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zoom RSS ☆「イン・ザ・ヒーロー」メモ

<<   作成日時 : 2014/09/29 19:14   >>

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製作年度/ 2014年
製作国/ 日本
上映時間/ 124分
監督/ 武正晴
製作総指揮/ 李鳳宇
原作/ −
脚本/ 水野敬也,李鳳宇
音楽/ イ・ドンジュン
出演/ 唐沢寿明,和久井映見,福士蒼汰,黒谷友香,寺島進,草野イニ,日向丈,杉咲花,イ・ジュクニ,小出恵介,及川光博,松方弘樹,加藤雅也
【映画館】
++++++++++
真っ赤な背景に,なぜか藤岡弘のように見える唐沢寿明の顔がアップで写っているポスターに魅かれて観ることにした作品です.

本城渉は,ブルース・リーに憧れてアクション俳優の道に選んだスーツアクター歴25年のベテラン俳優.現在テレビ放映中の「神龍戦士ドラゴン・フォー」の主役ドラゴン・レッドのアクション部分も彼の担当.しかし,希望する顔が写る役柄にはなかなかありつけない.

ある日,そんな彼にヒーロー番組の映画版に出演する機会が巡ってきた.しかし,ドラゴン・レッド役で売り出し中の新人,一ノ瀬リュウに取られてしまう.
ところが,目下のところ,一ノ瀬の興味はハリウッド映画に出演すること.日本でロケ中のハリウッド映画「ラスト・ブライド」のオーディションを足掛かりにしたいのだが,審査でアクションが演じられないと残れない.一ノ瀬のマネージャー門脇は,役を取られて意気消沈する本城を捕まえて,一ノ瀬へのアクション指導を頼み込んできた.スーツアクターを見下している一ノ瀬を快く思わない本城だったが,馴染みの門脇からの頼みとあって断れきれず,しぶしぶ引き受けることに.

はじめのうちは,横柄な態度をとる一ノ瀬だったが,下積みながらも努力を惜しまない本城と彼が主宰する「下落合ヒーローアクションクラブ」の仲間たちと訓練を積むうちに,自分の思い上がりを知らされる.そして,短期間ではあったが本城の適切な指導の甲斐あって,一ノ瀬はオーディションに合格する.ところが,監督が映画のクライマックスでワイヤーなしでのアクションを要求したため,主役の俳優が降板してしまい,撮影が続行不可能になってしまうのですが・・・

ベテランのスーツ・アクターを主人公にその仲間達とハリウッドを目指す若手俳優の交流を綴ったちょっと蒲田行進曲のテイストが見え隠れする作品だった.
スーツ・アクターとは,仮面ライダーや戦隊もので正義の味方の変身後や悪い怪物たちを衣装をまとって演じる黒子のような役回りの俳優をさしている.自分的には,これまでスーツ・アクターという言葉に馴染みがなく,着ぐるみ俳優という言葉がしっくりくる.しかし,着ぐるみ俳優だとゆるキャラの中に入る人たちも含まれるためアクションの出来る着ぐるみ俳優を指す言葉として誕生したのかもしれない.
スーツ・アクターたちの目標は,当然,アクション・スターである.しかし,今の日本でアクション・スターになるのはなかなか難しい.確かにTVドラマの戦隊ものの劇場版等はあるものの,往年のいわゆるアクション映画は減ってしまったように感じる.
唐沢寿明演じるベテランのスーツ・アクター,本城渉はブルース・リーに憧れてスーツ・アクターの道を選んだという設定になっている.本城の部屋に貼られたポスターを見ながら,若くして死んだブルース・リーの作品が次々と脳裏に蘇ってきた.「燃えよドラゴン」にはじまり,「ドラゴン怒りの鉄拳」,「ドラゴンへの道」,「ドラゴン危機一髪」,「死亡遊戯」に「グリーン・ホーネット」.今から思えば出来はイマイチでも勢いがあり,ブルース・リーに酔いしれるには十分だった.
特に,「燃えよドラゴン」は惚れ込み,ビデオに録画して少なくとも10回以上は鑑賞した作品である.

さて,本題の作品の方は,愛とか夢とかのメッセージ性が強く内容的にはとってもベタな作品であるものの,いたるところにユーモアを交え,見る側を楽しませてくれる作品に仕上がっていた.
唐沢寿明の演技はシリアスさとユーモアが適度に混在し,わきを固めた寺島進,和久井映見,草野イニそれと日向丈らとの息も良く合っていた.一方,生意気な若手俳優一ノ瀬リョウを演じた福士蒼汰の演技はまずまずだったが,設定が中途半端だったせいか,インパクトが不足し魅力に欠けていた.
出番は少ないもののこの映画の魅力に貢献したのは,ハリウッド映画監督スタンリー・チャンを演じたイ・ジュニクと一ノ瀬リョウのマネージャー,門脇利雄を演じた小出惠介の二人.
イ・ジュニクはとても我儘な映画監督としてこの映画に適度なテンションを与えていた.一方の小出恵介は地味な役ながらも唐沢寿明と福士蒼汰をとてもうまく繋いでいて,流石だと感じた.

映画のクライマックスは,本城の100人切のシークエンス.カット割りを少なめにし,また,俳優たちの顔のアップも抑えて,俳優たちの動きにスポットを当てていた.派手さはないものの俳優たちの汗が感じられた.しかし,自分がもっとも気に入ったのは,映画出演の打診を受けて,踏切の遮断機が上がるのを待つ本城の姿からはじまる一連のシーン.本城の気持ちがとても上手く表現されていて,思わず,ニヤッとさせられた.

邦画ならではの雰囲気を醸し出していた娯楽映画.武正晴監督の演出は自分の嗜好と相性が良く,結構,ツボに嵌った作品だったかなっ・・・

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
祝ブログ復活!
自分のブログは故あって更新できない状況ですけど (^^;;

これは紹介している記事を読んでちょっと興味を持ちました。
唐沢寿明って東映アクションクラブ出身の元スーツアクターだったそうで、ちょっとビックリ。
この映画でもアクションをラクにこなしていたそうです。
こういう映画は下手に捻らずにベタな展開のほうが良さそうですよね。
しばらくは劇場へ行く時間は取れそうにないのでソフト化されたら見てみようと思ってます。
タラララ
2014/09/30 10:39
タラララさん
>祝ブログ復活!
復活できるか否かは微妙ですが・・・どうなるのでしょう(・・)?

>唐沢寿明・・・この映画でもアクションをラクにこなしていたそうです。
う〜ん,映像を見る限りでは,アクションをラクにこなしているとは言い難いように見えました.
若くないしやむを得ないですが,足が上がっていないように思いました.

>こういう映画は下手に捻らずにベタな展開のほうが良さそうですよね。
自分もそう思います.
また,結構,ベタな作品も好きなので・・・(^^)v
しゅー
2014/10/01 06:54

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