☆「真田十勇士」メモ

真田十勇士.jpg
製作年度/ 2016年
製作国/ 日本
上映時間/ 135分
監督/ 堤幸彦
製作総指揮/ -
原作/ -
脚本/ マキノノゾミ,鈴木哲也
撮影/ -
音楽/ ガブリエル・ロベルト
出演/ 中村勘九郎,松坂桃李,大島優子,永山絢斗,高橋光臣,駿河太郎,村井良太,荒井淳史,望月歩,青木健,石垣佑麿,加藤和樹,伊武雅刀,佐藤二郎,野添義弘,松平健,加藤雅也,大竹しのぶ
【DVD】
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ここのところ借りたDVDは洋画ばかりだったので,久しぶりに邦画を借りることに.しかし,特に興味を引くジャケットもなく,堤幸彦作品ならばそんなに失敗はないだろうと思い「真田十勇士」のDVDを手にした.TVドラマでは観ることがあっても劇場映画の時代劇は本当に久しぶり.

ある村落での出来事.夜中に村人達が松明をつけて,古寺を取り囲んでいる.古寺のお堂には,村の娘を人質に取り,若い男が立て籠っていた.一人の浪人が表れ,お堂の中に入って行くと,若い男に向かい,自分は真田幸村であると告げる.そして,娘の代わりに自分が人質になった方が,身代金が高く取れると提案した.
若い男は吃驚仰天し,すぐさま幸村に向かって白旗を挙げる.すると,幸村は大きなため息をついた.それから,若い男に,自分はイケメンゆえ,世間が勝手に軍師扱いするが,実は平凡な武将で,この先,どうすればよいか困り果てていると愚痴り始めた.
若い男は,幸村の愚痴を聞き終えると,幸村に偽りの軍師ではなく,本物の軍師にならないかと持ち掛ける.
若い男の名は猿飛佐助.かくして,佐助は幸村のために勇士集めに取り掛かるのだが・・・

本作は,2014年にヒットを記録した舞台「真田十勇士」を実写化したものらしい.監督は“トリック劇場版”(2002~2010)シリーズなどのユニークな作品や「はやぶさ/HAYABUSA」(2011)などのシリアスな作品まで,何でもこなす堤幸彦.

“真田十勇士”と言えば,江戸時代の講談をもとに明治から大正にかけて立川文庫が生み出したヒーロー軍団.その中でも特に有名なのが猿飛佐助と霧隠才蔵.少しだけ,NHKの人形劇「真田十勇士」(1975~1977)を観たような記憶が残っている.しかし,自分の猿飛佐助らの知識は,白戸三平原作のアニメ「サスケ」(1964~1965)によるところが大きい.真田幸村については,NHK大河ドラマ「真田丸」(2016)が記憶に新しい.

容姿の良さで世間でも一目置かれる武将であったが,後世に名を残したのは猿飛佐助のおかげであるというのが真田幸村の本作での設定.また,“真田十勇士”から穴山小介を外し,息子の真田大助をメンバーに入れていた.

佐助が勇士を探すシーンは,概ね,アニメーション.映画の冒頭からおよそ10分間はアニメが続いた.真田十勇士が結集される状況をコンパクトに纏める意図があったとは思うものの,劇場映画としては,いささか面白みに欠けるアニメで,いきなりがっかりさせられた.

実写にはいると,“トリック劇場版”のような堤監督独特の緩い脱力系のコメディ・タッチで話が進行する.しかし,全編にわたってコメディというわけでもなく,大阪夏の陣の前後はかなりシリアスなものとなっていた.
徳川の何万もの大群が大阪城に攻め立てるシーンや,大阪夏の陣で,幸村筆頭に真田軍が徳川陣営に真一文字に攻め込むシーンは,かなり迫力があった.もちろんCGを駆使して作られた戦闘シーンだとはわかっているが,上空から俯瞰するシーンを混ぜながら,描き出される戦闘シーンは壮大だった.

主役の中村勘九郎は,元気いっぱいの猿飛佐助を演じていた.悪くはなかったものの,ちょっと一本調子の感じがした.真田幸村を演じた加藤雅也にも,さして魅力を感じなかったが,大阪夏の陣での家康との壮絶な戦いのシーンは,とても頑張っていた.霧隠才蔵を演じた松坂桃李は,最近のTVではやさしい雰囲気の印象があるが,この作品ではニヒルさが決まっており,本作の中で一番魅力的に感じた.

この作品の見どころは,大阪夏の陣なのだが,壮絶な戦闘の後に用意されたシークエンスは,“ここで泣きなさい”的な上から目線の演出で,作品全体のバランスがとても悪くなってしまった.それまでの雰囲気を損なわないような粋な演出が欲しかった.

邦画としては製作費も掛ったであろう時代劇娯楽大作.冒頭のアニメや作品としてのバランスが悪く,劇場で観ればかなり不満が残ったと思うが,自宅で寝転んで観るには悪くない作品だったかなっ.

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3月の頭からテレワークを始め,このゴールデン・ウィークではや2ヶ月が経過した.当初,ゴールデン・ウィーク明けには解除と言っていた”STAY HOME”は,本日,5月末までの延長が発表された.オプションで5/14解除の話も出ていたが,期待しないほうが良さそうである.
5月になればと踏ん張ってきた企業の中にも,今後の1ヶ月で力尽きるところも出てくるに違いない.果たして,自分の勤務先は耐えられるのだろうか・・・

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