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zoom RSS 劇場版「魔法少女まどか☆マギカ」メモ

<<   作成日時 : 2015/02/05 02:53   >>

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☆[前編]始まりの物語 製作年度/ 2012年,上映時間/ 130分 
☆[後編]永遠の物語  製作年度/ 2012年,上映時間/ 90分
★[新編]叛逆の物語  製作年度/ 2013年,上映時間/ 116分
製作国/ 日本
監督/ 新房昭之
製作/ 岩上敦宏(アニプレックス)
原作/ −
演出/宮本幸裕
脚本/ 虚淵玄
音楽/ 梶浦由記
出演/ 悠木碧,斎藤千和,水橋かおり.喜多村英梨.野中藍,加藤英美里,阿澄佳奈
【ネット配信】【ネット配信】【映画館】  
++++++++++
「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」の予告編だったか,萌え系少女キャラクターとサイケデリックな風景が同居しているのを見て,そのミスマッチさがとても気になりました.そこで,ネットで情報収集してみたところ,深夜アニメ(全12話:2011年1月〜4月)として放送し,その後,[前編]と[後編]の2部構成に再編集して劇場公開された作品の続編であることを知りました.そして,TVアニメも劇場版もネットで配信されていることを知り,迷わず鑑賞することにしました.

舞台は見滝原という地方都市.見滝原中学校の2年生,鹿目まどかは,ある日,巨大な怪物と戦う少女の夢を見た.さらに,白くかわいい生物に「僕と契約して,魔法少女になってよ」と頼まれる.
翌日,まどかが通う中学校に夢の中でみた怪物と戦う少女が転校生としてやってきた.彼女の名は暁見ほむら.彼女は勉強も出来,運動神経も抜群のクールな転校生だった.彼女は,いつものほほんとしたまどかに注目し,「魔法少女になってはならない」ときつい調子で警告するのですが・・・

「魔法少女リリカルなのは」,「さよなら絶望先生」あるいは「ひだまりスケッチ」などのTVアニメ・シリーズの新房昭之監督によるオリジナルTVアニメ.本作に登場する萌え系少女たちのデザインはかわいらしい女の子を得意とする「ひだまりスケッチ」の原作者蒼木うめ.一方,サイケデリックな魔女と魔女が住む異空間を描いたのは劇団イヌカレー.これまでもコラージュを多用する幻想的な表現に定評があるらしい.脚本を担当したのは虚淵玄.もともとはゲーム会社でシナリオを書いていたが,TVアニメ「ブラスレイター」でアニメ脚本を手がけ,その骨太な構成で注目されるようになった.音楽は梶浦由記が担当している.
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そんな,まったく異なるタイプのスタッフが集められ「魔法少女まどか☆マギカ」は製作された.そして,萌え系キャラの主人公たちに課せられた予想外に過酷な展開は,そのギャップの効果も手伝って,これまでにない雰囲気を持つダーク・ファンタジーを作り上げた.奇抜なアイディアとそれをベースにしっかりと構築された世界観,巧みな物語の構成は,刺激的であるとともに驚きの連続.観終わった後の余韻もとても良い作品だった.

TVアニメでは,1話から3話の途中までは,この世界には魔法少女と魔女が存在することと,主人公まどかは内気で取り立てた才能もなく,とても魔法少女になれそうもない様子が描かれている.ところが3話の後半でギアが変わり内容にダークさを感じるようになる.4話から8話で,エピソードを通して魔法少女や魔女の宿命が定義され,さらに白いかわいい生物“キュウべえ”の正体,魔法少女たちが身に着けている宝石状のアイテム“ソウルジェム”の意味が明らかになっていく.9話以降で,謎の転校生ほむらとまどかの関係が明かされ,怒涛のクライマックスへと突き進む.12話できっちり完結する計算されつくされた構成は素晴らしい.

 映画では,1話から8話までは“[前編]初めの物語”に,そして9話から12話までを“[後編]永遠の物語”として再編集されている.1話から8話まではそれなりにエピソードが削られているものの,後編はエピソードがむしろ追加され,ほむらがより魅力的に描かれていた.TV版を観た後すぐに劇場版を鑑賞したが,その新鮮な驚きはまったく色褪せなかった.
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かくして“[新編]叛逆の物語”を観ることにして劇場に足を運んだ.映画の滑り出しは“[前篇]初めての物語”のそれとまったく同じシーンから始まった.何やら作品全体にからくりを仕掛けたことを示唆する滑り出しで期待が膨らんだ.映像は以前より豪華になり,音楽も梶浦由記がKalafinaを全面的に起用して,彼女の独特な世界を聞かせてくれた.物語は魔女から怪物“ナイトメア”に変更され,ほむらのまどかに対する叛逆がテーマになっていた.しかしTV版やこれまでの劇場版に感じた斬新さや驚きは皆無の凡庸なアニメだった.コアなファンに主人公たちの違ったシチュエーションを楽しんでもらうための作られた一種のお祭り映画なのだと感じた.

自分は宮崎駿の映画に感動し,彼の作品を欠かさず観てきました.しかし,何時の頃からか良作とは感じても「となりのトトロ」や「風の谷のナウシカ」の頃の刺激とか驚きは感じなくなっていました.ところが「魔法少女かどか☆マギカ」のTV版と再編集された劇場版は,秋葉チックの萌えなところはあるものの,まったく異なるタイプのスタッフの仕事が上手く結合して,久しぶりに斬新さと驚きを覚えたアニメでした.絶望と希望の狭間でもがく陰の主役ほむらには参りました.自分と同年代の方にも薦めたくなる作品です.けれども,唯一劇場で観た[新編]はとてもがっかりした作品だったかなっ・・・

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
テレビシリーズは最後まで見たような記憶がありますが・・・正直絵柄があまり好みではありませんでした。そもそもどういう視聴者に対して発信しているのかよくわからなかったのですが、ウケたのはディープな人たちだったんでしょうね。

ここ数年アニメで「完走」したのは「物語」シリーズ、「四畳半神話体系」「シュタインズ・ゲート」(これは劇場版も面白かったです)。ちょっと古くなりますが「攻殻機動隊」のテレビシリーズは両方楽しめました。特に物語、四畳半はアニメーターのセンスがすごいです。
HOSHIO
2015/02/07 22:57
HOSHIOさん
>正直絵柄があまり好みではありませんでした。
そりゃ,なんせキャラクターが萌え系ですから・・・

>ウケたのはディープな人たちだったんでしょうね。
自分はディープな人たちではありませんが,この作品のキャラクターと物語のギャップには驚きでした.

自分は,アニメを見ていたのはうちの二世が小さいころまでで,それも「ワンピース」「ポケモン」あたり.
その後は,「キートン」と「進撃の巨人」,あと宮崎駿ぐらいです.
だから,より一層,驚きを覚えたのかもしれませんね!

>「四畳半神話体系」「シュタインズ・ゲート」・・・「攻殻機動隊」
「攻殻機動隊」しか知りません.あとは「エヴァンゲリオン」「ガンダム」ぐらいは知ってます.

HOSHIOさんが,「まどか☆マギカ」まで観ているとは思いませんでした.守備範囲の広さに脱帽です♪
しゅー
2015/02/08 12:46

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