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zoom RSS ☆「ゴーン・ガール」メモ

<<   作成日時 : 2014/12/31 21:25   >>

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画像GONE GIRL
製作年度/ 2014年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 149分
監督/ デヴィッド・フィンチャー
製作総指揮/
原作/ ギリアン・フリン
脚本/ ギリアン・フリン
音楽/ トレント・レズナー&アッティカス・ロス
出演/ ベン・アフレック,ロザムンド・パイク,ニール・パトリック・ハリス,タイラー・ベリー,キャリー・クーン,キム・ディケンス,パトリック・フュジット,エミリー・ラタコウスキー,ミッシー・パイル,ケイシー・ウィルソン,デヴィット・クレノン
【映画館】
++++++++++
デヴィット・フィンチャー監督の最新作「ゴーン・ガール」が,今年,劇場鑑賞した最後の作品になりました.

ベッドでくつろぐニックとエイミー.夫のニックがそっと妻エイミーの綺麗な髪をなでた.エイミーは美しい顔を夫の方に向け悩ましげな表情をみせた.そんな光景とは裏腹に,ニックは心の中で,彼女の可愛い頭蓋骨を割って脳を覗き込み,妻が何を考えているか知ることを切望していた・・・

今から5年前.ニューヨークで雑誌のライターをしていたニックは,有名な作家メアリーベス・エリオットの娘で,美しく気立ての良い女性エイミーと出会い,大恋愛の末に結ばれた.その後,ニックの出身地であるミズーリ州の小さな町に移り住んだ二人は,ずっと仲睦まじく静かに生活を送っていた.ニックは妹とバーを経営する傍ら,大学で講師をし,エイミーは執筆活動を続けていた.

ところが,結婚5周年の記念日に,外出していたニックが家に戻ってくるとエイミーの姿が見当たらない.居間が荒らされ,キッチンには血痕をふき取った跡.それから恒例の結婚記念日のイベントだった“プレゼント探し”のヒントが残されていた.
警察は失踪と殺人の両方から捜査を行うが,部屋が荒らされている状況からニックが第一容疑者として疑われた.ニックはメディアを通じてエイミーの捜索を呼びかけるが,エイミー失踪事件はマスコミの恰好のネタとなり,ミズーリ州の田舎町に全米の注目が集まるのですが・・・

全米で600万部以上を売り上げたギリアン・フリンのミステリー「ゴーン・ガール」をデヴィッド・フィンチャー監督が映画化した作品.原作者のギリアン・フリン自らが脚本を担当している.

冒頭は最近のデヴィッド・フィンチャー監督らしい雰囲気のある映像とテンポ良い語り口で始まったものの,作品全体に物足りなさが残る作品だった.見どころは,夫ニックがマスコミによって追い込まれていく様,警察の捜査が謎に迫る様,夫の知らない妻の姿.しかしいずれもどこか中途半端で詰めが甘い.夫の知らない妻の姿以外は,内容的にはTVドラマレベルであり,フィンチャー作品にしてはありきたりで切れが感じられなかった.

マスコミの興味本位に夫ニックを追いかける様に,小保方さんとSTAP細胞そして理研を追いかけた日本のマスコミによる協奏曲が思い浮かんだ.自殺者まで出し,最終的には白紙に戻された世紀の発見に対するマスコミの騒ぎっぷりは凄まじかった.それに比べると本作で描かれた米国のマスコミの騒ぎ方は想定内で迫ってくるものがない.それほど小保方さんに対する日本のマスコミの騒ぎ方は異常だったのかもしれない.

さて,問題は夫の知らない妻の姿である.結婚に憧れを感じ,将来の伴侶に一喜一憂している人がこの映画を観れば,この作品で描かれている夫婦生活に恐怖を感じるのかもしれない.しかし,自分からすれば,結婚して20年以上経っても,自分の伴侶に関して知りえることは氷山の一角でしかない,という現実が横たわる.妻にとって夫とは,妻が必要とするときにきちんと存在していれば良い存在らしい.歳をとり,あまり外に出なくなれば,否が応でも毎日顔を突き合わせることになるのだから,元気なうちは互いにパラレル・ワールドとして存在した方が夫婦関係は上手くいくと感じている.そんな意識を持つ自分には,“夫の知らない妻”にあまり興味が持てなかった.

