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zoom RSS ☆「映画 深夜食堂」メモ

<<   作成日時 : 2015/03/04 09:32   >>

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製作年度/ 2014年
製作国/ 日本
上映時間/ 101分
監督/ 松岡錠司
製作/ 原田知明,都築伸一郎,木下直哉,遠藤茂行,小佐野保,本田正男,岩熊正道,筒井竜平,石塚正悟
原作/ 安倍夜郎
脚本/ 真辺克彦,小嶋健作
音楽/ 鈴木常吉,福原希己江,日南京佐,スーマー
出演/ 小林薫,高岡早紀.柄本時生,多部未華子,余貴美子,筒井道隆,菊池亜希子,不破万作,綾田俊樹,松重豊,光石研,安藤玉恵,須藤理彩,小林麻子,吉本菜穂子,中山祐一,朗山中崇,宇野祥平,金子清文,平田薫,篠原ゆき子,渋川清彦,谷村美月,田中裕子,オダギリジョー
【映画館】
++++++++++
ハリウッド大作「ニュータント・タートルズ」にも惹かれたのですが,結局,「映画 深夜食堂」を観たいという誘惑には勝てませんでした.

新宿の裏通りに深夜0時になると開く“めしや”がある.店のマスターには左目のところに曰くありげな古傷があるがその理由は誰も知らない.店のメニューは豚汁定食とビール,酒,焼酎しかないが,頼めば大抵のものは作ってくれる.この店には,毎晩料理の味と居心地の良さを求めて人々が集まってくる.人はその店のことを“深夜食堂”と呼ぶ.

愛人を亡くしたばかりの川島たまこもこの深夜食堂の常連.愛人から遺産をくれる約束をしていたらしいが,遺書にはたまこの分は記されてなかったそうである.現在,彼女は新しいパトロンを物色中.ある日,彼女は熱々の鉄板に載せた“ナポリタン”を頼んだ.たまたま,となりの席にいた西田はじめが,そのナポリタンを一緒に食べたのがきっかけで,意気投合.色気たっぷりなたまこと年下で真面目そうなはじめのカップルが誕生するのですが・・・

ビックコミック・オリジナルに連載中の阿部哲郎の漫画「深夜食堂」を映画化したもの.
漫画の深夜食堂は,“めしや”のマスターとその店に集う客たちのエピソードが,数ページの紙面の中で,しみじみとしたタッチで描かれている.行間ならぬコマ間を読む,大人のための漫画である.
2009年にTVドラマ化されて深夜の時間帯に放映された.現在,第3部まで続いている.TV版でマスターを演じた小林薫が映画でもマスターを演じている.また,不破万作,綾田俊樹,松重豊それに須藤理彩,小林麻子,吉本菜穂子らTV版での常連たちが勢揃い.オダギリ・ジョーも交番のお巡りさん役で出演していた.
一方,ゲスト陣は高岡早紀,柄本時生,多部未華子,筒井道隆,菊池亜希子,田中裕子らの面々.あとちょい役で向井理がカメオ出演していた.
監督は,「東京タワー オカンとボクと,時々,オトン」の松岡錠司.TV版「深夜食堂」でもメガホンをとっている.

映画は定番料理を題材にした3つのエピソードから構成されていた.“ナポリタン”,“とろろご飯”それから“カレーライス”.いずれも映画オリジナルのエピソードである.
“ナポリタン”は,定番のようなエピソードと常連客たちのお約束のような演技,それがちょっとワザとらしさも手伝って,期待していたほどの楽しさは感じられなかった.

しかし,“とろろご飯”で登場するみちる役の多部未華子の登場で状況が一変する.それまでのぬるま湯に浸かっているような雰囲気から,ピリッとしたものが感じられるようになった.みちるという女性は謎で,何をしでかしたのか,今後,どういう行動に出るのか先が読めない.それまでの冷めた目線から,徐々に物語に引き込まれた.もともと多部未華子は贔屓の女優なのだが,これまで以上に存在感のある演技をしていた.もっとも,マスターの小林薫の一歩ひいた立ち位置での演技が,彼女の魅力を引き出していたし,二人の相互作用が上手く働いていた.

3つ目のエピソード“カレーライス”は東日本大震災をテーマにした内容だったが,良く練られた物語と謙三を演じた筒井道隆が好演していた.何とも言えないやるせなさが良く伝わってきた.しかし,謙三が好意を抱くあけみ役の菊池亜希子は,高岡早紀や多部未華子に比べると見劣りした.彼女の演技がもっと魅力的だったら,このエピソードは更にじわっとくる話になっていたに違いない.

映画では,ドラマ以上に漫画では見られない店の外の様子を描いていた.また,店の二階の様子も具現化されていたし,マスターが自転車に乗って,馴染みの八百屋に買い出しに行く光景もあった.そういった描写は漫画の愛読者にとって興味深い要素になっていた.

ラストの窓越しに写し出された“深夜食堂”の中で,マスターを囲むように客たちが団欒している様子は,この作品の後味をとても良いものにしていました.本作は漫画の愛読者を喜ばせてくれる作品です.そして,この作品で“深夜食堂”を知った人が,きっと“深夜食堂”を好きになる作品だったかなっ・・・

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これは原作は読んだことはないのですが、先月TVで放送されたドラマ10話を見ました.
特に何かが起きるという起承転結のドラマがあるわけでもなく、淡々と話が進行するだけなのですが、すごく味わいがいいですね.
都会の人間模様を切り取った、1話20分ほどのドラマですが、ぜひ映画も機会があったら観たいと思いました.
上の『小林薫の一歩ひいた立ち位置』というのがまさにその通りで、しゅーさん上手い表現だなぁと感心しました.
トースケ
2015/03/08 08:53
トースケさん,こんばんは!
>すごく味わいがいいですね.
そうなんです.
漫画もとても味があって,その良さはある程度の年齢にならないとわからない・・・と思ってしまう内容です(^^)v

>しゅーさん上手い表現だなぁ・・・
そ,そんな・・・冷汗が・・・照れちゃいます・・・

自宅で・・・一人で・・・観るのにもってこいの作品ですから,DVDが出たら是非ご覧ください!!
しゅー
2015/03/08 21:26

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