☆「イエスマン“YES”は人生のパスワード」メモ

YESMAN
製作年度/ 2008年
製作国/ アメリカ
上映時間/ 104分
監督/ ペイトン・リード
製作総指揮/ マーティ・ユーイング,デイナ・ゴールドバーグ,ブルース・バーマン
原作/ ダニー・フォレス
脚本/ ニコラス・ストーラー,ジャレッド・ポール,アンドリュー・モーゲル
音楽/ ライル・ワークマン,マーク・オリヴァー・エヴァレット
出演/ ジム・キャリー,ズーイー・デシャネル,ブラッドレイ・クーパー,ジョン・マイケル・ヒギンズ,テレンス・スタンプ,リス・ダービー,ダニー・マスターソン
【映画館】
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ジム・キャリー主演の作品.個人的には,彼の大げさな演技が苦手で,彼が出演する作品はほとんど観ていません.けれども,物語の設定が自分好みだと思ったので観ることにした作品です.
主人公のカール・アレンはレンタル・ショップで今夜観るDVDを物色中.
そこに,ジャーニーの「セパレイト・ウェイズ」が元気よく流れる.それは彼の携帯着歌.親友ピーターからの誘いの電話だったが,彼はとても忙しいから行けないと返事する.
オフィシャルでも,プライベートでも,すべてのことに消極的.彼の口から発せられるのは,“NO”という返事と,その言い訳.
彼は銀行の貸付担当で,ローンの申請にはことごとく“NO”と回答していた.プライベートでは友人との付き合いを避けDVD鑑賞の日々.ここ数年,彼はそんな生活を続けていた.
ある日,カールは,元同僚ニックと偶然出会い,彼から自己啓発セミナーに参加するように薦められる.もちろん,彼の返事は“NO!”のはずだった.ところが,その晩に見た悪夢で気が変わり,胡散臭いと思いつつも恐る恐るセミナーに参加する.
セミナー会場は,カリスマ主催者テレンス・バンドリーの呼びかけに“YES”,”YES!”と連呼する異様な熱気に包まれていた.テレンスは,会場の雰囲気に馴染んでいないカールに気づくと,彼のもとに歩み寄り,この会場を出た瞬間からどんなことがあっても“YES”と言うと誓いなさい,と迫る.参加者たちの視線を一身に浴びたカールは,思わず“YES”を答えてしまう.
会場を出たカールにひとりのホームレスが近づいてきた.ホームレスは彼に,家まで送ってほしい,と頼み込む.彼の答えはもちろん“YES”.ホームレスは調子付き,携帯電話を貸してほしい,お金を恵んでほしい,といろいろと要求する.すべてに“YES”と答えたカール.その結果,彼は無一文となり,車はガス欠,携帯電話のバッテリーもなくなってしまう.あまりに酷い“YES”の代償に彼は情けなさを覚える.けれども,そんな状況の中で,たまたま出会った風変わりな女性アリスンの親切に彼は気を取り直して,その後も“YES”を言い続けるのですが・・・
イギリスのユーモア作家ダニー・ウォレスが,あらゆることに“YES”と言い続けた7ヶ月間の実体験を綴った原作をもとにした作品.監督は,「チアーズ!」,「恋は邪魔者」などで知られるペイトン・リード.
面倒なことはやりたくないし,いい顔をしているといろんなことをする羽目になるこのご時勢にあって,“NO”というのは当然の処世術.けれども,もし,それらのすべてに“YES”と答えたとしたらどうなるか.そんな発想から生まれたコメディ映画.
世の中にはいろんな生き方がある.将来を見据え,それに向かって計画的な生活を送る人生.ある程度,成熟してしまった日本において成功するのは,おそらく,そういうタイプ.しかし,我々,凡人がそんな生活を送っても,あまり成果は期待できないし,フラストレーションが溜まるだけ.むしろ,成り行きに任せて,何が起きるか判らない毎日を送ったほうが,楽しく生きられる可能性が高い.この映画を観ていると,いつの間にか,そんな気分にさせられた.
どこか新天地を求めて冒険の旅に出なくても,“YES”と答えるだけで冒険のような日々が待っている.出会わなかったはずの人,行かなかったはずの場所,殴られることのなかった一発,学ばなかったはずのレッスン,生まれなかったはずのロマンス.そんな“YES”から生まれたいろんなエピソードがユーモアたっぷりに描かれていた.また,バラバラだったエピソードが,最後につながっていく構成もなかなか良かった.
主役カールを演じたジム・キャリーは,四十代の半ばとなり,かつてのような強烈なキャラクターは影を潜めていて,ちょっと人生の憂いを感じさせつつ,ほのぼのとした笑いを振りまいていた.
カールと関わるちょっと変わった女性アリソンを演じたのはズーイー・デシャネル.これまでにも彼女が出演している作品を2つほど観ていて,とくに演技が上手いとは思わないものの,そこそこ何でもこなす女優という印象がある.この作品でも,ちょっとへんてこなアリソンを嫌味なく演じていた.
自己啓発セミナーの主催者テレンスを演じたのはテレンス・スタンプ.登場シーンは少ないものの,胡散臭い主催者を好演していた.彼の存在が,カールの行動の動機をとても自然に見せており,彼の出演による効果はとても大きかった.
個人的には好みの題材ながら,ジム・キャリー主演でなかったら,おそらく日本では劇場公開されないオーソドックスなコメディ.しかし,普通に面白いだけでなく,少しだけ元気もでる作品だったかなっ・・・
この記事へのコメント
どうやら「ライアー・ライアー」みたいな感じなので、OKかも…。
でも、見るとしてもDVDになってからですけど (^^;;
>どうやら「ライアー・ライアー」みたいな感じなので、OKかも…。
作品的にはとてもオーソドックスなコメディでした.
「ライアー・ライアー」は未見ですが,ちょっとネットで調べてみると,物語としては似た感じのようですね!
相手役のズーイー・デシャネル・・・
どこかで見たことがあるな~と思っていたら,「銀河ヒッチハイク・ガイド」や「テラビシアにかける橋」に出演していた女優でした.
ご無沙汰してぉりますぅ(>▽<;; アセアセ
これからゎしゅーさのブログで映画情報を拝見させて頂きますw
元、映画ブログ管理人でしたぁv(≧∇≦)v
>ご無沙汰してぉりますぅ
こちらこそ.ご無沙汰です.
>元、映画ブログ管理人でしたぁv(≧∇≦)v
あははっ.そんなことをおっしゃらず,たま~には映画記事のアップもよろしく!!
GWはゆっくり過ごされましたか?家はダンナが仕事だったのでいつも通り普通の日でした(笑)
この映画はCMを見た時に面白そうだと思ってました。マスクの人ですよね?
>今日から活動再開しました。
いや~,長い冬眠でしたねっ・・・なははっ(^o^)
>マスクの人ですよね?
はいっ,ジム・キャリー・・・だいぶふけましたがマスクの人です.
DVDを借りてきて,気楽な気分で見ると,楽しめる作品だと思います.