主人公の夫婦を演じたのは,ベン・アフレックとロザムンド・パイクの二人.
夫ニックを演じたベン・アフレックは,それなりに知性はあるが,脇が甘くてちょっとぼんやりしたところがある役柄を好演していた.特に,事件直後,TVに映し出される半開きの口元にトロンとした目つきの彼は最高だった.
一方の妻のエイミーを演じたロザムンド・バイクは「007 ダイ・アナザー・デイ」でハル・ベリーとともに出演していた元ボンド・ガール.知的な女性ながらも変質者的なところを持つ女性を上手く演じていたが,ちょっとインパクトが不足気味だった.ただし,終わり近くの彼女が血まみれになるシーンのシャープな動きは見事だった.

映像も背後に流れる音楽も雰囲気があったし,話の進み方も軽快なテンポで飽きることはない作品でした.しかし,フィンチャー作品で,しかも彼の作品中で最も好成績を上げていると聞いていたので,期待が大きすぎたせいか,どうしても物足りなさが残る作品だったかなっ・・・

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ベンちゃんはガタイよすぎ。ジェリービーンズとか、グラスにぺっとか、帰ってきて宝塚のようにのけぞるシーンとか、小ネタで笑えるところもあったんだけどいろいろ(お話の辻褄や登場人物の行動で)納得いかないことが多すぎて・・・。

ただテレビ見て男殺しを決めるシーンとかシャワーのシーンとかのロザムンド・パイクはよかったです。最初と最後も違うんですよね。髪の長さとか。

ま、でもフィンチャー節はほとんど感じられませんでした。(「ゾディアック」がいちばんぞくぞくしました)落ち着いたら「野望の階段」は見ようと思っています。
HOSHIO
2014/12/31 23:28
HOSHIOさん,明けましておめでとうございます!!
今,友人と初詣を済ませてきたところです♪

>納得いかないことが多すぎて・・・。
自分はエイミーのニックを陥れるための細工を,例えば焦げた日記とか,納得できる形で片づけてもらいたかったのですが・・・
そうすれば,もっと作品のイメージがアップしたと思います.
いろんなことが中途半端に感じられる作品でした.

>「ゾディアック」・・・
以前,記事でも褒めていましたよねっ.

今年もよろしくお願いします(^^)v
しゅー
2015/01/01 02:01
しゅーさんあけましておめでとうございます^^

久し振りですがいかがお過ごしでしたか?

この頃映画と言えば我が家でネット映画が多くなりました♪
先週はアンジーのマレフィセント?かな?
んで3日前猿の惑星(新世紀)です^^
スー
2015/01/01 14:47
スーさん,お久しぶり!
明けましておめでとうございます♪

>久し振りですがいかがお過ごしでしたか?
日々バタバタと悪戦苦闘しています(++);
スーさんはいかがお過ごしですか(・・)?

>先週はアンジーのマレフィセント?かな?
>んで3日前猿の惑星(新世紀)です^^
アンジーは存在感がありますよね.とても30代には見えません.
申の惑星も評判が良かったですね!!
しゅー
2015/01/01 17:26
あけましておめでとうございます.
コメントありがとうございます.
最近またしゅーさんが復活してきたので嬉しく思います.

いつの間にかフィンチャー監督も「新進気鋭」から「実力派」と称されるようになりましたね.
「ゾディアック」は観ていないのですが、オススメのようなので機会があったら観ようと思います.
年末に「グラビティ」と「ライトスタッフ」のBlu-rayを買ったので、休み中に観られるといいな.
トースケ
2015/01/01 23:06
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

この映画はソフト化されたら見る気なので記事も冒頭とラストしか読んでませんが、評判の割にイマイチなんでしょうか。
HOSHIOさんも「フィンチャー成分が足りない」って言ってたし…。
う〜ん、フィンチャーは好きなんですけどこれは買わずにレンタルで済ますのが正解かも (^^;;
タラララ
2015/01/02 13:14
トースケさん,明けましておめでとうございます.
>最近またしゅーさんが復活してきた・・・
最後は息切れしましたが,一応3か月ほど続きました.
タラララさんの一言が大きかったかもっ(・・)?

>「グラビティ」と「ライトスタッフ」のBlu-ray
グラビティは劇場で見ましたがなかなか良かったですよ.
サンドラ・ブロックは流石です!!
「ライトスタッフ」は「2001年宇宙の旅」の流れですかね.

今年もよろしくお願いします♪
しゅー
2015/01/02 14:00
タラララさん,明けましておめでとうございます.
今年もよろしくです.

>フィンチャー成分が足りない・・・
シャープな映像は別に求めていなかったのですが,物語の詰めが甘いのでとても物足りなさが残る作品でした.
レンタルで十分だと思いますよっ!!
しゅー
2015/01/02 14:06

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