもさることながら,上戸のボーイッシュで着飾らない雰囲気(すっぴん顔も可愛らしかった),それと二人の相性がとても良かったためと感じた.

主人公ルシウスを演じた阿部ちゃんも含めローマ人として登場する中心的な人物たちはすべて日本人俳優が演じている.市村正親,北村一輝,宍戸開,勝矢,武内力(彼だけ平たい顔族として登場)の濃いソース顔の面々.これに高島兄が加われば完璧だった.古代ローマのシーンにはイタリア人が多数出演しているものの彼らに違和感がなかったのは,彼らが日本人俳優の中でもとりわけ濃い俳優であることと,欧米人の中でイタリア人の体型が日本人に近いというのも奏功要因になっている.

脱力系のギャクに癒されつつ日本の風呂文化の芸の細かさを再認識できる作品.かなりTVドラマ的な臭いが強いものの頭を空っぽにして楽しむには持って来いの作品だったかなっ・・・

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
ポシャるかと思っていたら、かなりヒットしているようですね。
原作は好きなので、ルシウスが阿部ちゃんと聞いた時に「これは見てみたい!」と思ってしまいました (^^;;
チネチッタのオープン・セットも凄そうでワクワクします。
でも、劇場へ見に行けるかどうかは微妙な感じです (+_+)
タラララ
2012/06/18 13:02
評判よかったんで第1巻は買ったのですが、700円出すほどでもないなあと思い、2巻以降は買っていません(笑)
で、TVアニメ版もダメダメだったのですが、この実写版はしゅーさんの言う通り配役がすべてですね.
でもやっぱり評判がイマイチ(特に後半が)なので、TVで放送されたら観ることにします.
トースケ
2012/06/18 22:45
タラララさん
>ポシャるかと思っていたら、かなりヒットしているようですね。
ちょっと異常ですね.大人が楽しめるコメディ映画が少ないこと,日本人が風呂好きなこと,ぎずぎずした世の中で癒されたい,という相乗効果が働いているのでしょう.そして決め手はルシウスが阿部ちゃんだからヒットに繋がったのでしょうね!!
しゅー
2012/06/18 23:36
トースケさん
>評判よかったんで第1巻は買ったのですが・・・
自分はタラララさんのブログの記事に従い,ネットで1巻を無料試読しました.無料のせいもありそれなりに楽しみました!!
でも,アニメは未見,2巻以降は未読です.

>実写版・・・配役がすべて・・・
もし阿部ちゃんがルシウスでなかったならば,きっと劇場鑑賞しなかっただろうと思います.自分は阿部ちゃん好きなもので・・・♪
しゅー
2012/06/18 23:50
“湯の国ニッポン”ともに頑張ろう日本!

 はじめまして、こんにちは。
 こちらは、映画『テルマエ・ロマエ』『ノルウェイの森』のロケ地、伊豆の大滝温泉天城荘でございます。
 昨年(2011年)9月の台風被害復旧が捗らず余儀なく休館をいただきながら、再開に備えを進めてまいりました。おかげさまで、大勢の皆さまからの応援とご協力によりこのゴールデンウィークに再開できました。多くの皆さまにまたおもてなしをさせていただけるようになりましたこと本当に感謝でございます。
 再スタートによって明確になった新たな課題等もありますが、真摯に、今後もコツコツ個性に磨きをかけて、一人でも多くの皆さまの健康と幸福のお役に立ちたいと存じます。
 これからも『テルマエ・ロマエ』『ノルウェイの森』ともども伊豆の大滝温泉天城荘、湯の国ニッポン、何卒宜しくお願いします。
 皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。
 “湯の国ニッポン♪”このご縁を大切にともに頑張ろう日本!
大滝温泉天城荘
2012/06/19 08:35
大滝温泉天城荘・・・
滝の温泉のロケ地になったところですね.

・・・「ノルウェイの森」は未見です・・・
しゅー
2012/06/19 19:19
しゅう 様へ

伊豆の大滝温泉天城荘です。
コメントをありがとうございます。
しゅう様のおっしゃるとおり映画でご覧いただいているのは、名勝河津七滝で最大かつ伊豆最大級の大滝(おおだる)と河津川、そして河原の湯(滝見風呂)でございます。両方とも敷地15万坪の大滝温泉天城荘の私有地にあります。まさに秘境天城の大自然の中、パワースポット大滝と新鮮な100%源泉かけ流し、桁違いのNatureな混浴絶景露天風呂群(水着着用)が自慢です。日本全国、老若男女、温泉最高!
“湯の国ニッポン♪”自然の恵と命の繋がりと出合に感謝です。『世界に広がれ“温泉パワー♪”ともに頑張ろう“湯の国ニッポン♪”』ですよね。
100万年ロマンの伊豆半島は健在です。
☆ この映画での盛り上がりが一時的なものでなく、古き良き“湯の国ニッポン”文化、“平たい顔族の素晴らしき風呂”文化として、ず〜っと大切に共有できればと願っております。皆さまのために「たまには温泉でも」を永遠にご提供させていただけますように ♪
大滝温泉天城荘
2012/06/24 18:24
大滝温泉天城荘さん
>温泉・・・
自分はドリフターズの“いい湯だなっ!!”を聞き,“ハトヤ”とか“小涌園”のCMを見て育った年代です.
家族連れで温泉へ行くというのは,多分,上記のCMが火付け役になっていたのではないでしょうか.
それでも,自分の若いころは,温泉と言えば,男同士あるいは団体で行くところという印象がありました.
その後,女性が数人で温泉巡りをするような流行ができ,秘境を求める温泉愛好家も増え,温泉もずいぶんと様変わりしたものと思います.

温泉は時代のニーズに対応しながらも,我々,“平たい顔族”が自慢できる文化の一つなんですよねっ!!
しゅー
2012/06/24 22:55
しゅー 様へ

伊豆の大滝温泉天城荘です。
コメントをありがとうございます。
☆ この時期、近所のわさび田に自生している“ホタル”を観賞できます。たとえようのない優しさと切なさを感じる光と残像の幻想的な舞い、あれは命を紡ぐ求愛の光、そのために命を燃やしている姿なのだそうです。そんな大切な時間と命への感謝、『温泉の三養』、「たまには温泉でも」と愛を叫んでしまいそうです ♪
大滝温泉天城荘
2012/06/26 16:17
「ユー・ガット・メイル」のエフロン監督が亡くなりましたね。
ルビッチ作品のリメイクだとは知りませんでした。そう言われると両方見比べてみたくなります。ちなみに「文通」はしたことがありません。
HOSHIO
2012/06/28 10:39
大滝温泉天城荘さん
>たまには温泉でも・・・
そうですね.たまには温泉・・・良いですね!
3.11で自宅 が被害を受けたり,会社が存亡の危機に瀕したり,仕事が忙しかったりで・・・とんと遠出はご無沙汰しています.
もう少し余裕ができたら2泊3日程度の温泉旅行を考えてみたいと思います.
しゅー
2012/07/01 19:27
HOSHIOさん
>「ユー・ガット・メイル」のエフロン監督が亡くなりましたね。
あれだけ人気があったのにマスコミの扱いはとても小さかったような気がします.
メグ・ライアンとノーラ・エフロンは過去の人なのでしょうね・・・寂しいなぁ.

>ユー・ガット・メール
自分も彼女のオリジナルだと思っていました.
自分が複数回観た数少ない映画の一つです.
しゅー
2012/07/01 19:45

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