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zoom RSS ☆「しあわせへのまわり道」メモ

<<   作成日時 : 2015/09/20 17:38   >>

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LEARNING TO DRIVE
製作年度/ 2014年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 90分
監督/ イザベル・コイシュ
製作/ ダナ・フリードマン,ダニエル・ハモンド
原作/ キャサ・ポリット
脚本/ サラ・ケルノチャン
音楽/ ダーニ・ハリソン,ポール・ヒックス
出演/ パトリシア・クラークソン,ベン・キングズレー,ジェイク・ウェバー,グレース・ガマー,サリター・チョウドリー,アヴィ・ナッシュ,サマンサ・ビー,マット・サリンジャー,ダニエラ・ラベンダー
【映画館】
++++++++++
さて,今年3月の「深夜食堂」以降,何本か作品を観ているのですが,とりあえず,一番最後に観た「しあわせへのまわり道」をアップすることにしました.これは,ピンクのターバンを巻いたベン・キングズレーの姿がとてもコミカルで,きっと楽しいに違いないと思い観ることにした作品です.

ニューヨークに住むウェンディは,著名な書評家として,毎日,充実した日々を送っていた.夫とも仲良く暮らしているはずだった.
ところが,ある日,外出先で21年間連れ添った夫テッドから,突然,離婚したいと切り出される.呆然とするウェンディ.夫にすれば,書物とパソコンに夢中になって自分を顧みない妻との生活に耐えかねていたようだ.ただし,夫の相手が彼女の贔屓にしていた女流作家だったのはまずかった.彼女のダメージは倍増し,彼女の幸せな日々は,見るも無残に崩壊した.

広々とした自宅に一人残され,様々な状況が彼女の悔しさと悲しみをより深いものにしていく.
例えば,これまでは車の運転は夫がするものだったが,今はいない.ニューヨークから離れた農場で研修生活を送る娘ターシャのところに行くことすらままならなくなってしまった.
そんなとき,夫から反逆のあった日に自分を家まで送ってくれたタクシー運転手が,彼女の忘れ物を届けに来た.信心深いシーク教徒のインド人なのかターバンを巻いた出で立ちで玄関口に立っていた.彼の名前はダルワーン.彼の車に掲げられたドライビング・レッスンの生徒募集の広告を目にした彼女は,気まぐれも手伝って,彼からレッスンを受けることを思い立つ.かくして,インド人運転手とウェンディのドライビング・レッスンが開始されるのですが・・・

エッセイスト,キャサ・ポリットのエッセイが「ニューヨーカー」誌に掲載された.それは,彼女自身が長年の連れ添った夫と別れてからドライビング・レッスンを受け免許を取得したこと,それが心の痛手を癒してくれたという実体験.製作者ダナ・フリードマンが彼女のエッセイに興味を持ち,脚本家サラ・ケルノチャンと仕上げたシナリオを,ウィンディを演じたパトリシア・クラークソンに持ち掛けたことで映画化が実現したらしい.監督はスペインの女流監督イザベル・コイシュ.インド人のタクシー運転手を演じたのは冒頭でも触れたベン・キングズレーである.

ウェンディとインド人運転手ダルワーンのドライビング・レッスンを軸にして,ウェンディ夫婦のエピソードとインドからやってきた花嫁とダルワーンの新婚生活が,適度な関連を持ちつつ,並行して進行する.そこには,男女の感情のすれ違いだけでなく,人種,宗教それに生活レベルの違いからくる人間関係の難しさが,ときにシリアスに,ときにコミカルに描かれていた.

どんなに言葉を愛し,言葉の世界で戯れても,自分の傷心が癒されない現実に“言葉なんて無力なものよ”と吐き捨てるウェンディ.そんな彼女がダルワーンの武骨ながらも誠実な言葉に徐々に癒されていく様子や,途方にくれるダルワーンの妻との関係がウェンディの一言で徐々に良い方向に向かっていく様子が丁寧に語られていた.

本作を興味深いものにしているのは,ベン・キングズレーの存在によるところが大きい.彼のいかつい風貌は,ときに気難しそうな表情を,ときに茶目っ気たっぷりな表情で物語全体に心地よいリズムを作り出していた.そう言えば,作品自体は好きではなかったものの「ヒューゴと不思議な発明」(2011)でも彼の演技には魅力を感じたことが思い返される.
ウェンディ役を演じたパトリシア・クラークソンはとても綺麗な女優だった.彼女のこれまで出演した作品の中には,自分も観たはずのケビン・コスナー主演の「アンタッチャブル」(1987)やトム・ハンクス主演の「グリーン・マイル」(1999)があった.残念なことに自分には彼女の記憶が残っていない.しかし,本作では人間味溢れるウェンディを好演していた.

人種も宗教も生活レベルも異なる男女の交流を軸に,ユーモアを交えながら人と人との機微を上手く描いた佳作.ただし,原題「LEARNING TO DRIVE」のままでは興行的に難しいとしても,「しあわせへのまわり道」という邦題は何とかならなかったのでしょうか.ちょっと意味不明なタイトルですね.それはともかく,地味ながらも適度なユーモアが楽しい大人の方向けの作品だったかなっ・・・

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